先日山形を走ってきた🏍。
天気予報は雨だったりで微妙なところだったけど、カッパをフル装備のも一度だけ。大して降られず全体的には天気に恵まれラッキーでした。
今回の山形のツーリングで走ったエリアは庄内エリア以外の3エリア。
わたし的には山形の東エリア含む真ん中周辺ってどうも市街地が集中しているイメージ。今までは「どこ走るんじゃい」って感じだったけど、地味ながらもバイクで走れる良い道もちゃんとあるんだよね。(。-人-。)ゴメン
それと去年の新潟ツーで実感したけど、一つのエリア(都道府県)を絞って回るのはやはり楽しい。うむうむ。
ちなに今回の旅のお供はDトラです。
山形 初日
今日の最終目的地はあの肘折温泉!
肘折温泉ならば、着々と舗装路化が進んでるR458の十部一峠を経由したいところだけど、残念ながら通行止め。全部舗装路化してしまう前に走りたかったけど、こればっかりはしょうがない。
そして久しぶりに鳩峰峠経由で山形入りしたかったけどR399も通行止め。ま、そんなものだよね〜
ってことでいきなり福島県からスタート。福島西部広域農道を通ってR13へ。
左の米沢方面へ。R13なんていつ以来だろうか。
上に見えるのは東北中央道。下から見上げた上信越のような細さ。こういうの見ると、大きな地震なんかきてしまったら折れないだろうか、大丈夫だろうか?走ってたら怖いな⋯なんてことを考えてしまう。
建物のような変わった東栗子トンネルの入口。国道はこの長ったらしいトンネル抜けたら一旦終わり。
国道の途中にある板谷大橋で山形県入りした。ちなみに県境には山形県お馴染みのさくらんぼ🍒看板ではなく、シンプルな白と青文字のカントリーサインでちょっと寂しい山形県入りになった。
県オリジナルの看板だと”その”土地に入った感があって地味に嬉しいもの。ないとちょっぴりだけど残念な気分になる。
単調なR13を走らずここは逸れてr154へ。そしてすぐr232に入った。
余談だけどr154はGoogleマップだけ見ると単なるピストンなんだけど、地理院地図を見れば五色温泉という温泉があったのが分かる。ちょいとググってみたら「五色温泉 宗川旅館」という温泉宿があったらしく、残念ながら2020年11月30日をもって閉業したらしい。
Googleマップは分かりやすいけど、ピストンの道とか地理院地図で見てみると実は道があったり、どこかに繋がってたりするから面白い。
つっこんで調べたい時は地理院地図が便利だったりするのだ。
奥羽本線 峠駅
看板にある「峠駅」という駅に寄りました。
前情報がないし峠駅というシンプルな駅名も良い感じなのでちょっとワクワク。
姥湯温泉も気になる温泉のひとつなのじゃよ( ˙▿˙ )σ
細い道をひたすら進んでいくと⋯
峠駅に着きました。
どうやら鉄道マニアの間では超有名な秘境駅として知られてるらしい。
これだけだと巨大な廃工場みたい!
たしかに駅舎としても珍しい見た事のない外観だし、全然駅っぽくないところがマニア心がそそられるのも分かる気がする。
中を覗いてみると・・・・・・・
おお(゜o゜)これまた広い。ほんと工場か何かみたい。
ちょっと調べてみたら、この辺りは豪雪地帯だからこの駅の造り自体がスノーシェルターになってるらしい。なるほど。
どうやら山形県と福島県の県境の板谷峠の中にあり、普通列車が停車する度に名物「峠の力餅」の立ち売りを行っている全国的にも珍しい駅みたい。φ(゜゜)ノ
このわずか30秒の停車時間の間に「峠の力餅」を購入しなきゃいけないみたいだけどとても絶品らしい!気になる!
ちなみに鉄道が通る峠には3つの力餅があるみたい。ひとつはこの板谷峠、後のふたつは関東でお馴染みの碓氷峠、そして笹子峠だって。
この峠駅⋯予備知識も全く無かったので逆に楽しめた気がするぞ。
山形県道232号板谷米沢停車場線 板谷峠
あとは県道に戻って西の米沢方面に進むだけ。
福島で高速降りてから冴えない曇り空だったのに青空が見えてきた。
やったね。やっぱツーリングには青空だぜい。それだけでテンション上がる〜!
