ということで小樽港から出発しました。北海道ツーリングの始まりです。
フェリーにあんなにいたバイク。小樽港を出て最初R5を一緒に走ってたライダー達はいつのまに散り散りになり、気付いたら1台もいなくなってしまいました。
皆どこへむかうんだろうか…
「おぉ〜いきなり爽快〜!」なんじゃこりゃーー
バビューンできる道にビビる私∑(๑ºдº๑)
8月とはいえやっぱり北海道だとちょっと寒いですね。新潟まで暑すぎてペラいメッシュジャケで来ましたけど、クシタニの3シーズンジャケにして正解でした。以後帰りの苫小牧までずっと着てました。
北海道のエリア分けはネット上にあるツーリング記事見れば一目瞭然ですけど、当ブログにおいてのエリア分けはこのページを参考にして書いてきます。
広いので最初は函館がある道南までは今回無理かなぁ〜と思っていたのですが、結局最終日前日には行けました。何とかなるもんですね。前線の大雨にやられたんですけど⋯(¯▿¯٥)
出発前はどう回ろうと悩みましたが、最初はやはり期待値が高い北へ!ってなりました。やっぱ日本最北端の宗谷岬はライダーなら最初は誰でも目指すよね〜。お楽しみは後に回してもいいけど、北海道の天気が少しでも安定してるうちにさっさとお目当てのところに向かいます。
2回目以降だと多分全然ルートも変わってひねくれたりしそうだけど笑、北海道初心者なのでまずは無難に時計回りでざっくりと巡ります⋯
とりあえずツーリング1日1記事ペースでさっさと更新していきます。多くなったらすみません。記憶が薄れないうちに〜
1日目 道央 ❶
そのまま海沿いで一気に北まで目指すのも悪くないと思ったけど、、どうやらそのうち嫌でもいい景色の海沿いを走りそうじゃない?ってなって内部を走ることにしました。
R337を走りr81、当別ふくろう湖があるr28へ。
って…ちょっと真っ直ぐな道が続きすぎ〜
ひたすら続くので笑うしかありません、つーか脇道それようがありません。
北海道来た初日というのに、あまりにもこんな道が続くので単調すぎるのか、初っ端からちょっと眠くなる始末。
そういやこの辺でキツネが横切りました。一瞬、おっ🦊可愛い!なんて思ったけど鹿同様、動物の横切りはほんとあぶないですよね。転倒もしくは下手したら大事故に繋がりかねない。
飛び出したら気をつけようがないとはいえ、やはり最善の注意を払って走らなければ。。。
北海道道28号当別浜益港線
主要地方道を走ります。見出しにするほどの道ではありませんが一応。
r28に入ったのはいいけど⋯
・・・寒い!
ここで止めて着ている7分袖の上にパーカーを羽織ることにしました。ネックウォーマーも装着。朝6時台とはいえ8月にネックウォーマーとは…..持ってきておいて良かった。
いや〜驚きです。車もまったく通らないし歩いてる人さえ見かけません。気分爽快で走ります。
当別ふくろう湖に着いたようです。
ここで驚いたのが、こんな所でも電波が通じないところです。ここだけじゃなく、市街地エリア以外・・・少しでも内部の自然エリアに入ると電波通じてないことがほとんどなのがびっくり。
道は単純だからいいけど何かあったら困りますねぇ。
🐻も怖いし⋯
それにしてもどんより空で天気が冴えません。ひと雨来るかな?
すいすいと流してたら雨が降ってきました。
走ってるからかなり降ってる気がするけど、まだカッパは出すほどではありません。歩いてたら傘入らないかなぁというレベル。
雨雲レーダーのアプリ開いて見たけど電波ないので分かりません笑。これには後から数度困ったことも。
R231 海沿いへ
r28からR451へ。内部は多少走ったので海沿いへ。
雨が強くなってきました。。大人しくカッパを出すことにしました(◞‸◟ㆀ)
ここで再度石狩市へ〜
と思ったら☔止んできました。それに海沿いに向かうにつれ路面が乾いてる!やったァー。
ここでカッパ脱ぎ脱ぎ。雨雲レーダー見たらもう必要ないっぽい。よかったよかった。
・・・・・・やった!!むこうに青空!
