立冬 西へ・・・【 T115 touring 】③

あっという間に3日目であっという間の折り返し。

昨日寝る前に既に今宵の宿を予約しておいたのです。場所は三重から自宅の(地図的に)やや中間地点になる掛川市のビジホ。距離的にちょうどいいかなと。

暗くなるまで思う存分走ろうと思います୧(・⌔・)୨

遠くに見えるコンビナートの煙突から出る煙・・・昨日の光り輝く工場夜景がうそのよう。三重県とももうお別れです・・・う、あっけないなぁ💧

帰りは愛知の南部ではなく出来れば山側の北部を通って静岡に戻ろうと思います。

やはり山道が恋しくなる性分でして(°▽°)

昨日みたいに市街地をR23で通り抜けるのはなるべく避けたいけど、ルート的に湾岸は通らざる得ない感じ。しょうがないっつーことで分岐のところまでバイパスを40km程走っていきます。

土曜とはいえこの混みよう💧トラック多いなぁ〜さっさとバイパスを抜けよう…

左折レーンに移り愛知r57に入ります。やっとバイパスを離れられます。

サラバ名四国道。(^^)/~~~

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愛知へ・・・❷

今回愛知ではこの地図の塗りつぶしたエリアを抜けて静岡に戻ります。

特に岐阜と長野に隣接した北東部の奥三河エリア。ここは去年豊根村や東栄町をちょい走りましたけど、険道や面白そうな道が多そうで、関東の人間としては結構未知なので非常にそそられるエリアです。

機会あったら岐阜や長野と絡めてじっくり探索したいところですね(。-∀-)

愛知で一番大きな市“豊田市”に入ります。土曜だからかやたらバイクを見かけますね。

天気いいしツーリング日和ですもんね..。.:.ふふふ。

あ、後ろにバイクの人達…

平日山道はもちろん信号待ちでバイク集団につかれることなんて滅多にないから逆に新鮮だったり(^^;)この後すぐ抜かれちゃうけど笑

矢作川沿い

暫く矢作川沿いを走ります。

ここr11もよくライダーとすれ違いました。この辺のツーリング定番ルートなんでしょうか。

そして、川といえばメイン通りと逆の対岸の道!

同じ県道とはいえ・・・走りやすい道は主要地方道に取られていますので、対岸側は必然的に一般都道府県道になっております。
これ法則ですφ(゜゜)ノ 笑

これだよ、これこれ
やはりこちらの道だよね〜〜

・・・・・・・・・って、がーん!通行止め!(@ ̄□ ̄@;)早っ

またも…
何故対岸はいつも通行止めパターンが多いのでしょうか。

看板の迂回路地図をパッと見すると、ここからだとだいぶ迂回しそうなので大人しく来た道を戻ります…ションボリ

こちらの道は平和で退屈だなぁ…あそこに見えるのは地図で見ると阿摺ダムですね。

こちらは通行止めの反対側

愛知県道490号笹戸小田木線

対岸のr355を通れなかったのは残念ですが、気を取り直して次の面白そうな道へ進みましょう。

r490起点

今回通るr490。前日宿にて「明日はこの辺走ろう、険道とかあるのかな」って軽い気持ちで検索して引っかかった道です笑。なので前情報もしっかり確認とかはしてなく、どの程度の険道なのか大して分かっておりません…汗

どこかヤバい区間とか前もって知らない方が面白いこともありますので…笑

ではさっそく走ってみますよーー。

スタートからしていきなり坂な上に道も狭い笑。しかも標識の柱に『倒木注意』とひっそりと…

倒木注意標識のすぐ後に愛知“険道名物電光掲示板”が立っておりました笑。倒木に落石は険道のお約束ですよね。しかし倒木は京都腐道522でかなり神経使って走った記憶があるのでちょっと勘弁願いたいところです。

そしてさっさくボロい対向車に注意看板が立ってました。

車とバイクは何とかギリすれ違い出来そうですけどそれでも厳しいかも。車同士だと離合は困難なのでは…?バイク同士ならともかく軽自動車でも鉢合わせたくないですよね。

つーか来るのかなぁ…頼むからこないでねw

ズンズントコトコ上がっていきます。

しかし険道というよりか、なかなか良い雰囲気の道ですよ。こういう感じの道好きですね。

センターに苔が生えてようが険道レベルとしてはまだまだ。この辺はなまっちょろいレベルだと思われます。r490はどこかどう険道なのか気になるところ…これからでしょうか。

坂の細道がずーっと続きます。

倒木というよりか枝が凄いですね💧センターに苔どころか小枝が超散乱してます。

倒木に比べりゃかわいいものです。まだ枯葉が道を覆ってないだけマシかもしれない。

あれ?!なんと!

