畑の間の細道を抜けて・・・
見えてきました!あんなところにひっそりと。
大菅温泉郷 (大菅鉱泉)
茨城県常陸太田市大菅町にある”大菅温泉郷”。その一角にある「大菅温泉元湯旅館」は、およそ300年前から続く湯治場だそうです。
かつては3軒あったみたいですが、今は元湯旅館と里美屋の2軒だけなんですね。大菅鉱泉の泉質は単純硫黄泉。それに湯治場って聞くとそれだけで期待できます。楽しみぃ。
大菅温泉元湯旅館
建物の壁面にはデカデカと♨︎マークに元湯の字。シンプルで分かりやすくて遠くからでも目立ちますよ。
旅館の前は畑なんで建物を裏をぐるっと回るとこの川沿いの道に出るので、バイクや車はここに停めてOKでしょう。
さてさて、温泉セットを持って向かいます。
入口
カラカラと入口の引き戸を開けても、しーーーんとしたまま。「すいませーん」と声掛けたら「は~い」と若い女性が出てきました。
温泉ですか?どうぞどうぞ~、と快く出迎えてくださいました。随分とお若い方ですが女将さんでしょうか。
入口のすぐ隣に脱衣場がありました。女将さんはささっと”女湯”に入れ変え、ドアの札を”入浴中”に変えてくださいました。
「熱かったら蛇口で調節してくださいね」と女将さん。湯温か…そういや気にしなかったけど大菅温泉はそれなりに熱いのかな?
ガラガラ・・・と開けて。おお、これが脱衣場。男女兼用ですね。
それに綺麗。貴重品ロッカーや棚はなく(廊下にあったのかな?)プラスチックカゴ🧺に着替えを入れる感じ。
脱衣場にしては珍しくゆったりできそうなカバー掛けのソファがあります。それにドライヤーが1台ソファの上に置いてありました。
どうやらお風呂は基本的に家族やグループ単位での貸切となるみたいです。だから貴重品ロッカーもないんでしょう。まぁ小さな温泉宿なので他の利用者と被ることもあまりないと思われます。
温泉分析書は貼ってなかったですが効能はこんな感じです。リウマチをリューマチスと書いてあるのが古い感じで良いねd( ̄  ̄)
チラシ(パンフレット)によるとpH 10.3の強アルカリ性らしい。所謂ぬるぬる系ですね。
効能に婦人病も書いてあると体の芯から温まるんだろうなぁなんて思う。女性の体に冷えは大敵ですからね。
楽しみ~🎶
それと!ここの温泉の最大の目的は浴槽!
半ば浴槽が楽しみで来たようなもんです。
それは・・・
・・・
\じゃーん/
ト○レの便器・・・?
とりあえずおまる浴槽と呼びしましょうか。
これにですね~~
一度浸かってみたかったんですよ(*º▿º*)♪
バックから。カランは2つありますね。
最低限のアメニティは揃ってます。ほぼ貸切になるからか、カランごとではなくワンセットのみでした。
ライオンの湯口!
・・・と思いきやカモフラージュで温泉が出てくるのは普通に蛇口からでした笑
蛇口のレバーを右に捻ると水、左だとお湯。女将さんが言ってたのはこれだな。
入る前に手を突っ込んでみたけど熱すぎることはなさそうです。体感的に43℃くらいかな。調整するまでもないかな…?
入口の反対側から。
なんかですね、このおまる浴槽見てると何故だかほっこりします笑。丸みのある形が持つ優しさとあたたかさでしょうか。意外にありそうでないですよね、このおまるの形。笑
家の風呂がこのくらい大きかったらなぁ~笑
”おまる浴槽”で湯に浸かる~♪
はふぅ~・・・これは堪らんぞ・・・♨︎
お湯は無色透明。単純硫黄泉なのでほんのり硫黄臭がします。ほぼ無味無臭ですが、pH値が高いのでぬるぬる感があります。心地よく優しい湯で気持ちいいですね。ぬるぬる~!
朝早く寒い中バイクで走ってきて
湯船に入って温泉に浸かり足を伸ばす
のんびりと湯に浸かる…
ふぅ~と一息(〃´o`)フゥ…
たまらない瞬間です。帰りたくなくなるんだな…
浸かってる時に上から冷たい水滴が・・。自分ちのお風呂だったら気になるけど、時折ぽた、と落ちてくるのが何故か心地いい(*^^*)
そしてかなり浸かったので汗だく。
シャンプー類もあるし、脱衣場にドライヤーもあったので髪の毛も洗っちゃいました。化粧落ちるので顔を濡らさずなんとか洗いました。大変なんだな、これが。
着替えてドライヤーで髪の毛乾かしてると次の女性のお客様が入ってきました。私も入ってから結構経ってたし女将さんも待たせるわけにいかないので案内したのでしょうか。
60歳前後くらいの方で「クチコミ見て良さそうだから来ました」と言ってました。
皆色々調べてくるんだなぁ~。まぁ私もですけど。
置いてあったチラシから。
この旅館のお蕎麦は美味いと評判がとてもいいらしい!常陸太田市の公式ページでも『宿泊客に出していた蕎麦が評判を呼び、蕎麦目当てに訪れる立ち寄り客も多い。』と書かれてありました。
女将さんが「予約が必要なんですけど是非」と画像の蕎麦のページを開いて教えてくださいました。うぬぬぬぬぬ…ちゃんと調べりゃ良かった。蕎麦食べたかった(;_;)
それと私なんて単なる日帰り客なのに、帰るとき若女将さんがわざわざ出てきてくださり、深々とお礼をされ、立ち去るまでお見送りしてくださいました。
旅館だし女将さんは当たり前でやったのでしょうけど嬉しいお心遣いですね(*^^*)
いやぁ~またしてもよかったです。田舎の小さな温泉宿・・・一度泊まってみたいとも思いました。
また機会があったら寄りたいなぁ。もちろんお蕎麦も予約して🎶
■〒311-0508 茨城県常陸太田市大菅町261−1
■+81294822712
■http://www.kanko-hitachiota.com/page/page000138.html
やっぱ温泉はいいね~(●︎´▽︎`●︎)