テンション上がるのはやっぱ晴れた青空ですよね。
海に向かう先はカーブ!海沿い走ってて気持ち良い瞬間ですね。
このまま暫くR231を流したけど長いトンネルが続くんですよね。トンネルばかりで「え、また〜?」って感じで途中ダレてきました。
雄冬岬
右手に公衆トイレを見かけたので止まりました。そしたらそこそこ立派な「白銀の滝」がありましたよ。
ここでカブ乗りのおじさんに話しかけられ写真も撮って頂きました。
カブで旅してる人をよく見かけますが、北海道でもけっこう見かけました。小型バイクでの北海道巡るのも楽しそうですな〜。トコトコのんびり…
海に向かってばびゅーん!
やばい〜気持ちいい(*º▿º*)
サイコー!!
道北 ❶
しばらく海沿いを流してから内部へ。海沿い気持ちいいけどせっかくなんで緑の中を走ります。
道の駅るもい
まずは留萌市の道の駅で休憩することにしました。
さっぱりとしたものが食べたくなってカップ入りの瑞々しいフルーツを買いました。美味しかったぁ。
ここで先程雄冬岬にいたのカブ乗りおじさんにまた会って少々おしゃべりしました。
どうやら北海道ツーリングに10日間程来てる知人がいるらしく、途中から連絡が全く取れなくなってるそうです。「事故ったとか何かあったかなぁ〜」なんて縁起でもないこと言ってましたが💧
同じ10日間ということでちょっとドキッとしましたよ⋯
気をつけなければ(∩´﹏`∩)
「道中ガソリンには気をつけてね。ガソリンスタンドない時ほんとないから」
はい…気をつけます…
r1007〜867〜126〜742
しばらく内部を走りますよ。沼田町のホクレンでガソリン入れてそこから北上します。
さきほどのカブおじさんに言われて、びびってさっそく給油したという笑
そういやホクレンフラッグ ⚑とか何も貰いませんでした💧ライダーなら記念に貰うべきなのかな。こういうのほんと疎くて。ダメだなぁ私。
ひたすら真っ直ぐ⋯
程なくしてホロピリ湖に着きました。
そういやr867走ってる時もだけど、チェックインアプリでチェックインしようとしたらここホロピリ湖でも電波通じなかった。
北海道初日にして真っ直ぐな道はもちろん電波の悪さにも驚かされる。
ミルフィーユのように何層にも重なって、ちょっと変わった地形で面白いですね。
2車線の快走路をひたすら走る!この道道の連続は凄く気持ちよかった。車もバイクも何もすれ違いないって快適〜。
そして小平ダムを横目で流し。ついついお隣の市同様”こだいら”って読んじゃうけど”おびら”と読むんですね。読めないのは北海道だけじゃないけど( ^_^ ٥)
真っ青な空に夏らしい雲。それに鮮やかなグリーン、雄大な自然。真っ直ぐに続く広い道⋯
そして
「今、わたしは北海道にいる⋯」
という現実。まさに非日常。
気分いいね
気持ちよかった道道を流したあとはR239、国道に入ります。このあとはわたし的今日一番のメインスポットに向かいますよ。
それは⋯
ここです。
三毛別羆事件復元現場
この復元現場には北海道ツーリング行く時は必ず寄ろうと決めてました。今回の北海道ツーリング目的10の指に入ってましたよ笑。
