”走り梅雨”の越後touring 温泉編 【 越後の里親鸞聖人 西方の湯 】

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越後の里親鸞聖人 西方の湯

2日目に寄った温泉第2弾。

胎内市にある「越後の里親鸞聖人 西方(さいほう)の湯」(以下「西方の湯」)はけっこう前から気になってて、次に泊まりツーリングで新潟を訪れる時には絶対に寄ろう〜!と思っていたのです。

今回のツーリングで寄れたのでまさに念願叶ったり。笑

温泉好きには有名なところですね。

「西方の湯」を知ったきっかけは、温泉評論家の郡司勇さんの著書『秘湯・珍湯・怪湯を行く!』で載ってたからです。

つーか6,000湯ってねぇ。訪れた温泉地は4203って笑っちゃいますよね。どういうこと?しかも1日に29ヶ所もまわったことあるとかなんとか。私なんぞ一生かけても無理です。

温泉に興味があればそれなりに楽しく読める本だと思いますが、初版が2005年で情報が少し古めですね。それはしょうがないとして、温泉も地域ごとにまとめて書かれてなく、掲載順がばらばらで読みにくいのが難点。

このテルマエ・ロマエ表紙のKindle版では多少読みやすく改訂されてるのかな?

郡司氏いわく、この「西方の湯」は”国内最強の個性派温泉”だそうです。さてさて、どんな温泉なんでしょうか。

「西方の湯」は国道113号沿いにあります。

入口からして変な2本の柱がたってるのが既にあやしげ。しかも遠くから親鸞の像が見えるのですよ〜。期待値高い!!

入口の看板の手書きみたいな手作り感・・・・・・・

凄くそそられますね。こういうのが好きな人は堪らないですよね。・・・はい、私もです。

この無駄にだだっぴろい広場。バイクでひたすら8の字練習とか、何か色々出来るような広さですよ。笑

建物の感じにこの広さ、人のいなさが余計に廃墟感を漂わせています。

なぜか広場の中央に温泉客であろう車が1台ぽつんと停まってました。でも広すぎて邪魔でもなんでもないという笑。

ちなみにあれが親鸞像ですよ!親鸞像についてはまた後で笑

塀の中は敷地は砂利なので舗装がいいかなとバイクはここ壁際に停めました。つーか広いのでバイクなんて来ると同じくどこに停めようが全然大丈夫っぽい。笑

それよか営業してるか謎。車が数台だけ止まってるし大丈夫だと思いますが。。

おっ・・・・・・・扉が開いてる!

よかった!営業してました。わーい。

  • 小人300円 大人500円
  • 10:00〜20:00
  • 火曜定休

日本海の名湯・・・ヨウ素入温泉だって。そして源泉かけ流し!楽しみです。

しかし外から見て中が異様に暗い。なんでだろう。

外の広場と同じで無駄に広いロビー。電気もついてない・・・・外から見て暗いわけです。節電のため?

しかも奥のロビーには大量に調度品っぽいのがたくさん置かれてます。

入口の壁にはブッダとその弟子たちのレリーフが飾ってありました笑。その下にある”丸に平四つ目”の家紋は何でしょうか。

パンダ🐼?

とりあえずカウンターのおばちゃんに500円払って温泉に入りに行きます。ロビー内はあとで寄ってみます。

カウンターから左奥に進むと浴場に繋がる廊下がありました。赤絨毯の階段から2階には行けないみたい。

テーブルの上に入ろんな物がごちゃごちゃ置いてありました。

書道で使う硯や筆、大きなそろばんとかスキーの板、デスク用の小さな掃除機、それにダンベル・・・ではなく鉄アレイ!鉄アレイって懐かしい響き。

置いてあるものに全く統一感がありません。

なんつーかカオス

廊下には厨房のあるカウンターがあります。右手のテーブルには大きなすり鉢、蓋付きの椀、たくさんの湯のみ、重ねられた皿や小皿といった食器類がテーブルに所狭しとごちゃごちゃ置いてあります。しかも埃被ってるんですけど…..笑

親鸞聖人の提灯がありました。

女湯の脱衣場です。縦長のロッカーと🧺が3つ置いてある棚がありました。

とりあえず鍵付きのロッカーに荷物ぶっ込んで着替えます。バイクジャケはカゴに入れておきました。

だれもいません!貸切だぁ〜୧(・⌔・)୨イェイ♪

中は・・・なかなかに広い!

前述の郡司氏の本にも書いてありましたが、ここの温泉はすご〜く臭うことで有名みたいですね。温泉好きやマニアのブログを見ても、臭い、とにかくアンモニア臭が凄いと書いてあります。

ですがわたし的にはちょい油臭がするかな…?くらいでした。

鼻が悪いのか…..そんなハズは。

窓が広く解放的でよいですね。パッと見はそんなに変わった温泉って感じではありません。

反対側から。左側のあそこが入口。ボディーソープ類が置いてありました。

あれから源泉が流れてるのか…..

