“冬凪” 碧の淡路島 touring ⑥
― 海と山、そのあいだを走る島 ―

最終日①
ということで今日で淡路島にお別れ。
朝8時ごろに出発。初日に走りそびれたところを回って、10時ごろには淡路島を出る。
当初はそんな予定だったのだけど──────
6時半に起床。念の為にと本四高速のサイトでチェックしてみたら・・・・・・・

や、やはり明石海峡大橋が通行止め…‼️一気に目が覚めた。
Windyの風俗予報から覚悟はしていたものの。かといって徳島まで行って、そこからフェリーなんてことは出来ない。なんせ休航日
チーン
びょーびょーガタガタと、音がするくらい外の風が強いと分かる。

次の日仕事だし旦那に連絡した。もしかして帰れないかもって。笑
そして大鳴門橋も通行止め。もはや解除される気配はまったくない。
それに私の気持ちも、
「遅くなってもいいから解除されたら帰ろう」から、
「もういいや、宿探そう」に変わりつつあった。
この時点で帰るつもりはほぼなくなっていた。笑
どのみち解除されたとしても、東京に着くのは夜遅くなるだろうし、疲れが残ったまま次の日6時に起きて仕事は辛い。ここは旦那に申し訳ないと思いつつ、明日帰ることにした。
こういう時、百貨店勤務じゃなくて本当に良かったとつくづく思う。ひとりが急遽休みとなると、他店から人を呼んだりと、シフトを回さなきゃいけなくなるからね。多大なる迷惑がかかってしまうのだ。
宿を探して予約して。チェックインの時間はいちばん早い3時にした。こんな強風の日に楽しく走ることなんて出来なさそうだしね。

10時に出発。ありがとう、いいゲストハウスだった。

風はかなり強いけど、何とか走れてる。
このまま行きと同じように海沿いの国道を走って、「道の駅あわじ」まで向かう。そこで2時半くらいまでのんびり時間を潰せばいいかな、なんて一瞬考たけど。
道の駅に向かうのはいいとして。風が強いのに海沿いを走るは危ないよね⁉️
だったら、風を遮ってくれる山の方がいいかもしれない。山だったら木々が風を遮ってくれるから、もしかして今よりか逆に走りやすいかもしれない。そう思って、やっぱり初日に走る予定だった峠越えのルートを走ることした。
その峠とは大塔峠。淡路を代表する険道、兵庫県道157号佐野仁井岩屋線。
走らずに淡路島を出たらきっと後悔する。その県道を走らずに淡路島ツーリングは語れない!(大袈裟)───とまで思ってた。笑
その大塔峠についてはまた後で。


r157をそのまま走るのではなく、途中から入ることにした。それまで”ばびゅーん”できそうなくらい、えらい快走路を走った。
ちなみにこの快走路、エリアとしては「津名の郷」を通る道で、道路名は市道野田尾佐野縦断線。

市道野田興隆寺線から市道滝ヶ谷線に接続。この急な坂…そろそろ険道区間が近いかな。
兵庫県道157号佐野仁井岩屋線

T字路に出た。
ルートとしてはここを左折。
さぁ、ここから兵庫県道157号へ。なぜだかこのとき妙にワクワクしてしまった。
関係ないけど、157といえば温見峠のある国道157。あれも良い酷道だよなぁ…なんてことを、ふと思ったり。

酷道/険道マニアに知られた兵庫県道157号佐野仁井岩屋線。
険道区間は一部で、沿線にはハーモニーファーム淡路や淡路カントリーガーデン、あわじ花さじき等観光スポットがあって、一部区間以外はいちおう平和な県道だったりする。
淡路島を走る前、なんか面白そうな道はないかと調べて出てきたのが、この兵庫r157の大塔峠がある険道区間。なのでこれは走らんとな‼️と思ってた。
初日は思ったより遅くなって走れなかったけど、結果最終日でよかったかも。とりあえず念願叶ったり。笑

険道区間にすぐ入るのかと思いきや、しばらくは景色の開けた平和な区間が続いた。
その先で、道の真ん中に軽トラが止まっていて、老夫婦が立っている。ガードレールと軽トラの間を抜けようとしたら、「大丈夫?通れる?」と声をかけられた。
なんとかその間をゆっくり抜けて無事通過した時、おじいちゃんが「気をつけてな〜!」とひと言。
振り向いて会釈しつつ、心の中で「ありがとうございます」と言いながら、そのまま先へ進んだ。
やっぱりこの先、道は険しいんだろうなぁ( ̄▽ ̄;)

