ということでやってまいりました。
塩原元湯温泉『大出館』へ。
女将さんがでてきて、屋根のある方へバイクを誘導してくださいました。
鹿の湯で有名な”那須湯本温泉”ではなく、”塩原元湯温泉”。なんか似てますよね。そのへんが今だごっちゃになります。
塩原温泉郷には11湯の温泉地があって、その中でも元湯は最古の温泉だそうです。
塩原元湯温泉は塩原温泉発祥の地とされ、現在『ゑびすや』『大出館』『元泉館』の3軒の温泉旅館があります。
中でも『元泉館』が一番新しい建物らしく、その分設備は充実はしてるものの他2軒ほどマニア感はないそうな。
3軒の中でも間欠泉のある『ゑびすや』は人気があるのか予約が埋まってました。
何処に泊まりたい!というこだわりはなかったので、とりあえず日本でここしかない名物”墨の湯”があるという『大出館』にしたのですが、まぁこれがあたりだったのですよ。
塩原元湯温泉については既に多くの温泉愛好家によって語りつくされていると思います。
それにネット上で記事にしてる方も多いので、いまさら私が感想などを申し上げたところでその全てが蛇足になってしまうと思いますが、せっかく来たからには私も記事にしてみます
ロビー。
むわーんと、硫黄の匂いがします。。
施設の古さも良い感じです。
泊まったお部屋はこんな感じ。
大出館の温泉は露天含め7つの浴槽があります。
貸切の『藤の湯』(内湯)
平家かくれの湯『御所の湯』(内湯と外湯)
『墨の湯』(内湯2)
婦人用の『高尾の湯』(内湯と外湯)
渡された案内ファイルによれば・・・ここの五色の湯は、なんと天候によって色が変わるそうです。
それに色の変化で翌日の天気がわかるとか!晴れるとエメラルドグリーンや乳白色、雨が降ると灰色になるそうな。一説には気圧の変化が湯脈の深さを変えるとか言われてるらしい。自然の神秘というやつですね。
そして色だけでなくお湯の温度も地熱の変化のため日によって違うみたい。(!)
ドライヤーはお部屋にありますよ!
なんだかこれだけでも凄い温泉っぽい・・・それに加水、加温なしの100%源泉かけ流しの温泉。
期待出来ますね(。-∀-。)
そしてなんと!婦人用以外は全て混浴です。女性のみが入れる優先時間もちゃんとあるのですが、これがまぁ14:00〜15:00と19:00〜20:30というシビアな時間。
泊まり客ならいいけれど、日帰り温泉で訪れるなら時間に計画的じゃないといけないので、女性客にはちょいハードルが高いかもしれません。
塩原元湯温泉の旅館はどれも混浴です。元泉館は違うかな?とりあえず、その辺もマニアな感じがしますね。
さぁまずは夕御飯の前に温泉入ります。
最初の風呂は・・・まずは貸し切り温泉藤の湯へ。
予約制とかではないので、空いてれば自由に入れます。
札を『入浴中』にすればOK。
簡素なつくりです。乳白色のエメラルドグリーン?これも天候によるものなのでしょうか。
そして入った瞬間の気持ちよさったら!
湯加減も程よく熱くて温まりますね。( ‘-^ )b。
夕御飯まで時間があったので、ちょっとだけゆっくり入らせて頂きました。これは残りの湯も期待できそうです。
夕御飯。ボリュームもあって、美味しかったですよ!
