我『府(腐)道』でコケる

北陸中心にちょっとした長距離ツーリングに行って参りました。

今回は酷道など変な道は走らず、ツーリングの王道ルートでいく予定。
初日は京都の丹後半島を巡ります。
そしてあの天橋立のある宮津市で宿に予約しました。

ということで朝の4:43出発。
舞鶴東インターで降りて、そこから丹後半島を目指します。

もっと先で降りればいいのですが・・・そこは高速料金少しでもケチりますよ( ー̀∀ー́ )

インターについたのは11:50くらい。途中休憩いれても東京から京都までは、やはり遠く最低6時間はかかっちゃいますね。

舞鶴市や宮津市も通りぬけ、丹後半島の西の久美浜湾まで行きました。

久美浜湾を時計回りにぐるっと周りました。

R178

R178の海沿いを走り経ヶ岬経由でとりあえず伊根の舟屋まで走ることにしました。

夕日ヶ浦

丹後半島の見どころに立ち寄り海をみながら、走り気分は最高!
普段は太平洋の海ばかり見てるから、日本海が新鮮!曇で波がちょっと荒れててまさに日本海だ~

立岩

ここは、見てみたかったんだ(´▽`)ここは面白い大きな岩があります。

あそこに見えるやつ。近くまでてくてくと近くまで歩きました。

山陰海岸ジオパークのひとつ立岩。立岩は間人ガニで有名な京丹後市間人(たいざ)の後ヶ浜に威風堂々とそびえ立つ全国屈指の大きさを誇る柱状節理の玄武岩。柱状玄武岩のそそり立っているところから立岩と言われてるそうですよ。
にしてもすごいね~あのでかさ。自然の造形美の奇岩!見るのはホント楽しい。もっとじっくり見たかった~


R178に戻り‥丹後松島を眺めながら気分よく走って、ついに経ヶ岬まできたところなんと一部区間工事中らしく迂回することに。。まぁしょうがないかと丹後半島の内部に入ることになりました。とりあえず明るいうちに天橋立に間に合えば・・・最初はこんな軽い気持ちでした。

京都府道652号

まず府道652号に入り、そして653号で碇峠まできました。
周りは碇高原牧場という開けた場所についたのはいいですが・・・

碇高原牧場

動物どころか人も見かけない・・・。

京都府道653号碇網野線

またしてもここが運命の分かれ道になるわけです。

ここからですが「こうすればいいのに」、というつっこみどころがけっこうあると思うのですが、当の本人、その時は精一杯だったということでスルーしてください。。

グーグルマップのviewの画面で申し訳ないですが、このように分かれていて、私は矢印(ピンク)の通り画面上で右から来ました。そしてピンクの矢印通り真ん中の道、そのまま府道653号に入ってしまったのです。

ここが運命の分かれ道。

通常の感覚ですと緑の矢印通り、左もしくは右に向かうはずが、時間に焦ってたのかろくに地図の確認をせずナビに任せてしまったのです。

写真の場所はここです。


あれ?

あれれ?

・・・下っていくうちになんかやばい?と気づいた頃はもう遅し。この道やばくない?舗装されてないんですが。それに坂だし恐ろしく狭い!

切り返しができない!!

なお

ひえーー引き返せない〜💦

このまま下るしかないと腹をくくりました。

木も倒れてるのを退けたりとなんとか、時速10kmくらいで恐る恐る下っていたその時・・・

あっ!

・・・とでかい石にタイヤが乗りあがったのか、右にガチャン!

・・・

コケました/(^o^)\

やってしまったーー!
起こさないと…!

でかいキャンプ用のシートバッグを取り敢えず外し・・・

なんとかバイクを起こしたのに、サイドスタンド出し忘れ今度は左にガチャン

なんとも初歩的なミス。

しーーーーーーーん…

倒したバイクの左隣は、草ボーボーとはいえ、うすら崖。
こりゃ終わった…
もうロードサービスに頼ってしまえ、と電話したら電波通じず圏外。

〣( ºΔº )〣うっそ〜

ところでこの時倒れたバイクの写メを取って置かなかったのが悔やまれる

それほど動揺してたということなんですよね。。

そうなんです、後に調べたところこの京都府道653はその筋では有名な腐道みたいなんです。

YouTube「RoadsofDeclining」様より

何故通るのか?って話ですがw

なお

終わった/(^o^)\

その後どうしたか?

