夢なる宇宙・・うつわのワンダーランドへ

今回の記事はバイクはほぼ関係ないし無駄に長文なので、暇潰しの時にお読みくだされば幸いです。


3月 千葉県袖ケ浦市『旅人カフェ ぐりーちね』にて。オススメですが女性向けかな‥

結婚した友人と春先にランチした時に、結婚祝い何が欲しい?と軽く聞いたみたら「お皿が欲しい」というのです。
だいぶ遅くなってしまいましたが、8月に久々に会うのでそれまでに用意しないといけません。

ギフトで皿かぁ・・・
そしたら自分的には”あそこしかない”。

ということで、天候不安定の中。
山梨県北杜市に昔から好きで訪れてた、あるギャラリーにバイクで向かいました。

今回はそのお話。

・・・の前に”うつわ”について少しだけ語らせてください🥣

和の器


「やきもの」や「和の器」が好きだ、と以前どこかの記事で書いたような気がしますが、私自身”お皿”と言ったら基本は和食器派です。

母が和食器好きで『金継ぎ』の教室へ通ったりと趣味にしていたのもあって、実家の毎日の食卓は独特な風合いや絵柄の器でいつも彩られていました。ひとり暮らしを始めた時にも色々な食器を譲り受けたものです。

まぁそういう環境的なのもあって自然に好きになっていった感じでしょうか。


和食器に盛りつける料理といえば和食が合うのは勿論ですが、意外に和洋折衷なんでも合うんですよね。

例えばパスタやカレーには白やカラフルな洋食器の磁器プレートに盛りつけるというのが定番的ですが、それを和食器の陶器に盛りつけるとまた違った雰囲気を出すことができるのです。

料理と和食器のコーディネート的な面白さ。これも”和の器”を好きになるきっかけになったものです。
そんなささやかな楽しさを発見出来たのは、実家を出て料理をちゃんと自分で作るようになってからでしょうか。

洋食器と和食器


日常の食卓にはざっくり分けて和食器と洋食器が並ぶことが比較的多いかと思います。

洋食器というのはセットで揃えるとテーブル上で統一感も出て美しく映えるものです。それに対し和食器は色や形がそれぞれ違うものをごちゃごちゃ並べようが不思議としっくりきます。

和食器というのは種類がほんと豊富で、皿や鉢でも種類がいくつもあります。お椀で例えるなら汁椀、煮汁椀、煮物椀、蒸し椀・・・と本当に多種多様!
どうやら世界にも類を見ないというくらいの種類の多さだそうです。

そして洋食器が『置く』器なら、和食器は『持つ』器。

『手に持って食べる』という日本独自の食文化もあって洋食器とは違う味わいや温もりがあります。

手に持った時にしっくりとくる独特な質感と感触・・・器の内側と外側、それぞれ違った模様や色が施されていることがあり、色んな角度から楽しめるという面白さがあるのです。

また無地の器にも無地の持ち味があります。そして一点モノが多いというのも特徴のひとつです。

食器は料理の着物


『食器は料理の着物』という北大路魯山人の有名な一節があります。

この魯山人の有名な一節については料亭の一流の料理人やその筋の専門家に語り尽くされてるので、私如きが何も語れることはないですが、言わんとしてることは私でも分かります。

料理を生かすのも殺すのも器次第。どんなに美味しい料理でも器がおざなりであれば、美味しそうに見えないのですね。

逆に盛り付けが適当だと、器の美しさも引き立たない。
それほど料理と器の相性というのは大事なのでしょう。

魯山人の器は展覧会などで見ることが出来ますが、実際に料理が盛られた器というのはどのようなものか非常に興味があります。それに魯山人の器は料理を盛った時に初めて真価が発揮されるそうですよ。

料理が美しく盛られた魯山人の器・・・一流の料亭などで使われてるそうですが、お目にかかりたいものです(ごくり)。

味を決めるのは見た目8割


人の知覚は、8割以上が視覚といいます。五感による知覚の割合は視覚器官が83%、聴覚が11%、臭覚3.5%、触覚1.5%、そして最後の味覚は1.0%・・・

その視覚83%こそ重要なのです。

確かに料理を美味い!と感じるには臭覚はもちろんのこと見た目も重要な要素の一つと言われてます。

さぁそこで素敵な器の出番です。

器によって料理の見栄えというのはガラリと変わってしまうもの。素敵な器に綺麗に盛り付けられた料理・・・それだけで食欲をそそります。

例えるならスーパーやコンビニのお惣菜。そのまま食べるのはラクだけどプラ容器に入ったままで頂くのは、なんていうか味気がないですね。
ですがちゃんとお皿に移して盛り付けすると・・・あらまぁ不思議!味はともかくそれなりに見えるものです。