風量発電が良い感じ。
色が白いからかな、風力発電は曇りだとボケるんだよね。やっぱりコントラストが映えるような青空にとても合う。
……って、しばらく走ってたらなんと砂利道になりました。
え、まじ?この県道にまさかダート区間があるとは
穏やかなダートが続くかと思いきや、所々はそこそこな荒れっぷり。しかもけっこうな下り坂ってことがポイント。
でも大丈夫。なんせ今回はDトラだし。
おや、舗装路に戻った!
と思いきやまた
写真じゃ穏やかフラットダートに見えるけどけっこう違うのだ。それなりに荒れてるのだ。
ninjaでは引き返してたかもしれないなぁ
今まで全くノーマークな県道だった。。
下りダート、時折急勾配、舗装された区間も小石オンパレード。
オンロードのバイクだと結構気を使う道かもなぁ。反対側の米沢方面からだったら上り坂なんで勢いで行けるけど、重たいオンのバイクで下り坂を降りていくのはきついと思われる。
ダート区間は終わり!
なんだかんだと楽しめた。Dトラにした選択は間違ってなかった。笑
r376水窪ダム〜ぶどうまつたけライン
この流れは逆から来るイメージだけどこちら(南方面)からは初めて。逆方面からってだけで同じ道でも新鮮に思えるので良しとする👍🏻
2年ぶりの水窪ダム。周囲は相変わらず穏やかな時間だけが流れてる。
水窪ダム周辺の道はスイスイと走れる快走路!なのだ〜
んで久しぶりのぶどうまつたけラインに続く。
びゅーんと心地よく、安心安定の広域農道。
しかしぶどうまつたけラインってこんなに直線道路が続いたっけ。人の記憶なんて曖昧なもんだけどそれにしてもひたすら真っ直ぐなんだけど。
と思いきや、R399に近づくにつれちょっとクネクネ道になっていきなり楽しくなった!
バイクだからね、ちょっとはこういう区間ないとね。
気づけばずっと走りっぱだった。🧻と水分補給兼ねて「道の駅 たかはた」による事にしたよ。
鬼のゆるキャラ。敷地内の所々に赤鬼と青鬼がいたよ。高畠町という土地が鬼に関係してるんだろうか。
再びぶどうまつたけラインへ。
R113を越えてのぶどうまつたけラインの区間は走ったことなかった。のんびりと水田風景が続いた道だった。
(⟵使い回し)
南陽市に入った。
ハイジアフルーツラインって道を走ってからr5へ。特に特徴のない農道だったような。
青空見えつつ黒い雲が所々に・・・・・・・
天気予報ではビミョーだったのにいまのところ雨にやられず走れてる。
雨雲レーダーでは山形はこんな感じだったけど、この頃東京はエライ事になってて都心部エリアは真っ赤な雨雲がかかってた。旦那によれば地元東京は土砂降りの雨だったらしい。
白鷹トンネル……白鷹……あ、白鷹町。東北ツーの初日に泊まった黒鴨温泉を思い出した。そ、即身仏〜!
奥に見えるのは朝日連峰。山形来た感があるぞ〰️
ばびゅーんと農道か町道かよくわからない道を抜けて
やまがたの棚田
秋らしい風景いえば黄金色に染まった棚田。ちょっと寄って見てきたよ。今までろくにチェックしなかったけど山形ってけっこう棚田があるんだね。
しかも棚田百選の棚田を全部回ることができたのだ〜!と言っても帰って全部回ったんだと気づく。汗
- 大蕨の棚田(山形県山辺町)
- 四ヶ村の棚田(山形県大蔵村)
- 椹平の棚田 (山形県朝日町)
今日回ったのは上の2つ。まずは大蕨の棚田から。
佐渡の旅でも寄ったけど棚田のある風景ってやっぱりいい。不思議と落ち着くんだよね。私の中の日本人のDNAが共鳴してるのかな?笑
中山の棚田 ①
ここは棚田百選の棚田ではないけど。汗
棚田の記念碑にて。
段々とキッチリ区画に分けられてるだだっ広い棚田でした。あんまり棚田感はないけどこれはこれでありかも。緑の時に訪れてたら違う印象だったのかもしれない。
大蕨の棚田 ②
棚田百選1番目だ〜
おお(*゚o゚*)良い感じ。
しかも訪れた人用に棚田の周りをぐるっと一周お散歩できる細道もあってバイクでも走れた。
