信州、そして静岡【中編】

んで続き。愛知県に入りr1からr426に入りました。

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1日目 愛知 豊根村〜東栄町

r426は交通量のない1〜1.5車線の静かな県道ですね。地図見たところ抜け道にもならなさそうだし、豊根村に用がある人以外は使わなさそうな…

愛知の東の端っこ、豊根村は1200人と愛知で最も人口が少ない村らしいです。車はおろか歩いてる人にも出会わないとか納得しちゃいます。全国には同じように過疎ってる村なんていっぱいあるんだろうなぁ。。

後に何となく豊根村について調べてみたら「チョウザメ」の養殖が盛んだと知りました。ほぉほぉ🦈チョウザメといえばキャビアですね。キャビアは食べたことあるけど・・・本格的なチョウザメ料理は食べたことないです。

このポスターが自虐PRだと2年前にちょっと話題になったらしいですよ笑

にしてもポスターのおじいちゃん、すごくいい表情してますね〜!それとさり気に美味しそうなチョウザメ料理が小さな写真で紹介されてます。チョウザメ寿司、チョウザメ団子の香酢定食…そしてチョウザメかつ丼。どれも美味そうじゃ!
ԅ(¯﹃¯ԅ)

旅を通してその土地の食を楽しむのもいいですよね〜。豊根村を訪れる前にこのポスターを先に見ていたら・・・カツ丼好きとしてはチョウザメかつ丼食べみたかったかも〜(☑️要予約みたい)。

グルメツーリングしてる方はチェックしておいてもいいじゃないでしょうか。笑

ツーリングに話を戻しましょう。天竜川から離れたらただの山間県道になりました。

r426といいr428といいr429といい、どこもこの電光掲示板がありましたよ。

山間部なんで都市部にあるようなヒートアイランドが無い分だけマシとはいえ、ここ最近の東海の気温はヤバいのですよね〜。南下するにつれなんだか蒸し蒸ししてきたような…まだかんかん照りじゃないのが幸い。

いい感じのr429と思いきや、なんとみどり湖過ぎてから先が通行止め!しょうがないので湖沿いを迂回していきます。
時間があればな〜、もっと西へ!愛知のマイナーな道でも走りたいところだけど、日数も時間も足りないので大人しく静岡県に入ります。(^^;)

みどり湖と豊根大橋。橋も通ってきたけど古い橋で錆び錆びでした。あの簡素な造りがまたいかにも古い橋って感じですね。

こ、これは!ヤッホーポイントじゃないですか。そういや和歌山の日高川でヤッホーしたっけ・・・😅

ドキッとしたけど大型車のみ通行禁止でした。
ほっ😯💨💛

r74。車どころか人っ子一人見かけなかった豊根村から東栄町へ。掛川までけっこう距離あるのでちょっとだけピッチを上げます。

飲みもの切らしたのでR151に出てファミリーマート北設楽東栄町店に寄りました。
やたらと広い駐車場で後からバイク数台来ました。私は目立たないよう離れた端の端っこにひっそり停めて、パーキングブロックに座って休憩。

喉を潤し🍙1個だけ食べました。。。暑いしなんか疲れてきました。

やっと静岡県に入りましたよー!先日最高気温41.1℃出した浜松市ですよ。

暫く静岡r9で下ります。この「ダンプ通行中」の看板見て、げ、失敗?と思いきや、運良くダンプも何もすれ違わずに快適に走れたのはよかった。

頭上には飯田線が通ります。

r9は浜松から東栄町方面への市街地を通りたくない人用の抜け道でしょうか。走るのに悪くない道ですねぇ。途中目印になりそうな『吉沢の田高杉』という特徴のある立派な杉の巨木がありましたよ。

小さな道の駅『道の駅 くんま水車の里』。

この道の駅に着くまでr74でちょっとした下りのワインディングが続くのですが、ヘアピンカーブの時に視界の左にかなりのハイスピード出して着いて来る“何か”が一瞬見えたのですよ。

ちらりと見た時かなり軽装に見えたので、え?もしやチャリ?ひぇーー爆走チャリが追ってくる!とちょっと逃げる感じで走ったのですが・・・

追い抜かれなかったけど道の駅着いた時に何者か判明。クロスカブに乗った地元のお兄さんでした(^^;)半袖シャツに半ズボンにサンダルで山道を爆走って…笑

カーブミラー自撮り…

静岡r343でびゅーんと掛川市のビジネスホテルへ。車多いですね。皆飛ばす飛ばす。

夏のグローブがついに逝っちゃいました。

まだまだ続きます汗

2日目 静岡県

失敗だったのは疲れてるくせにホテルの目の前にあったセブンでつまみと酒を買い込んで、ついつい遅くまで飲んでしまい案の定寝坊。そのくせ朝食の無料ブュッフェをがっつり食べてコーヒーも飲んで優雅なモーニングで更に時間を食ってしまいました☕。

9時近くの遅めの出発で後々響くことに・・・疲れはとれたとはいえ、せめて7時とかもっと早く出発すればよかった泣

🐥🐤🐥🐤➰➰➰➰

さてさて、どこを回るかも予定も何も決めてなかった2日目です。

静岡からだと通常は東名&新東名で帰るけど、なるべくなら中央道を使って帰宅したい!なぜなら東名高速だと東名→圏央道→中央道と高速料金もかかる上に、遠回りで時間もかかるから。中央道だとシンプルに1本で帰れるし気分的に中央道で帰りたいという単純な動機です。

