青の果て、国境線を走る
【対馬3日目 前編】
一対の国境島 対馬と壱岐

今日は対馬の、島の北部エリアを走る。最終的に厳原に戻って、初日とおなじ東横イン対馬厳原へ。

【対馬2日目 後編】 対馬ツーリング【2日目③】 r232に入り、ハロワ坂トンネル、卯麦トンネル、ハトヲキトンネルと変わった名前のトンネルを抜けていき・・・・ 廻のヤクマがある先っぽの方…
対馬ツーリング【3日目①】

今日はまず「女連の立岩(うなつらのたていわ)」を目指す。これは対馬に来たなら見てみたかった奇岩。
女連の立岩(うなつらのたていわ)は、対馬北西部の女連地区の海岸にある奇岩です。 名前の通り、平べったい岩が海岸に立っています。 その高さ、推測で12~13メートル。 海岸に大きな屏風が立っているように見えます。
ただ、女連の立岩は満潮時だと歩道が海面下に沈むため到達できないという。

タイドグラフによると夜8時頃が最大の干潮時。さすがにその時間では真っ暗で危険。
けど、朝7時頃なら潮位は40cmほど。最大干潮時と4cmしか変わらない。これなら立岩を見られるかと!
しかも明日は小潮。大潮のときは月と太陽の引力が同じ方向に働くため、海水が大きく動くけど、小潮のときは月と太陽の位置関係がほぼ直角になり、お互いの効果が弱まる。そのため潮の満ち引きの差が小さくなり、満潮になってもそれほど水位は上がらず、干潮になってもあまり下がらない。
海全体が穏やかで、大潮のときのような激しい潮流は起きにくく、海も比較的おだやかという。
なおよっしゃー行くっきゃない!!
最初にルートを決める時は、宿が島の東側にあるので反時計回りに走ろうと考えていた。
けれど、朝7時に干潮を迎えるなんて運が良すぎる。
それなら立岩を先に見に行くしかない。
ということで予定を変更し、逆の時計回りで走ることにした。これが中途半端に10時や11時の干潮だったら、ルート的にどう走るかかなり迷っていたと思う。
朝イチで見に行ける時間帯だったのは、本当にありがたかった。




風も穏やか…ツイてる!
数日前の予報では風速もそれなりにあって。
「もしかしたら厳しいもかな〜」なんて思っていたけど、結果的にはいい方向に外れてくれた。
天気予報って、やっぱり直前になるほど当たる確率は高くなるけど、1週間以上先なんて結構変わるもの。
分かってはいるけど天気予報に一喜一憂してしまう。ロンツー前ともなればなおさらだよね。笑


さぁ出発!今日も昨日と同じくらいの距離のはず。


今日は快晴かな。スコーン!と晴れた空!
予報によると最終日まで晴れなんて、今回のツーリング…
運が良すぎて逆に怖い。笑


女連の漁港が見えてきた。


とりあえず行き止まりのところにバイクを停めて。


女連の立岩に関する看板や案内板らしきものは立っていない・・・何故だろう?
女連の立岩


さぁ歩いていくぜよ。だれもいないし、なんかこういうの、ちょっとドキドキするよね。笑


どうやら12〜15分くらい歩けば着きそうな感じ。
海岸では大規模な地層や褶曲を見ることができるという。スフィンクス岩も楽しみ。


ひぇぇ…これを歩くんかいな。無事辿り着けるかな💧


あ、あそこに見えるのはスフィンクス岩じゃないかな?


うわ、凄い、これ!何枚もの層が重なっていて、なんか巨大なミルフィーユみたいな感じ。
このまま足元に注意しつつ、てくてく歩いていったら…


女連の立岩が見えてきた!…や、やった!




これは…すごい!


