ここ最近のことだけど年明けには泊まりツーリングすることに決めている。仕事の繁忙期に入れば暫くのびのびと走ることができないというのもあって。
そして3回目になる今年、2025年の初走りは2泊3日で静岡と愛知を走ることに決定!
prologue
初日はまず東名高速で一気に静岡入りして静岡スマートICで降りて下道スタート。
日照時間もまだまだ短くなるべくなら早めに宿入りしたい。5時半には自宅を出ようと4:45には目覚ましセットしたけれど⋯

前日は全国的に雨が降った日。予報では夜中に止む予定のはずが朝起きても降ってて出発の時間になってもなかなかやまず。
旦那も早寝早起きだから5時前なのに起きてきちゃって「雨やんでから出発すれば?」なんて。
雨雲レーダーみたら9時過ぎまで🌧やまないじゃないか~それでは遅い!走りたいところ全然走れない。
雨雲レーダーの予報によれば府中スマートIC乗る頃には雨もやんでそうなのでカッパ着て出発することにした。
予定の出発時間より一時間遅れ。泣
府中スマートから雨は止むと期待してたのにパラパラ降りが続いた。八王子JCTから海老名JCTの圏央道の縦のラインに雨雲がずっと被ってたのか東名高速乗るまで雨に当たられながらの走行。
しょっぱなからついてない!(っ `-´ c)!
が、しかし・・・・・・・

嬉しいことに新東名の駿河湾沼津SAに着く頃には青空が見えて晴れてきた。
やった!(∩´∀`)∩
それにしても朝から雨にうたれて走ってきたのでカッパ着てたとはいえ体が芯から冷えてしまった。寒さで体もこわばり少々疲れたので温かいコーヒーを飲んで休んでいくことにしたよ。


上島珈琲店の黒糖ミルク珈琲☕美味しい
50分くらいゆっくりして出発。出発も遅れたのに結構ゆっくりしてしまった……
初日 前編

静岡スマートICから下道スタート。
さぁここから旅の始まりだ~。
高速走行も旅の一部だけど自分的には高速をおりてからが本当の「旅の始まり」って感じがする。
この時点で既に10:40。予定よりすっかり遅くなってしまった…しかも今日の宿は愛知の豊橋。この時間にしては遠くね?!
暗くなってもいいからせめてチェックインの6時には着くようにしたい。
野田沢峠のある農免道路からスタート

ここはETCのレーンを通過してすぐのところ。静岡スマートICで降りるのは初めてなので、この先の道ももちろん初めて。
先の県道に繋がるまで道なりに進んでいく。

綺麗に舗装された道路をと気持ちよく走る!

ロンツースタートじゃ~‼️ワクワクが止まらない~‼️
初っ端から山道走行でいい感じのスタートを切った。カーブありで少しうねうねした道でなかなか楽しい。
野田沢峠

しばらく走ると左手に石碑が建っていたので傍によってみた。
石碑には「山峡拓き 緑風爽やか」と彫られている。どうやら峠の碑ではなくこの道の開通記念碑みたい。
石碑のすぐ近くには階段があり、道路を挟んだあちら側も階段があった。どうやら登山口らしく、お隣の静岡r209の西又峠と繋がっているようで、山登りする人達には知られたエリアみたいね。

The★快晴
なんとも冬らしい風景!いいね~

朝の雨走行が嘘みたいな青空で嬉しい。

静岡r209からr81をちょい走って新東名の側道へ。

高速道路の側道って走るの何気に楽しくない?橋脚を見上げて走るのもいいし高速道路を見下ろすのもいい。
この新東名沿いの側道、距離は短いとはいえびゅーんと上がってバビューンと下れる爽快な道だった。
静岡県道81号焼津森線、再び
たまたま今回のツーリングで久しぶりに走ることになった静岡県道81号。
記憶は曖昧になりつつもかなり印象深い道だったのは確かで、81という数字だけで「あれ?通ったことあったかも」と思い出した。
確かめちゃくちゃ狭い区間がある険道だったような…
どの区間だっけ?