なんと開けた広い道に出ました。しかも道も綺麗〜に舗装されてますよ。先程の道とはえらい違いです。

真っ黄色で綺麗でした

地図をよく見ればr490は暫しr19との重複区間があるんですね。

道路の標識もなんも無いので間違えたかと思いましたよ💧迷いそうなので重複区間を抜けてr490単独区間に入るまではナビに任せて走りました。

2車線の道路をてってこ走り…向こうに見える青看にr490の分岐が見えてきました。

途中立派な大木のそばを通ったら『押井の磨崖仏』なんてものを発見。けっこうな坂の途中にありましたが、ちょい引き返して停車して見物。

小型バイクだとこんな坂でもらくらく引き返して止めれる。
軽いとこんなメリットもあるんですねぇ(@ ̄ρ ̄@)

看板によると愛知で磨崖仏を見れるのはここ押井と足助という所と2箇所だそうですよ。どうやら貴重なところっぽい。磨崖仏というかケヤキがとても立派なので磨崖仏自体見過ごしそうです。

もうちょっと続きますr490。

この時くらいまで「r490、うーん、思ったより大した険道ではないのかな」なんて少々ガッカリしてたのですよ。

しかし・・・

いきなり道が狭くなってます

どうやらr490の険道としての本領発揮はここからだったみたいです。

今までのはなんだったんでしょう?
単なる序章に過ぎなかったのでしょうか( ¯▿¯ )

またもズンズン上がっていきます。

しかし相変わらずninjaのようにスムーズに進みません・・・ぶぃぃぃ〜ぃんとゆっくり進みます。やはりそれなりの坂道になるとパワー不足を感じます…笑

うわ・・・なんだこのヘアピン。

恐ろしく急勾配なんですけど…思わず振り返って写してしまった😱😱😱

さらに坂を上がっていきます。

またも急勾配ヘアピン。え〜〜‪マジですかい…

容赦なく続く坂道に急勾配ヘアピンカーブ。

これ大型バイクだったらなるべく途中で止めたくないよね💧坂道発進つらそう笑!さっさと峠にたどり着くために先を急いじゃうはず笑

狭い上にこのイン側の勾配・・・
T115も2速じゃ上がってくれません( ̄▽ ̄)1速に落とさないと進まない笑

剥き出しの切り通しを抜けてやっと弘法杉のところに来ました。はひぃ〜・・・

クマ注意看板が・・・出るの?!

この辺は東海自然歩道なんですね。看板があちらこちらに。峠ですよね?ここは何峠なんでしょうか。

いや〜短い区間とはいえ凄い坂の連続でした。

愛知r490が険道たる所以は、ありがちな道路状態が悪いとかではなく恐ろしく急勾配だからなんですね。寧ろ路面状況はそこまで悪くなかったと思う。

先程のぐっと狭くなったところから峠の弘法杉まで1.2km。標高は国土地理院地図だと約470mで、ここ弘法杉のあるところは637m。・・・ということは平均勾配は約13%!結構な坂道だったのが分かります。

ヘアピン箇所は通れるところで勾配20%は余裕で超える所もあったんじゃないかな。それにイン側はもっとあったのではないでしょうか。

リッタークラスの大型バイクだとあの急勾配ヘアピンは少々腕に自信があるくらいじゃないとキツイかも知れませんね…汗

今度は同じような坂を下っていきます。

下りも同じく狭い道だけど先程の上りよりかちょっとマシになった気がします。ヘアピンも数回。慎重に下っていきます。

r484に接続する分岐のところに来ました。

この標識を見るとそのまま左に進んでくださいって感じですね。

地図的には看板通り左に進めばそのままr490が続いてr484との重複区間になるっぽく、北上して奥矢作湖に出る感じです。真っ直ぐだと集落で行き止まり。

では右の破線はなんだろう…? 右に進んでもr484のハズですが気になります笑。

もちろん右に参りますよ( ∵ )σ

愛知県道484号牛地大多賀線

ではr484に参りますよー!