まず空の色が完璧だった。
朝の低い太陽の光で、立岩の岩肌の層が全部浮き上がってる。屏風というより、縦に裂けた柱状のラインが巨大な刃のような。




下から見上げると、 岩というより、まるで 地球の断面がそのまま突き出てる感じ。
角度によって様々な表情が見えて面白い。魅入って時間を忘れてしまいそう。
夕日の時はどんな表情を見せるんだろうか。とくに今日みたいな、快晴の日の夕暮れ時なんて素晴らしいんじゃないかな。


そしてあれがスフィンクス岩。本来は沖ノ瀬という名の奇岩みたいだね。


たしかにスフィンクスっぽい…かも?笑


対馬の地層は、およそ1000万〜3000万年前に海の底で堆積した泥や砂が長い年月をかけて固まったものだそうな。
島全体がそんな地層でできているため、海に面した場所では断崖絶壁のような海食崖が多く見られるとのこと。ここ女連の海岸も例外ではなく、荒々しい岩場や巨大な堆積物が見れる。


対馬らしいダイナミックな景観は、こうした長い年月の積み重ねによって生まれたものということ。
そして女連の立岩とスフィンクス岩も、激しい波浪の侵食力に耐えることができた部分だけが姿を見せている…なんかロマンがあるね。


しかしゴミが多いなぁ。この周辺って入り組んだ海岸だから、潮流で流れ着いたものが溜まりやすいんだろうね。


ハングル文字のペットボトルが。。。
この漂流物は…どのくらいの時間をかけて対馬に辿り着いたのかな。ラベルの状態を見る限り、何年も海を漂っていたというより、案外つい最近まで韓国のどこかにあったものなのかもしれない。
釜山から対馬までは約50km。私の住む東久留米から奥多摩くらいの距離だと思うと、やっぱり近い。
このペットボトルも長い年月をかけて流れ着いたというより、数週間前まで釜山のコンビニに並んでいたとしても不思議ではない。逆に考えれば、日本の漂流物も韓国の海岸に流れ着いているということ。
対馬が国境の島であることを、こんな漂流物からも実感してしまう。
国境はあっても海はつながっている…


さっきのミルフィーユ岩だ🪨


近づいてみると岩が波打つような模様を描いている。面白い。


自然って凄いなぁと思わず見上げてしまった。自然が何千万年もかけて作った芸術作品みたい。
まさに大自然の造形美。


行きも帰りもこんなところ通るから、滑らないように気をつけなくてはいけない。コケたらあかんやつ。


黒い岩の上に広がる苔の鮮やかな緑が印象的だった。無骨な岩肌との対比とコントラストが美しく、思わずしゃがみ込んで写真を撮ってしまった。


時間にして3、40分。片道5〜600mくらいかな。
タイミングよく見れるなんて、最初で最後かもしれない。よかった、見れてよかった。女連の立岩も見応えあるけど、道中で見かける堆積物も素晴らしい。時間があればもっと居たかったかも。


潮が引いてる時間を読んで、ちゃんと朝動いて大正解だったよ!
もしかして、女連の立岩の案内板がないのは潮の満ち引きによって危険になる場所だから、あえて大々的な案内をしていないのかもしれない。
でも逆に大きな観光看板とか無い方が良い気がする。ほんとに見れるのか?辿り着けるのか?という、ちょっとした冒険気分も味わえるしね。
観光スポットって「積極的に呼び込みたい観光スポット」と「自己責任で見に行く自然スポット」を分けていることがある。女連の立岩は完全に後者だわ。でもそれが良い。


さて、さらに北へ向かおう。この時点でまだ8時ちょい前。時間に余裕があるっていいね〜


さて、お次はさらに北へ。途中「佐護西里の展望所」がある道を通って、日本歳北西端のモニュメントがある棹崎公園まで。
ツシマヤマネコが見れる対馬野生生物保護センターも少し気になるけど、時間的にまだ開いてないんじゃないかな。
R382に入り、しばらく道なりに進んだ。


そういや、この看板よく見かけたけど、対馬をかな〜りざっくりにした感じ。一応島のどの辺にいるかは分かるかな。笑


ちょうど植田の時期かぁ。。。あと2ヶ月でもしたら、田圃一面が鮮やかな黄緑色に染まる、稲穂のじゅうたんが見れるんだろうか。去年走った隠岐でも見たっけ。
仁田志多留線〜中山線
R382から逸れて仁田湾沿いの道へ入った。


この仁田湾の海がすごく綺麗で……


まるで水鏡のように景色そのものが映っていた。
空と山が映り込み、どこまでが現実でどこからが水面なのか分からなくなるほど。思わずバイクを停めて見入ってしまった。


あっツシマヤマネコだ!