とりあえず期待しつつの山間部区間スタート。(走る前に過去のログは見てなかった👿)

途中右手に怪しげなトンネルが見えたので思わずレンズに収めてしまった。
これ後で知ったのだけど「宮ヶ澤隧道」という名のトンネルで通称「葉梨のトンネル」と呼ばれてる、この辺では知られた心霊スポットらしい。笑
上の画像をよく見ると「この先行き止まり 農道につき関係者以外進入禁止」という看板が設置されている。霊らしきものが写ってないか拡大して探してしまったよ。笑
どうやら隧道を抜けた先は人家も何もない袋小路らしく、なんのためにトンネルまで掘って道をつくったのか?という謎に満ちた隧道らしい。それもあって心霊スポットになったのではないかなぁと。
…ほんとにいるのかもしれないけど( ᜊ°-° )ᜊ笑

化けトン👻は後にしてさくさくと進んでいった。

道路もたしかに多少荒れてる箇所があるけど…
r81ってこんなにスムーズに走れる道だったかな。

もっとやばい道だったような…
なんせ通ったのも3年以上前だから覚えてるはずないよね。
石仏隧道
カーブを抜けると隧道が現れた。

竹林がたくさん・・・・・・・

なんかいい感じの雰囲気の隧道だね
竹林が生み出す静謐な空気感というのは独特だよね。この周りの竹林のおかげで隧道の雰囲気を一味二味も味があるものにしている。
この石仏隧道も心霊スポットという人もいるみたいだけど…
うーん、なにかいそうな雰囲気は全くないぞ。

山間部にあっていかにも歴史がありそうな隧道をなんでも心霊スポットにしちゃあかんのだ(ホントにいる場所もあるけど)

r81の山道区間を過ぎると長閑な田舎風景になった。

行き止まり看板あるのに何故か惹かれるようにr81から逸れて脇道に入ってしまったのだけど。


なんかヤバそうなものを感じて引き返すことに。
(;’ω’∩)どちらにしろ通れなかったしね。なぜ通行止め看板あるのに進んだのか私。
( ᜊ°-° )ᜊ呼ばれてたとか?笑
390ADVは重たくないからなんとかなったけど急な坂だったので切り返すのにちょっと苦労してしまった。
重たいバイクじゃなくてよかった。下手な冒険心は出さない方がいいということはある…

戻ったところであったカーブミラーでこの旅最初で最後の恒例カーブミラー自撮り。笑

またr81に戻り暫く走行してるとまた山間部へ入ったよ。島田市に入った

過去に通った険道区間はどこ❓❓❓❓って感じで特に何もなくこのままr81は平和に終わりそう。

宿に着いてGoogleマップと過去ログを見返してみたのだけど、今回走った区間は過去のツーリングの時の険道区間ではなかった。

険道区間はR473を挟んだ西側の、島田市大代から掛川市倉真地区の方だった。
静岡r81総括
この静岡県道81号焼津森線。全体的に山間部が多く険道区間あり心霊スポットあり(笑)、素敵な隧道ありでなかなか味わい深い県道なので通ったことない方は是非オススメしちゃう。
でも険道区間は要注意⚠️笑

静岡r64に出てそのまま南下。もうこんなところまで来たんだ。

水色の綺麗なトラス橋をびゅーんと渡る。
この鉄橋は大井川を渡る国道1号線の旧道、県道381号線の大井川鉄橋。綺麗な橋をバイクで通過するのもテンション上がるひとつだよね~
掛川~金谷 世界農業遺産の茶畑
お次は静岡でも有名な茶畑の名所に向かうよ🌿

“色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす”───
静岡といえばお茶の三大生産地のひとつ。全国の茶園面積の約40%を占め、日本一の茶どころとして有名だよね。

なんせこれよ、これ。粟ヶ岳(532m)に目立つ茶文字!そして山の周辺の茶畑の形状が幾何学的模様みたいで美しい。このように地図で俯瞰的に見ると粟ヶ岳周辺は山がちで起伏に富んだ地形というのがわかる。
今までのツーリングでも三重や滋賀、京都の和束町や岐阜の揖斐川町でも素晴らしい茶畑を見てきたけど…
この静岡の茶畑エリアで眺めて写真を撮っただけでなく、延々と茶畑が広がる道をのびのびとバイクで気持ちよく走れたのが本当に良かった。

まさに茶畑ロードって感じ!
見渡す限り一面に広がる茶畑を眺めながら走れて心洗われるツーリングのひとときとなりましたよ。


くるくると回る防霜ファン
どこまでも続く茶畑……
茶畑と防霜ファンのある風景は風力発電がある風景と何となく似てる気がする。どちらも風を感じさせる人工物だからか、ゆったりと穏やかな時間が流れているような風景で。似てないかな。笑

あれだ~粟ヶ岳の「茶」文字が見えてきた!

そしてまたこの娘(むすめ)たちがいた。笑
パネルにはゆるキャン▲のキャラが…舞台になったのか静岡や山梨は遭遇率たかいなぁ。そういや快活CLUBで読もうかと思ってたけどすっかり忘れてた。汗

美しき茶畑、気持ちよく走れる綺麗な舗装路。言うことなし!