貴重品を持ってまずは下りました。
遭難したらまずは下、と単純に思ってしまったのです。

そして654(丹後町小脇)にぶつかるところまでやっとのこと降りてきて、もう明らかに車も通らなさそうな道に絶望感。まだ電波も通じず。。

そういや上には高原牧場あった、とまたしても653をまた引き返し(距離3.6km)先程の三車線に分かれるところまで歩いていきました。

つ、疲れた・・_:(´ω`」 ∠):_これが山道を歩いて往復した辛さ。
Googleマップのタイムラインに残る苦労した軌跡。

なんとか登ったものの・・・ すぐ近くのコテージ村も人の気配なし。スマホ見たら、なんとか電波ちょっとだけ回復してた。ここでロードサービスに電話したらなんとも微妙な反応。

「え?レッカー車入れなさそうな道ですか?」

軽トラならなんとか入れそうな道です・・・

「バイク倒した時その後に通った誰かに助けてもらったというケースも沢山あるので」

下手すりゃ人や車が通るのも、一週間に一度あればいいような道なんですが・・・

「そちらに行けても最低でも3時間はかかるかと」
「もう夜で遅くなりそうですし、~様の安全を考えて今日ではなく明日の朝にするとか」

え?私はここで野宿ですか?

「近くにステーキハウスがあるので寧ろお店の人に助けていただいた方がわたくし共が動くより時間もかからないかと」

ちょっとお金払ってるのにそれはないのでわーーー
タクシーなんて呼べるような場所じゃないですよ?

女の人だったけどなんか冷たい(><)

「とりあえずステーキハウスに向かってみます…」
と電話を切りました。

まさに、ぽつねん(死語)って感じです。

喉が渇いた・・・しまった
飲み物シートバッグに入れっぱだ・・・
また山道下るのも・・・しんどい

仙人様あらわる

トボトボ歩いてたところ、ランニングしてる男の人が通りました。

「すみませんが自販機ってこの辺りにありますか?」
無いだろうなぁと思いつつ聞く私。
「その先のステーキハウスにありますよ」
その人は走っていってしまいました。

あー、よかった・・・喉乾いた

そして暫くしたらステーキハウスにつく前に、なんと先ほどのランニングしてる人が戻ってきて・・・事情を話したら、なんと戻って車で来てくれることに!

どうやらこんな辺鄙なところで女1人が小さいバッグ一つでうろうろしてるのを何かあったと思ってくださったようです。

マジでーー!泣

世の中には仙人様並に親切な方がいるものです涙

待っている間。あたりはもう暗くなり・・・動物がいるのか、ガサガサと音がします。
ステーキハウスはまだシーズンじゃないので、まぁ当然とはいえ営業していませんでした。しょうがなく店の横にあった自販機で飲み物を買って、独りでぼーっとしてました。

喉を潤すための炭酸水と身体を温める缶コーヒー。。

寒くなってきた・・・遅い・・もう小一時間
変なことに巻き込まれたら面倒だ、と思ったのかなぁ
もう真っ暗・・・
野宿かな・・・寒いしどうしようか・・・

と思ってた矢先、先程の人が車で戻ってきてくれました。

大きな車ではないので大丈夫だろうと、なんと653に入っていってくださったのです。車の両サイドは葉っぱや枝の擦れる物凄い音でよくこの道をバイクで降りたなぁと。っていうか車が心配。。

トラブル

バイクのところまで来たらとりあえず起こしてもらって…そこからどうしよう?

申し訳ないけど一緒に降りてもらおうかとか色々考えてた矢先
途中がくりと車が傾き、なんと左の後輪が溝はまってしまいました!