この県道484、後に知ったのですがなんと未開通の車両通行不能区間があるのです。先程の標識の破線はその通行不能区間があるからなんですよね。なるほどなぁ〜と帰って確認して理解…

赤いラインが未開通区間?

ちなみに未開通区間はGoogleマップでは表示もされてなく道は切れたままで国土地理院地図じゃないと確認できません。

険道愛好家の人たちにとってはr484の目玉といえばこの道ならぬ未開通区間っぽいのですよ。

徒歩で探索していた猛者もいましたけど私には無理無理ぃ〜〜(ヾノ・∀・`)それ以外の区間しか走ってないけど、いい感じで十分やばかったですよ笑

鬱蒼とした杉林に囲まれながらまたもトコトコズンズン遅いペースで上っていきます。

r490とまた違う味わい…

いい(* ̄ー ̄)

山深い静かな道の雰囲気を味わいながらT115でゆっくり進みます。

r490と同じく、もしくはそれ以上の狭隘路が続きます。
鬱蒼とした道にほんの少しだけ差し込む太陽の光…路面は散乱物落ちまくりだけど、山間の道としては雰囲気抜群な道です。

弘法杉の看板によるとこの辺は古戦場だったみたいですが…汗

何か色々潜んでそうな…気にせず走ったけど( ̄▽ ̄;)古戦場といえば昔バイクで関ヶ原まわったもんね。大丈夫大丈夫。

こんな道で交通安全の看板…
何かのジョークかと思いました笑

狭い道が続く上にガードレールがほとんどありません。ハンドル操作誤ったら一環の終わり😱となると、どんな道走るのもスリルがありますね。

この道はGoogleマップだと県道484になってますが、実はちゃんと市道みたいです。情報少ないのでホントかどうかわかりませんが、本来はr484の迂回路で東海自然歩道の一部で豊田市道みたいなんですね。

ていうか、もはや市道より林道みたいですね。

軽いバイクとはいえ滑らないよう慎重に下っていきます。

この周辺は林道への分岐が多く、あちこちに青い林道看板が立っております。さすが山深い所だからか林道の宝庫なんでしょうか。オフ車で探索なんて楽しいかもですね。

道をおりてきて…4方向示す木の板の案内板には“旧伊勢神トンネル”と記してあります。看板通りそのままトンネルまで進んでみますよ。


r484はここで終了(道自体はもうちょい続きます)。

実際走ると大したことない結構肩透かし系の酷(険)道もあったりしますが、今回通った2つ・・・ネット上とはいえ、そっち系の動画やサイトであちこち取り上げられるような険道は、やはりそれなりのレベルだということを実感しましたよ笑。

r490もr484(市道?)も両方また違った味があり、どちらもスリリングな道で十分楽しめたし大満足です。

r490は全線走破といきませんでしたが、一番の名物区間は走れたから良しとします笑。それにr484は県がちゃんと管理する気がないな?!って思わせることが笑えますね。

もっと時間あれば探索しても良かったけどそれはまた今度…

旧伊勢神トンネル(伊世賀美隧道)魅惑の隧道

(゜o゜)なかなか味のあるトンネルの前に出ました。

太陽もろくに当たらぬ所なのか苔むしてますよ。

存在感抜群の非常に雰囲気のある隧道ですね。見た感じからして歴史ある隧道って感じ。

扁額には”美賀世伊”と右から書かれてます。

この旧伊勢神トンネルについて知ってる方には今更ですが。なんと中部地方における明治期の代表的道路隧道の一つらしいです。おぉ、やはり。

竣工が1897年ということは124年前!そんな古いトンネルが現代になっても普通に通れるのは凄い。

平成12年(2000年)には国の登録有形文化財になったらしいですね。

路面はちょいちょい小石が落ちてるだけで悪くないです。

・・・隧道から醸し出すこの重厚感。このしっかりとした石積みが明治時代の土木技術のレベルの高さを物語っていますよ。

それと検索してみたら”歴史的建造物”以外では”愛知屈指の心霊スポット“とも出てきました笑。何も別に気にしないで通りましたけど。降りて写真撮ってる時に隣に見えない誰かがいたかもしれませんが…汗

まぁ信じる信じないは置いといて、別に山奥の暗い隧道じゃなくても霊なんてそこら中にいますしね…

そうそう、あなたの隣にも…

〜〜( ᜊº-° )ᜊ

(ウソです‪)

伊世賀美隧道を抜けたあとはすぐ左折、市道か何かの舗装路に出ました。

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