東山いっぷく処山頂店かぁ…ちょっと一瞬気になったけど時間的に無理だった。また次の機会に(o・・o)/~



気分はさいこー!
時期的に茶畑も濃い緑だけど、初夏の新芽が伸びて萌黄色に染まった茶畑も素晴らしいだろうなと走りながら見てみたいと思った。
一昨年のGWに紀州を走った時に見た滋賀や京都の茶畑の色が鮮やかな萌黄色で綺麗だったしね。
機会あれば初夏あたりにまた走りに来たいな。
日坂宿

茶畑を走り終えた後は日坂宿まで来た。ここは片岡本陣扇屋跡前。

そろそろ西へ向かわなきゃなんだけどもう少しだけ寄り道したいな~
東海道の難所 小夜の中山 “二の曲り”
国道1号を越えてそのまま東海道を通って火剣山方面へ向かうことにした。

道路幅員狭小上り急勾配…
ふふふ、望むところだ(@ ̄ρ ̄@)
って意気揚々と進んだのはいいものの

実はちょっと怖い思いをしまして。笑
それはこの先。
東海道で「二の曲り」というとんでもない急坂の名所をバイクで上る羽目になってしまったのだ。
勾配のある険道や林道、棚田周辺の道も今まで通ってきたので経験値は低くないつもり。しかしそんな私でもここ「二の曲り」は久々に冷や汗をかいてしまったよ。
最初は少しキツイ坂かなくらいだったけど
途中で「これヤバいやつ????」って…
動画じゃ分かりにくいけどけっこう必死でしたw
ほんの少しだけ画面が切り替わってるのはあまりの勾配っぷりに思わずバイクを止めてしまって、そこから進むかどうか2、30秒も悩んだから。笑
動画で見たら長ったらしく感じたのでちょいとカットしてます。
なんせコケずにちゃんと上れるか不安、かといって引き返すことも出来ない。まぁ結局は先に進むしかなかったけど。笑

ここで立ちゴケでもしたらシャレにならない展開になってたはず
茶畑広がる爽快感な道とは逆ベクトルの
もはや冷や汗レベルの急坂道…

ちなみにこの坂はちゃんと絵として記録に残っている。江戸時代の浮世絵師、歌川広重の「東海道五十三次」に描かれているのだ~。1枚の絵に無理やり収めるため坂を強調して描いたっぽく見えるけど本当にこの通りだった。汗

今は舗装されてるけど江戸時代の人たちは砂利や土だったこの道を歩いていたんだなぁと。すごい健脚じゃ。
二の曲り総括
帰って距離と標高で勾配を計算したら30%はあった。急勾配で有名な坂の名所で30%はたぶん珍しくない数字だけど、問題は2回連続するカーブ区間の道幅の狭っぷりにバイクでコケたらどえらいことになりそうってこと。
とにかくバイク初心者🔰の方は絶対に入っちゃダメです‼️下手したらコケて下半身をバイクに挟まれ大怪我なんてことも…。
大型バイクで入るなら絶対に止まらず一気に登りきるくらいの気合いと覚悟がないと。うちの原付二種T115でもここを通るのはけっこう怖いと思う。
私はなんとか上りきったけど・・・・・・・
下る方は想像するだけで恐ろしい‼️
上るのは気持ち的にまだ「坂に挑むぜ!」って感じがするけど下るのは…?もはや「奈落の底に落ちる」しかない感じ⁉️
そんなこんなでここをバイクで通るのは避けませう。
…え?Googleストリートビューも見れるしGoogleカーが通れるなら行けると?
いやーやめた方が無難デス(ヾノ・∀・`)

やっと平坦な道になった。この安心感ったらないぜ!笑

車輌通行不可ってなってた。
(;’ω’∩)なんと…
途中ちらりと視界に軽トラが止まってたような。地元民は慣れてるだろうし車輌通行不可でも関係ないんだろうな~。


なんと中山峠を越えたところからも粟ヶ岳の茶文字が見えたよ!
あの変な坂のせいで茶畑を通ってきたことが一気に吹っ飛んだけどここで甦った。笑

こんなところにトトロ発見⦿ – ⦿
トトロの後ろの看板にお寺の名前が。Googleマップ開いてみたらこの先に「瀧生山 永宝寺」というお寺があった。錫杖もってるからお寺の住職か誰かが制作したのかな⁉️
それにしてもトトロは色んなところにあるなぁ~。全国にあるトトロスポット、トータルするとどのくらいあるのかちょっと気になるぞ。
特別トトロ好きでも作品ファンでもないけど(もちろん良い作品だけど)、ツーリング中に見かけるトトロに癒されてる感はある。笑

時間はPM1:30。すっかりお昼すぎてしまったけど焦らずに行こ~っと。
初日routeMAP前編

ここまで走ったのが青いライン。愛知の豊橋まで先はまだまだ長い。