それっぽい区間に入った。センターに苔…はないけど、既に険道の匂いがぷんぷんしてる。


そしてやっぱりお決まりの簡易舗装路。短くて頼りないガードレールがちょいちょいと。あとは無し。
ここから峠まで凸凹の簡易舗装路の上に、勾配の坂が続いて、残念ながら止まって写真は撮れる余裕はなかった。それなら動画でも撮ればよかったかな〜と思ったくらい。
けどr157はYouTubeにけっこうアップされてるので、いつでも険道の雰囲気を思い出せる。
この酷道険道チャンネル「酷の細道」。昔から好きでよく見てる。この道やばい⁉️と通った後に動画を探してみると、この人も大抵同じ道を走ってるから笑える🤣。それにしてもバイクじゃなく車で走ってるところがしゅごい。
便利な時代だわ〜。やばい道を走った後にその道に関して書いてあるブログや走行動画見ると楽しいよね笑
大塔峠

大塔峠についた。
凄い────ほんとに三又路になっている。それに、なんとも言えない雰囲気をまとった峠。着いた瞬間、抱いた印象はそれ。

振り返ってみた。真っ暗。こんな道から来たんだ。笑

看板によると、画面上からこのまま左に進めば3km先に常隆寺がある。真ん中の道を進めば北の仁井方面へ。私は佐野方面から来たということ。


妙見宮アジサイ椿園に着くらしい。けどよくみると葉っぱに隠れてるが通行止め看板が立っている。
ちなみにこの枝分かれする2本の道は市道でもなんでもなく、当たり前だけどGoogleマップでは確認できない。

地理院地図だと確認できるレベル。

険しい道の間にある大塔峠。
なんだか険道を走ってきた末に現れる三叉路って、ちょっとゲームのダンジョンみたいじゃない?苦労して進んできたら、急にセーブポイントみたいな場所が出てくる感じ。ストーリー的にはRPGの分岐イベント地点みたいな。
それと…まるで人生の分岐点に立っているみたいだな、と思った。三本の道があるけど、そこに立っているときは「未来」が全部開いている。でも一度走り出すと残りの二本はもう選べない。
そして人間関係もきっと同じ。その時はただの分岐に見えても、振り返ると「あの時、別々の道に進んだんだな」と思うことがある。
…なんてね( ܸ ⩌⩊⩌ ܸ )
もっとも、もし反対側から大塔峠へ来ていたら、こんなことは思わなかったかもしれない。三本の道が分かれているように見えるこの場所に、こちら側から辿り着いたからこそ、そう感じたのだと思う。
どちらから来たかで、同じ場所でも意味が変わることがあるんだね。
これだからツーリングは面白い。

人生の分岐点だの何だの考えていたけど、その先はこれまたハードな坂道の凸凹の簡易舗装路。笑


落ち葉と段差だらけのガタガタ道を、慎重に下っていく。でも下ってる時に「やはり通ってよかった〜!」と思いつつ最後まで油断出来ない。慎重にならんと!ってなった。

いやー険道区間、楽しかった!無事に走行できたからこそ言えるセリフなんだけどね。ふふふ。

あっ

どかした。ぶっとい木じゃなくてよかった。

木々の間を走っていたから強風と感じせず無事に走行できた。よかった。ここからはどうだろう?

それにしても風が強い…そして寒い‼️

雪がパラついてきた。

強風だろうが関係なさそうな牛さん。


風は強いとはいえ、まだこの時点では気持ちに余裕があったので、畑や民家を抜けたりと淡路島の道を楽しんでた。

風がさらに酷くなってきたのは道の駅に着いた後からじゃないかな。


大谷池という大きなため池を抜けたら開鏡大觀世音という観音像が立っていた。新しく作られた感じがする。

ひぇー風が強い!海が近くなってきた途端、バイクを少しでも低速にするとフラフラと。無事に道の駅に着けますように…

昨日はあんなに穏やかだった海が荒れておる。

明石海峡大橋が見えてきた。

つ、着いた!「道の駅あわじ」に無事ついた、よかった!休もう休もう、あとはもう宿まで走らないぞ〜。
ここからはプロローグと同じ。

カフェで貰った「たべっ子どうぶつ」をありがたく頂く。なんだかうれしい。久しぶりに食べた懐かしい、そして変わらない味。
あまりの強風で宿までどう走ろうか悩んだ。最短でも18km。海沿いにある宿だから、海沿い走るルートがいちばん早くてスムーズだけど、強風の時に海沿いは危険。それにバイクがどんなに風に煽られようが、後ろから来る車はそんなのお構い無しに車間詰めてくるからね。
めちゃくちゃ強風の時の走るコツってなんだっけ⁉️なんて、まるでバイク免許取り立ての初心者🔰のようにテクニックが載ってるページを検索。笑
いまさらだけど( ¯▿¯ )