三毛別羆事件のことを初めて知った時はもう10年前、それよりもうちょっと前でしょうか。当時は本を読んだりネットで関連記事を読みまくりましたよ。
それに事件があった苫前町に復元現場があるというじゃありませんか。これは行くっきゃないぃぃぃぃ!とずっと思ってました。
ちなみに三毛別羆事件についてはこの2冊の本を読みました。
吉村昭の「羆嵐」と「慟哭の谷」。この2冊がですね〜〜めちゃくちゃ面白くて。
「慟哭の谷」は事実を忠実に記録したノンフィクションで、作家の吉村昭に「羆嵐」を構想させた記録であります。「羆嵐」は事件をフィクション仕立てにしたものですが、羆の鼻息がすぐ聞こえそうなくらい(聞いたことないけど💧)背筋が凍るようなリアルな描写で、ぐいぐいと世界に引き込まれてしまうんですね〜。
どちらも文章が読みやすいのがGoodです。羆の恐ろしさを知るには両方読むのがお勧めでしようか。
漫画でしたら羆いっぱい出てくる「ゴールデンカムイ」もいいかも(°▽°)
動物の獣害事件って怖いもの見たさでついついネットで見ちゃうんですよね〰️〰️。特にサメと熊系のはネットで散々読み漁りました(¯▿¯٥)。悪趣味なわたし。
話をツーリングに戻します。
青空だったのがまた曇り空。これから復元現場に向かうというのになんか怖いなぁ⋯復元現場に他に誰かいないかな💦
しかもこの現場まで向かう道、北海道道1049号苫前小平線⋯ベアーロードなんて何故かほっこり系な名前がつけられてます。
しかも道の途中には可愛らしいクマたん親子のベアーロード看板をいくつも見かけました。和むんですけどね〜。
途中にある三渓神社には⋯
熊害慰霊碑がありました。そこには本を読んで薄ら記憶にある名前が刻まれておりました。
2車線が急に1車線になりました。この奥が復元現場ですね。
実際は事件があった場所とは少し離れてるそうですが・・・
とりあえず頼むから🐻出ないでねw
いきなり砂利道になって辺りが暗くなるのが怖い。
100メートルくらい砂利道を走ることになりますが、オンロードのバイクでも余裕で行けますね。
おぉ、あったあった、あれだ〜。ひえー
入口にもオマケみたいな羆がいました。こちらは可愛くないけど可愛らしい感じ?リアルに作ればよかったのに。
案内板も手書きでアナログなのが逆に怖さが伝わってきていいですね。
近づいたら羆の頭辺りに虫がブンブン飛んでました。
恐ろしくデカい。。
案内板に2.7米(m)って書いてありましたもん。そりゃでかいわけです。
こんなのと遭遇したら一発で死ねます。 いや、すぐ死ねるならいいんですよね。恐ろしいのは羆からすればこちら(獲物)が意識を失ってなかろうが関係ないんですよね。容赦なく食いちぎられるのです。
生きながらにして食われるというのは、どれほどの絶望と恐怖と痛みでしょうか。想像しただけで恐ろしいですよね。
((((;゜Д゜)))こわい
とりあえずバイクをうんせうんせ押して羆と記念撮影しなきゃʕ•ᴥ•ʔ
バイクならここまで来て写真撮らないとねd( ̄  ̄)
🐻と記念撮影・・・念願叶ったり!