コンビニで買った酒のおつまみも、器に綺麗に盛り付ければシャレた酒の肴に変わります。

”この料理にはこの色のお皿にしよう”、”この料理だったらこれが映えるかな?”というふうに、お気に入りの皿をチョイスしたり、時には季節に合わせたものにしてみたり・・・作って食べるのは自分だけだとしても、好き勝手に色々組みあわせてみるのもなかなか楽しいものです。

精神的&時間的余裕がないとついついテキトーになりがちですが、そんなささやかな楽しみを作ってみるのも日々の食卓に彩りを与えてくれますし、心も豊かになりそうですね。

Weekends gallery「MUU」〜ギャラリー夢宇(ムウ)〜
なんのブログ?って感じですがやっと本題です。

これからご紹介しますのは『ウィークエンドギャラリー夢宇(ムウ)』という陶磁器やアート等を扱った山梨県北杜市にあるギャラリーです。
昔から気に入っていて、八ヶ岳周辺を訪れた時にはよく寄ったものです。


訪れた日は少しひんやりとした梅雨の合間。
パラッと降り始めたと思ったら急にやんだり。

土砂降りは勘弁してくり〜と思うけど、ポツポツ降っている小雨の中走るのは嫌いじゃない。
それもカッパ出さなくて済むレベル限定ということで^ ^;

 

山梨r11八ヶ岳高原ライン近く、泉ラインからJR小海線の高架下を通ったその先に、雑貨屋にカフェやギャラリーが点在している”夢宇谷(むうたに)”と呼ばれる場所があります。

そこにギャラリーがあります。


やっと着きました。
標高上がったからか周辺は霧がかってます。


少しだけパラついてるので停車中だけビニール袋をかけておく😅
ヘルメットもロックにかけると濡れるので、シートバッグについてる紐で固定してこうしてビニール被せれば濡れません‪。

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”ウィークエンドギャラリー夢宇(ムウ)”


”ウィークエンドギャラリー夢宇(ムウ)”の入口。
ここから入ります。奥に進めば・・・


屋内への入口はこの様にこじんまりとしています。


ちなみに15才未満はお断り。
子供も団体客もダメ。
言わば大人のための空間なのです。

じっくり見れるということですね。
あ、トイレはレジで一言声かければ普通に貸してくれますよ。


作品を見たり手に取ったりしながら、回廊を進んでいきます。


作品と自然(緑)の調和の美しさ。器に限らず、家具や壺も置いてあるものは作品として売ってます。


そして途中ギャラリーの内部へ。

古民家を改造したというギャラリーはそれなりの広さで、全国の作家さん達の作品が所狭しとたくさん展示されてます。お値打ちものから超お手頃なものまで幅広くあり、作品を手に取って直接購入することが出来るのが魅力です。

そしてこのギャラリーの面白さは、作品の魅力だけでなくギャラリーそのものが迷路みたいな造りなのです。


低い天井裏の部屋。アンティーク家具に置かれる作品達。中腰になって作品を見る、という変わった演出も。


アート作品も充実。


空間演出の素晴らしさ。所狭しと並ぶ数えきれない豊富な器。

ギャラリー夢宇が作り出す世界観・・・迷路のような造りにライトアップやディスプレイ。まさに!”うつわのワンダーランド”なのです。


オオサンショウウオ🥰こんな作品も!って・・・¥86,400!
こんな個性的な作品もあります。

そして肝心な器選び。
今回は結婚祝いなので、使いやすいものを選びたいものです。


深みのある色の組み合わせ・・・侘び寂びの色彩美というのでしょうか。和の器は鮮やかな色彩もあるけど、全体的には渋く派手な感じではありません。

同じものなのに、形も微妙に違うし柄も風合いも全て違う、ひとつひとつが一点モノ。
一度ハマってしまうと、色々と買い揃えたくなってしまうのです。


持ち手が面白いマグカップ。デパートや雑貨店じゃなかなか売ってないようなものも・・・


ちょっと高価なものからお手軽なものまで種類も数も豊富。
1〜2,000円くらいのお手頃のも沢山。


銀彩の美しい片口。お酒が好きなら酒器を揃えていくのも器選びの楽しさのひとつです。

ちろりに徳利、飲む時に使うぐい呑み、そしてお猪口。
熱燗ならこれ、冷酒ならこれ。焼酎割りだったら・・・キンキンに冷えたビールなら、と酒の種類に合わせてみるなど自分好みのモノを揃えていけば、普段の晩酌タイムに飲むお酒がぐっと旨いものになります。