稲刈りが始まってるのか、積み上げられた稲が棒らしき”何か”にかけられてた。
調べたらこれって「稲杭い立て」という、刈り取った稲束を杭に掛けて自然乾燥するものなんだね。この時期ならではだろうから見れたのは貴重なのかな。
普段お目にかかることのない風情ある棚田の風景が見れたと思う。うんうん、よかった。
小さな鳥海山
鳥海山といえばあの鳥海山!あの鳥海ブルーラインからの素晴らしい景色を思い出すけど⋯なんと小さいバージョンがあるらしい。笑
細い道をぐんぐん走ってって〜
途中に湯殿山に鳥海山と掘られた石に鳥居があった。神社名はGoogleマップにも記してなく分からなかった。
綺麗に整備された駐車場があって見える景色もなかなか。この鳥海山からあちらの鳥海山は見えると面白いんだろうけど、エリア的にかなり離れてるので見えず。
ちなみに本家本元の鳥海山は2,236m。このミニ鳥海山は531mだってさ。なんかかわいくない? 笑
村山西部広域農道
という広域農道の一部を走ります。
R458に並走してある農道で景色はどうってことなかったけどなかなか気持ちよく流せた。まぁ農道だしね。
このままR458で北上出来ればよかったけどな〜、けどそれはもう言うまい。泣
先程まで青空が見えてたのになんだな空がかなり怪しげになってきた。
雨に降られなきゃよいけど。。。
R347から県道、そこからR458へ。
青看板にやっと肘折温泉の文字が出てきた。あと15kmだからあっという間。
あ、でかいこけしだ〜
大蔵村
大蔵村とは・・・・・・・
大蔵村は山形県のほぼ中央に位置し、南方には霊峰月山、葉山、それに連なる山々に囲まれており、山林面積が全体の約85%を占めています。
大蔵村〜日本で最も美しい村連合
開湯1200年の歴史を誇る「肘折温泉郷」、日本の棚田百選に選ばれている「四ヶ村の棚田」など、歴史に裏打ちされた伝統や文化、景観や環境を大切にしながら美しい村として日々の暮らしが営われています。
四ヶ村の棚田 やまがたの棚田 ③
こちらが今日最後の棚田。棚田百選2番目。
ちなみに四ヶ村とは「豊牧」「滝の沢」「沼の台」「平林」の四集落を総称する呼び名で、その歴史は古く1204年鎌倉時代が起源とされているらしい。
眼前に広がる雄大な棚田·····
山形の観光公式サイトによれば「約120ヘクタールにも及ぶ広大な棚田があり、スケールは東北随一とも」。水田の頃の風景がまた良さそう。その時期も見てみたかったな。
これであと残す棚田百選の棚田は椹平の棚田のみ。それはまた明日のツーリングにて。
あとはもう肘折温泉に向かって
満開のそばの花と遠くにひっそり見える月山。
そういや今回の山形ツーでは”そばの花”が見事に咲くそば畑をたくさん拝むことが出来たのだ。
しかも偶然2日目と3日目のお昼にお蕎麦を食べたのもあって、そば畑の風景は今回のツーリングの彩りのひとつになったという。お蕎麦についてはまた後で。笑
またでかいこけしが立ってた。肘折温泉の客を迎えてるのかな。こけしといえば鳴子温泉のイメージだけど、肘折温泉もこけしが関係してるのかな?
肘折温泉
んで今日の最終目的地、肘折温泉。ようやく来た。
肘折希望大橋展望台から。ここからはあまり見えない。
ツギハギみたいでカクカクしてるループ橋の肘折希望大橋で降りて温泉街に向かいます。
温泉街が見えてきた。
はやく温泉に入りたーい♨︎
ここまで来ればもはやそれだけ。笑
狭い路地に温泉宿が建ち並ぶ肘折温泉。なかなか風情のある温泉街だった。かなり有名な温泉のはずなのに、いかにも観光客カモーンじゃないのが良い感じ。(パッと見印象)
ここまでは良かったけどね。宿に着いた途端雨が降ってきて、しかもかなりの大雨でまいった。しかも窓を覗けばザーザー降り。そのせいで温泉街巡りも出来ず共同浴場にも入れず💧それだけが心残り。
大友屋旅館のお風呂は良い感じでした。
極楽じゃ〰️〰️!!
Route Map (Relive)
明日はさらに北上してから南下、最終的には置賜まで走ります。