なるほどね〜!!だよね、だよね!バイクは重心だよね。よっしゃ、この戦法で行くぜ!
ところで途中で3人で走ってたライダー達とすれ違ったけど、「君たちはこの強風大丈夫なの⁉️」と思ったくらい皆めっちゃ冷静に走ってるように見えたけど、実はインカムで「風強くてやべーー」とか言い合ってたのかな?なんて。笑

そして「ひぇぇ…風やばい!コケたらあかん!」と焦りつつも、重心ちょこちょこ移動させながら走行して、なんとか宿まで無事走りきった。
無事ついた時の安心感ったら。
最終日 ②

おはよう。まさか淡路島に4泊5日するとは思わなかった。でもこのハプニングも良い思い出になるのかな。


落ち着いたとはいえ、少し風もあるし波もちょっとだけ荒れてるけど、大丈夫。

さようなら、淡路島。よく走った、楽しかった!

この新名神の近江大鳥橋!通る度いつもかっこいい橋だなぁ〜なんて思う。
三連休の最終日。とにかく連休ありがちな渋滞は起きて欲しくなかった。連休といえば大抵あるのが事故渋滞。

そして案の定。大井松田で事故渋滞。やれやれ、またこの辺で渋滞かぁ〜。せっかく足柄PAまで、順調に来たのに。

そして厚木PA。
西から帰るとき最後の休憩をする場所。ここまで来れば、あとは中央道に乗って府中ICで降りるだけ。運よく事故渋滞も早めに解消され、もうすぐ7時になるとはいえ、6時台にはスムーズに到着できた。
そういえば以前、Dトラで四国から自走して帰ってきたとき。休み休みとはいえ、厚木PAに着いたときはすでに午前0時を回っていた。
前回「淡路SA」を出た時間、つまり今回の「道の駅あわじ」を出た時間は、せいぜい1時間半くらいしか違わなかったはずなのに。
確かにDトラでの高速走行はなかなかきつい。とはいえKTMもアドベンチャーとはいえ排気量390cc。大型ならまだしも、そこまで大きな差が出なさそうだけど。なんでこんなに到着時間が違うんだろう。あのときはそれだけ疲れが溜まっていたのかな。
まぁ結局はバイクの種類や体調、年齢、渋滞、天候…いろんな要素が重なって、体感時間も変わるんだろうね。
当然といえば当然かな。

「厚木名物とん漬け丼」𓃟これで2回目。ちょっと高いけど美味い。
五臓六腑にしみわたれりなう‼️
result

ALL routeMAP

こちらにも同じの載せてます→touring RouteMAP
淡路島ツーリングの王道といえば、アワイチや海岸線を走るルートが有名だけど、こうして内部の道へ入り込んでいくと、島の印象はずいぶん変わる。たぶん海も山も険道も林道も、一応全部味わえたルートになったかなと。そう考えると、私が走ったルートもまた淡路島の王道ツーリングかもしれない。ハンバーガー食べたしカフェに寄ったし。笑
淡路島touring 【 epilogue 】
ということで淡路島ツーリング。
想像していたより、ずっと楽しかった。
島といっても、いわゆる離島のような風情はあまりなく、どちらかというと観光地という印象。正直なところ、「島を走っている」という感覚はそれほど強くはなかった。けれど、ちょっと走れば海が見える。そこは島らしさを感じることはできたかな。
淡路島って地図で見ると細長いけれど、実際は中央に山地があって、そこから無数の谷と尾根が広がっている。だからメインの道路を一本外れると、急に世界が変わる。ため池、農道、狭い舗装路、そして峠。まるで迷路みたいな地形になる。
ため池を網の目のようにつなぐ農道や市道
あちこちに現れる簡易舗装の狭い道…
普段走っている本土とも、佐渡や隠岐ともまた違う。そんな淡路島ならではの面白さを感じることができたかな。
次に訪れるときこそ、ドラクエアイランドにも寄ってみよう。その時はバイクで来るか分からないけどね。むふふ。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました(*ᴗˬᴗ)ꕤ

次のロンツー行くまでは日帰りツーの記事になるかな。仕事の繁忙期だから大して走れないけど、ちょっとでも走った時は、何かしら記事にしようかと思う。では〜