海が綺麗だぁ…小潮で風がほぼ無いから海もベタ凪。そして手前には洗濯岩みたいなのが広がっている。眺めてるだけで心洗われそう。


海沿いの道は終わり山道へ。
林道大保家線


途中、分岐のところに出た。そのまま進めばR382に出れるけど、私はこちら。林道大保家線へ。




海沿いの道もいいけど木々に囲まれた道もやっぱりいいよね


Googleマップでいう佐護西里の展望所。誰かテキトーに申請したのかな。画像もアップされてないし。ほとんど見えない。笑


綺麗な舗装林道。ばびゅーんと気持ちいい。
対馬は島の9割が山林。山道にちょこちょこと小さな分岐点もたくさんあるので、未舗装路も結構あると思われる。オフロードメインで走る人は探索してみると楽しいかも。
そういやシカさんは?🦌🦌🦌すっかり忘れてたけど。
頼むから最後まで出てこないでおくり〜。笑


林道終わった。あともーちょい!
棹崎(さおざき)公園


棹崎公園に着いた。まだ8時台かぁ…思ったより早く進めてる。昼ご飯ゆっくり取ろうかな。


棹崎公園駐車場にとめて。


公園までは徒歩じゃないといけないみたいだ。ちなみに保護センターは10時からオープン。まぁいっか💦🐱


モニュメントと灯台が見えてきた。公園に誰もいないんだけど。なぜ?笑
対馬棹埼灯台


対馬の観光スポット的な灯台といえば、ここなのかな?なんだかこじんまりとした赤と白の灯台だなぁ。けど天気の良い日の灯台は景色に映えるね。
日本最北西端


日本最北西端かぁ…そういや本土最西端の地も寄ったなぁ。あそこも長崎だったっけ。
端っこ好きな人は寄らなきゃスポットだね( ܸ ⩌⩊⩌ ܸ )


現在地を見ると、遠くに来てるということを実感できる。つい確認してしまう。


なんだかいい所だな…
もう少しゆっくりして行きたいけど、まだ先があるから行かなきゃだ。そう思うと遠くから来てるツーリングというのは忙しないな。


駐車場に戻ったら、フェリーで一緒だったPS250の青年がいた。初日の記事のラストに書いたけど、あれから道中2、3回すれ違ったのね。
よく会いますね〜!って。これから公園に向かうみたい。ではまた👋ってここでお別れ。また会うんだけどね。笑
ツシマヤマネコ石像🐈


そういや公園向かう道中ツシマヤマネコ石像をちゃんと見そびれてのね。降りて一応見ておこうかと。
何気に急勾配カーブのところにあるので、バイクと一緒に撮ろうなんてことはできない。笑


けっこう、でかい!結局保護センターはオープンまで待たなきゃ行けなかったからスルーしてしまった。
さぁ次は更に北へ。


お次は海沿いのアジサイ・ロードを通り、千俵蒔山展望台へ。おやまの展望台なんてのはバイクなら向かっちゃうよね。


アジサイ・ロードをのんびり流す。のんびり流しても、あっちゅーまに展望台に着きそうだけど。


ええとこだ・・・・・・・
Googleマップのアジサイ・ロードのクチコミをふとみたら…


やっぱり電波キャッチしちゃうものなのね。ꉂꉂ(¯ᗜ¯)


![]()
![]()
異国の見える丘展望台


アジサイ・ロードの途中にあったので寄ってみた。


千俵蒔山(せんびょうまきやま)の中腹に位置する「異国の見える丘展望台」からは、気象条件の良い日には朝鮮半島の山々を遠望することができます。この千俵藤山は対馬上島の最高峰「御嶽」とともに海峡を航海する船の目標とされてきた山であり、天智3年(西曆664年)外敵襲来に備え防人が置かれた場所といわれています。
千俵蒔山は標高287メートル、対馬では珍しく山頂部が茅に被われた曲線的な山で、近年は出力600キロワットの風力発電機が2基設置され、韓国の見える眺望と壮大な景色を活かしてパラグライディングが行われるようになりました。──案内板から
どれどれ、どの程度見えるのかな?…って観光用双眼鏡で覗いて見たら、なんかレンズが曇ってるのかよく見えない💦


下の階にもあった。ちょっと移動してみよう。


・・・・・・うっすら見えるような、見えないような???でも視力も大して良くないから見えるはずがない。


ズルいけど画像拡大!したら山みたいなのが薄らと!
おおお!あれが韓国の山、朝鮮半島の山々かぁ〜
空気が澄んでる冬とかの方が見れそう。夜だと釜山の夜景の灯りがポチポチと見えるのかな?


さぁまだまだ先は長い。