特に日本酒は酒器によって味や香りが変わるといいます。また口縁(飲み口)の厚みによって味わいも変わります。
酒と器の相性というのも奥の深い世界で、追求していけばより一層お酒を楽しめるかもしれません。

ちなみに、、自分も酒好きの割には酒器は大して揃ってません。うちにある片口はニトリのやっすいやつですし、ウィスキーグラスはJOJOの景品のを何年も愛用してます🤣。じゅうぶんなんですけどね〜。でも猪口はこだわって数種類持ってますよ🍶


さて、肝心な友人へのギフトですが、ひとつは中央に宇宙のような深みのあるブルーがある綺麗なお皿に決めました。
2人でなにかつつくのにちょうどいい大きさの器にしました。


そしてお茶碗くらいの大きさのこの器。小鉢にも使えそうなので、これを2点。

うーん、我ながら地味っちゃあ、地味なチョイスですね。果たして喜んでくれるかどうか。オサレな洋食器のセットでもよかったけれど、自分で選ばなさそうなのを選ぶのもありかと。

なにより”ここでしか手に入らない!”(たぶん)というのが重要なのです。

好みじゃなくても皿は実用的なものですし、何かしらに使ってくれるでしょう。


ギフト包装でお包みしてもらいました。綺麗な紫の和紙に赤とグレー2色の綺麗な組紐。これで中身も友人に喜んで頂けたら言うことないかな。

友の新たな結婚生活に、そして夫婦二人の毎日の食卓にほんの少しでも彩りを添えられるような、そんな贈り物になりますように😊というささやかな願いなのです。


ということで、夢宇谷のギャラリー”MUU”。大好きな場所をご紹介させて頂きました。

アート的なものが少しでも好きな方、そして陶器が好きな方はマジでワクワクしますよ!

かなりの穴場スポットだと思います。

平日だけでなくお盆やGWにも行ったこともありますが、そういった時期でも静かだし落ち着いて見れます。時間ある時にじっくり見るのをオススメします。

今は皿なんてネットでも百均でも簡単に買えますが、、ひとつひとつ違った魅力を持つ和の器。実際に見て、手に取って。皿じゃなくマグカップでもいい。自分だけの”お気に入り”を見つけに訪れてみてはいかかでしょうか😊

そしてギフトでオリジナルのお皿を・・・という方は是非!

■Weekend Gallery MUU ~ギャラリー夢宇(ムウ)~
■〒409-1502 山梨県北杜市大泉町谷戸5865-12
■0551-38-0061
■10:00〜17:00
■開廊日:3月下旬~11月下旬
■閉廊日:木・金曜日 
※8月と祭日は営業

買い物を終えたし、お昼を食べます。
ラーメンにします、はい。
いつものツーリング記事っぽく戻ってみます。


雨で湿った森の匂い。

贈り物も無事買えたし😙♪
森林浴しながら気分良く走っていきます。

八ヶ岳高原ライン、山梨r11をぬけて・・・甲州街道R20にあたるところ。
そこでお昼を食べます。

『国界』のネギチャーシューメン

R20の山梨と長野の県境にあるお店です。R20沿いという分かりやすい所にあります。ご存知の方はいるかな😊

温泉もある『道の駅 信州蔦木宿』を山梨側に約500m走ったところにあります。さらにもうちょい走ると『道の駅 白州』もあります。その間ですね。


八ヶ岳周辺は家のちょっとした事情で昔から来ているので詳しくて。
特にこのお店はですね〜20年近く前からの利用です。
普通にちゃんと、美味いのですよ!


バイクを停めて。


土日は地元の客含め比較的混んでますが、もし入れなくてもバイクは山梨r11沿いに停めればOKかと思います。ていうか余裕です。


中は天井高く、中央に丸テーブルもあって少々変わった作りです。


メニューは豊富。チャーハンも美味いです。大食い同士であればラーメン頼んでチャーハンはシェアし合うというのもオススメ(←経験済み)。比較的何を食べても美味いしボリュームあるので、かなりお腹いっぱいになります。

でもオススメは・・・


じゃーん。ネギチャーシューメンです。
これ、美味いんですよ〜ԅ(¯﹃¯ԅ)


トロリとろけるチャーシューに、黒胡椒が効いたネギ!ネギ好きな方にはおすすめです。

ずーっと変わらぬ味なんです。

この辺走ったら是非。

ということで皿とラーメンの回でした。

今回の記事は需要がないと分かりつつ、無駄に気合が入ってしまいました。ここまで真面目に読んでくださった方はかなりの少数派と思います笑
ありがとうございました❁

以上です。

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