って湯に手をつっこんだらまたしても熱い!!!!

今日は連続で熱いお湯か〜〜

見えるでしょうか。茶褐色の湯に湯の花がたくさんですよ。これぞ温泉。

あったあった、湯もみ板!

助かる〜!先程の雲母温泉くらい狭ければ加水も自由にできるけど、こんな広い浴槽では熱さもどうにもならんってことで(A´∀`)

うりゃうりゃ!っと思いっきりお湯をかき混ぜました。

やっと湯に浸かることができました。はふぅぅぅ〜

なお
なお

これは・・・・気持ち良い!

いやーー入れた途端に脱力しました。朝からずっと走ってきましたからね。

疲れた時の温泉はほんと体に効きます。。

しかし普通にいい湯です。たしかに「西方の湯」自体が変わり種温泉ですが、温泉の湯自体はむしろ大人しい?!

脱衣室ですでに弱く匂っているが、浴室のドアを開けると強力なアンモニア臭がした。まさ にトイレの匂いであった。浴室に入るなり油臭がかなり強くする。しかし数分するとこれに便所臭も加わっていることがわかった。

七〇度の強食塩泉である。 湯口から適温になるだけ掛け 流しされている。総計三万一八〇ミリグラムと多い。この匂いは確実にアンモニアであろう。 アンモニウムイオン(NH+)がいままで見たこともない数値の一二九二ミリグラム、ヨウ 素が九三七ミリグラムも多い。湯のなかに大きくこぶし大に浮遊する黒いもやもやがあるの だが、実は工業用ヨウ素の採取もしているというので、その黒い物質の成分はヨウ素とのこと。

『 秘湯・珍湯・怪湯を行く!』 郡司勇

噂より臭いは感じられなかったかな。他所様のサイトやブログによると、どうやらここ数年で臭いは落ち着いたみたいです。

ちょっと残念なようなそうでないような。笑

  • 源泉名:N12-1
  • 泉質:ナトリウム塩化物強塩泉弱アルカリ性高張性高温泉
  • 源泉温度:60.7℃
  • pH:7.5

露天はやってなかったぽいけど…..逃してたら残念。

しかし貸切で温泉を満喫できて満足!思い残すことは何もありません笑

出てきて着替えてる時に、けっこういい歳の女の人がひとり入ってきました。びっくり〜。やっぱ女の人でも入りに来る人いるんですね。

出ようとした時に「外のバイクあなたの?」的に話しかけてきました。

どうやらご主人がバイク乗りでタンデムでよくあちこちツーリング行くそうで、西方の湯に何回も来てるみたい。

福島に住んでるそうで、私もツーリングでたまに福島行きますよ〜なんて話をして、ちょいとだけ盛り上がりました。

それから山形のバイク神社「總宮神社」の話をふってきました。以前の日記でも書いた気がしますが、蔵王温泉でも温泉入ってる時にいた女性からも聞きました。總宮神社はそんなに有名なんでしょうか。東北の方、どうでしょうか。

凄くいい神社らしく多い時は200人くらい集まるらしい。マジで?「へ〜!そうなんですね〜(*º▿º*)行ってみますね!」と初めて聞いたような反応して、興味ありげっぽく聞いておきましたが・・・・・・・

200人集まるとか(ヾノ・∀・`)無理〜

ライダーがそんなに集まるところとか

私にはちょっと…..💧💧💧💧💧

温泉出たあとはせっかくなので少し館内を回ってみることにしました。なんかあやしげなステージ…..

ロビーに置いてあるものをじっくり見て回ろうと思いましたが暗くてよく分かりません。笑

暗い・・・・・・・

〜〜( ᜊ ・・ )ᜊでそう

暗闇であやしげに光る大きな水槽・・・・水槽内のお水は綺麗なので定期的に清掃されてるんですね。

せっかくなので親鸞像の近くにバイクで行こうと思います。

高さ15メートルを超える親鸞の立像。西方の湯といえばやっぱこの親鸞像なんでしょう。

郡司氏の本によると、この「西方の湯」のご主人が自ら17年という歳月をかけて建造したらしいです。回廊も温泉建築もすべてご自身で作られたみたい。いやはや驚きですね。

いや〜なんか色々凄かった。

”最強”かは分かりませんが、確かに色んな意味で国内屈指の個性派温泉だと思います。

越後の里親鸞聖人 西方の湯

国道沿いにあって行きやすいので興味の出た方は寄ってみてくださいね。話のネタにはなると思いますよ。笑

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