なぜか恐山温泉に入れた時と似たような達成感がありました笑
ちなみに小屋の中は襲われた当時の開拓民の暮らしっぷりもちゃんと再現されてました。
そういや復元現場には私の先にV-Strom250の方がいました↑。入口付近でライダー同士によくあるすれ違いざまお互い会釈。
私が羆とバイクの写真を撮っていたところ、そのV-Strom250の方がバイク押して戻ってきたのです。
どうやらほんとはバイクと撮りたかったけど、羆の近くまで行くか引き返すか迷ってたところっぽい。それが私みたいな普通のオンロードバイクで近くに行けたのを見て自分のバイクでも大丈夫だと思ったみたい。
彼いわく重くて引き起こしが出来ないそうです。そういえば小柄で華奢な方でしたが⋯
たしかに砂利で多少段差があるとはいえV-Stromは砂利道とか大丈夫なバイクじゃなかったでしたっけ?( ^_^ ٥)
「せっかくここまで来たのでバイクと一緒に撮った方がいいですよ(*º▿º*)」とかなんとか話して、バイクが倒れたら協力して一緒に起こすということになりました笑。もちろんバイク乗り同士はピンチの時は協力しなきゃですね。
V-Stromの方も羆とバイクの写真をたくさん撮れて満足したらしくお礼を言って去っていきました。まぁ後日また再会するんですけどね。その話はまた。
復元現場に寄るためだけの片道19kmのr1049ピストンだけど、行きも帰りもあっという間の19分!何km寄り道しようが時間のロスとかあまり感じません笑。北海道凄いなぁ…
ちなみに三毛別羆事件に興味あったら復元現場だけでなく苫前町郷土資料館も重要です。
寄ろうと思ってたのに忘れてました。忘れた時点で自分の詰めの甘さが分かります。チェックしてたのにしくじりました。
苫前町役場のとままえだベアーと記念撮影。
「道の駅ほっと♡はぼろ」でカツカレー🍛食べました。まぁまぁかな。
そのあとは内部を
こんな感じで同じような道をひたすら走ります。景色似てるので纏めてコラージュ笑
多少バビューンできるのはいいけど、こんな道ばかりだとタイヤの真ん中が減っちゃいますね💧
防雪柵があると雪国に来た!って感じがします。
ちなみに防雪柵の種類は吹きだめ柵、吹き止め柵、吹き払い柵、吹き上げ防止柵があって、設置場所や機能が異なるみたいよ。ちなみに写真のは吹き払い柵だって。
こうやってツーリングブログを書く度に調べるのでミニ知識が増えていくのです(°▽°)
少しでも内部の奥を走って北上しようとしたけどr747は通行止めでした。。。残念
留萌中部広域農道
って名前はあとから知ったのですが大部分この広域農道を走って北上していきます。
R232に戻ってすぐ農道へ入ります。ちょっとした坂をぐんぐん上がったら・・・
またもひたすら真っ直ぐな道 。これの繰り返し。
おおおおおお爽快!!!!\(^o^)/
R232から農道へ、またR232に戻ってr448から農道へ。ルート的にはそんな繰り返しでした。
普段だったら国道は退屈だ〜逸れて県道、農道、林道に!って思うけど・・・
北海道は国道だろうが道道だろうが、なんだか広域農道や大規模林道みたいな快走路なんで何処走ってもいいや〜なんて思ってきちゃう(A´∀`)
((( ;゚Д゚)))やっぱどこでも見かけますね
舗装林道らしき道に入ったり・・・とはいえ走ってきた農道と道の感じは変わらないというのがまた…
しかし誰もいないこんな道ばかり走ってるとクマ注意看板あるだけに羆と遭遇しそうで心配になります( ¯▿¯ )
またも
もうね、走りやすくてやばいですよ。道がこれですもん。
余程変な道に逸れたりしなければ2車線、もしくは1.5車線の道がひたすら続くのでペースもいい感じでスイスイと走れちゃいます。
しかし時折くねくね道が恋しくなります笑
バイクを停めて一息。
それにしても景色いいところばかりなので、テキトーに停めて写してもそれなりに絵になるからすごい。
(〃´o`)フゥ…
そしてびゅーーーーん!!
農道の後はしばらくr256を流します。
防雪柵とともに・・・
今日は初日とはいえたくさん走ることができました。
「まだまだこれから!色んな景色を味わいながらたくさん走れるぞ〜」というロンツーの初日ならではの嬉しさがありますね。
牛の絵の看板・・・・
本物発見・・・・・・・まるで牛乳のパッケージにありそうな風景です🐮🥛
きょうは天塩町まで。明日は更に北に進みます。
ROUTE(Relive)
走行距離は約477kmでした。全ルートマップは最終日に。