そして、また温泉に入ります。さぁさぁ、お次は気になる名物”墨の湯”です。
色はほんと真っ黒!です。
これが日本でここでしかない”墨の湯”です。鉄分を多く含んでる温泉というと、赤茶な湯が多いけれど真っ黒は他にないとのことですよ。
関東の湯にあるコーラみたいな色ではなく、ほんとに名の通り真っ黒の墨の色。そういや授業でやった書道の墨汁もこんな黒だったな、と何故か大昔のことを思い出しました笑
熱くはなく、少し温い感じでしたが、これも日によって違うみたいなのでたまたまなんでしょう。
でもゆっくり浸かってられるような心地よい湯温でした。しかも黒い湯花が体に付着するのがおもしろい。
なんていうか・・・不思議なお湯ですよ。
こちらの浴槽のほうが熱かったけど、同じくらい気持ちよかったです。ちなみにここの温泉は全て飲めます。鉄分が豊富に含まれてるので、貧血気味の女性の方は飲むといいらしいですよ。
温泉成分のせいもあるけど、年季が入ったこのボロさがいいですね。
次は女性専用の風呂へ。
子宝を授かれるという高尾の湯へ。
こちらの湯は婦人病、冷え性、神経痛、胃腸病などに効くらしい。
子供に恵まれず悩んでいた先代の女将がこの湯に入り体を温めたところ2人の子宝に恵まれたそうな。・・・とファイルの説明文まんまですいませんが、そう書いてありました。
体の芯から温めるとむくみもとれすっきりするみたい!それに冷えは女性の大敵です。婦人科系の病気は恐ろしいもの。女性にとっては嬉しい温泉ですね。
内湯もそれなりの熱さでしたが、ほんとに体の芯から温まるようなお湯でとても気持ちよかったですね。
そして外の露天へ。
浴槽から。
露天の外湯のほうが熱くなかったかな?こちらもいい湯でした。
口コミによると、雨の日は黒っぽくなるそうですよ〜。それで五色の湯と言われるのですね。
温泉の成分がすごい!!のんびり浸かります。
温泉分析表。
次は平家かくれの湯、御所の湯へ。貸切風呂の隣ですね。
壇ノ浦の戦いで敗れた平家の武士が逃げ込み隠れたことから、その名が付けられたみたいですよ。糖尿病や胃腸病にきくらしい。こちらもいい湯でした!
お次は外の露天へいきます。
こちらの露天は、婦人用と対になってる造りですね。外の気温もちょうどよく・・・これがまぁとても気持ちよかったのです。もちろん婦人用の露天とほとんど変わりがないとは思いますが。
この色からすると・・・明日は、晴れ??なんてね〜
温泉成分が凄い。
そして朝。朝ごはん前に、婦人用の露天でのんびりしました。
温泉旅館の朝風呂はほんとたまらん気持ちよさですね。心身ともにさっぱりします。ただ入りすぎるとだるくなるのですが・・・
あちらに見える白い建物が『元泉館』で茶色のが『ゑびすや』かな。
朝ごはん〜!夕御飯と同じく美味しくいただきました♪
ということで塩原元湯温泉『大出館』。私は女という特権(?)を活かして、7つの浴槽全て味わうことが出来ました笑 やったね!
混浴に抵抗ある女性の方は沢山いらっしゃると思います。私自身もそこまでよく調べなかったので最初「え!」と思ったけど、意外に気にすることはありません。
なぜなら・・・泊まり客の方はお互い遠慮し合うので、電気がついてると無理に入ったりしてこないで笑。設備の狭さ的なのもあって、譲り合って頃合いを見て入るような感じでした。
男性の方も遠慮するとは思いますが、女性もご夫婦やカップル以外はほぼ女性専用時間の時に入ると思いますので、まぁ大丈夫なんじゃないでしょうか。
いやーー気持ちよかったです。とても良い湯でした。
温泉好きな人はご存知の方は多いと思いますが、かなりオススメですね。那須の山奥・・・秘湯感たっぷりです。
ちなみに。
女将さん曰く、旅館の入口にあたる道が比較的急なカーブになってるのですが、凹凸のある悪路のためにカーブの上りでコケるバイクがいるそうですw
私たちがそのカーブを通り去るまで女将さんが見送ってくださいましたが、、気をつけてれば問題ない道でしたよ(๑^ ^๑)
帰りは、のんびり宇都宮まで下道。
『道の駅 湯の香しおばら』に寄ったら田んぼアートやってました。せっかくなんで2つとも見てみた。
ツーリングの定番?のソフトクリーム🍦
さっぱりとして美味しかったけど、なんのソフトクリームだったかは忘れてしまった。
帰りは宇都宮餃子食べて帰りました。
ということでおしまい。