一度降りて私が後ろで押すことに。
進んだと思いきや今度は前輪がはまり車も動けない状態

しーーーーーーーーーーーーーーーーーん。。。

(ᇂ_ᇂ|||)
もうなんて言っていいかわかりません。

2人だけでどうしようもできないので、地図を見てから下り役場のある電波の届くところまで行くことにしました。

この時関わらなきゃよかった、と相手の方は思ったに違いないと思います。。

やっと倒したバイクのところまで来て、起こすのを手伝ってもらいました。キーをまわしエンジンをかけてみた。なんとか動きそう。

よかった。でも喜んでいられません。
他人を巻き込んでしまったのですから。

それから・・・あまりにもやばい道で真っ暗なのでバイクを押して行くことにしました。

そしてその人に持ってきてた首から下げる小さなライトを渡しました。
2日前の夜、準備してる時にいらないかな~でもなにかに役立つかな・・・と何となくシートバッグに詰め込んだライトが、まさかこんな所で発揮するとは・・・虫の知らせというやつでしょうか。
バイクのヘッドライトで照らした方が断然明るいだろうけど、房総半島でバッテリー上がってしまった件もあるし、下るのも時間もかかりそうだしやめときました。

轍はボコボコ、タイヤは引っかかる。
砂利もあれば泥濘もある。
太い枝もたくさん落ちてて、石も無数に転がってる・・・

距離にして下りの真っ暗の山道を約2km。

これはもうほんとに恐怖。

オフロード車だったらなぁ、なんて呑気に思ってしまった。

その人は親切にヘルメットを持ってくださったまま、バイクの前をライトで照らしてくれて、どちらの轍を通っていいかも教えてくれて時折枝や石を避けてくれて。

府道653を脱出

そしてやっとのこと丹後小脇の府道654の所へ着いて、丹後松島の方面、北へ向かいました。
そこから2車線の道に出るまで、私は速度10km前後でバイクを走らせ、その彼は私のヘルメットを持ちながら一緒に走ってくれました。普段鍛えてるのか、疲れを見せず息を切らさず、にです。

今思えば、暗闇をノーヘルで走る・・・
なんて経験、これが最初で最後だったんだろうなぁ・・・。

Googleのストリートビューから。道の先が府道653で、654に降りてきたところ。ちなみに653のこのコケた区間はビューでは見ることはできません。残念。
wiki曰くコケた道の区間、動画の通り丹後町三山 – 丹後町小脇 は現在不通区間です。

やっと電波の届く役場がある大通りにつき、ロードサービスに不要の連絡を入れ( (゚⊿゚)ケッ )そしてゲストハウスに連絡を入れました。
オーナーさんは「何時でもいいから気をつけてきてね」と・・・

助けてくださった方は、丹後松島の方まで2キロくらいなら家に近い、JAFに電話したところあと2時間くらいかかるみたいだから走って帰ると。

ホッカイロも渡して、持ってきたライトも勿論あげて。
そこでお別れしました。

夜中の一時過ぎ。
助けてくださった方から連絡がきて、家に無事ついたし車が無傷で戻ってきた、と。
物凄い安堵感とともにすぐ爆睡してしまいました。
なんとも人の優しさに助けられた日でした・・・

無事終わって

いや、それにしても「京都府道653号碇網野線」。

超、腐道なトンデモ道でした。

今回のツーリングでは酷道は走らぬ!安全パイ!と決めてたのに、結局は酷道みたいな道を走ってしまったって、ねぇ‌…

朝の3時半に起きて東京から京都の丹後半島まで来て。
そしてバイクを倒し遭難しかけて・・・2kmの真っ暗な山道をバイクを押しながら下って。
私のバイク人生、アクシデントといえば事故もですが今回のことも忘れられない出来事になりました。

ちなみに助けてくださった方には後日御礼をしました。

※この懐かしの腐道コケたネタが何故かページビューが伸びてるので加筆修正しておきました笑。18/08

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