それなら山梨県に出るしかありません。そこそこ静岡を走って満喫して。最終的には北上して山梨に入れればいいかな。

夜ホテルで酒を飲みつつ地図をざっくり見ながら「よし、こことここ・・・この辺を通って行こうかな」そんな具合に決めました。

東に向かいジグザグさせながら北上することにしたのです。

静岡県道39号掛川川根線

静岡県道39号は掛川市弥生町から島田市川根町家山までを南北に通っている静岡県道です。

ホテル出てから最初は近くの静岡r39から楽チンにR473へショートカットすることにしました。寝坊したし〜💦これがまぁ仇となり・・・更に時間のロスに繋がることになったのですよ💀💀💀

掛川の市街地から北上すると意外にもすぐ緑多い田舎道になりました。

大和田トンネル。どうやら電光掲示板によるとトンネルの先が通行止めらしい・・・行けるかな?

迂回路はちゃんとありました!ぐるっと回ってまたr39へ戻ります。

ほどよい一車線の良い感じの道が続きます。目立つ施設は途中にある『ならここの湯』という温泉施設があるくらいで、人も見かけず車もほとんど通らない。

朝からなかなかいいルートで来たんじゃないでしょうか。

温泉施設を通り過ぎ、更にバス停がある小さな橋を渡ったところにある看板。どうやら分岐点に来たっぽい。写真は撮りつつも看板の地図をろくに見ずGoogleマップでざっくり確認。よっしゃ左〜!

山深く、更に良い感じの道に出ましたよ。

・・・・・・と思ったのは最初のうちだけ💧💧💧

進むにつれ路肩は落石に落葉だらけだし、アスファルトの凸凹が所々にあって、場所によっては道の幅も狭かったり。小石や枝もそこらじゅうあるし、ガードレール無しの切り通しの山道が続くのです。

昨日の通ってきた林道と変わらなさそう?いやいや、もうちょっと酷いのですよ。

あ、やっとガードレール・・・(安心) あまりにもこんな状態の道が続くので無事に通り抜けできるかちょっと不安になってきたのです。

それでも進んじゃうのですけど。

やはりガードレールあるのとないのじゃ気持ち的に違いますよね〜。基本左側通行だから向こうから車が来た場合、待ってようが進もうが隣はガードレール無しの崖!なんて心臓に悪すぎですから💧

この辺で結構な斜面で伐採作業してる重機を一台発見しました。い、いるんだ…こんな所に人が!あ、業者の人なら当たり前か(^^;)

んでやっと峠っぽいところに上ったその時。。

なんといきなり舗装路が途切れました。えー!!

道標によるとここは”カザンタオ”(風倒峠)という峠だそうです。変わった名前の峠です。

ここカザンタオは写ってないけど三叉路になっているのです。画像に写ってない右奥には車両通行止め看板があり、道は塞がれチェーンが張ってありました。大垂滝へ行くならここで車やバイクを止めて徒歩で向かうらしい。八高山への登山道らしいです。

では川根方面は・・r39は方向的には(画像の)あの奥???

バイクをガタガタさせながら進んでみました。

・・・・・・あ、無理かも。

瞬間思いました。

ちょっと進んでみたり笑

無理っぽいけどもしかして進めるかも?と期待を込めて100mほど歩いて道の状態を確認しに行ったのですが…うーん、案の定無理でした。

よく踏み固められたフラットな砂利道ならともかく、、大小の石はゴロゴロしてる凹凸道、そして泥濘あり。

あ、オフなら余裕ですよ。でもninjaでは通れません、ninja無理です。ninja強調してますがオン全般やめた方が無難っぽい。

地図見るとあと少しでR473!うぬぬぬぬぬ!

引き返すとかなり戻ることになるので距離にして40kmのロス。時間のロスも考えると戻るのに一瞬躊躇しましたが・・・でももしこのままロスを気にして無理やり先に進んでいたら?

ここで府(腐)道での記憶が蘇ります。

→下りの坂道で切り返すことも出来ず。
→何とか無理に戻ろうと泥濘に嵌って、挙げ句の果て倒してしまった
→位置的に起こせない/(^o^)\
→もはやロードサービスに頼るしかない?
→電波繋がるところまで山道を心で泣きながら歩いて戻るor進む
→「たどり着くのも○時間は掛かりますので」(ロードサービスの人)
→えー!📱ฅ=͟͟͞͞((꒪∆꒪;)ฅ(←私)

想像に容易いです。

まぁちょっと大袈裟ですが、こうならないとは言い切れません。笑
それこそ時間のロスです。

潔く撤退することにしました。無念!走れるバイクであればそのまま進んでましたよ。しょうがないとはいえ・・・またあの道で戻るのか〜。

いやはや。写真では大したことなさそうですが思い返せば結構な悪路でした。雨や雨の次の日だったら道の状態はもっと悪かったと思います。ここ数日天気良かったのがせめてもの幸い。

それにせっせと上ってた時はそこまで悪路っぷりを感じませんでしたが・・・やはり下りになるとよりその酷さが分かるのものです。ほぼほぼ2速、よくて3速。やばいところで1速。かなり慎重に走らざる得なかったです。

r39ってもしや険道???

今までオンで走れる道の中でもこれはちょっと、という悪路は地味に走ってきたのでメンタルは鍛えられてるつもり😅でしたが、さすがに下り道は神経使ったし疲れました。

それに我ながらこのバイクでよくこんな道を走ってきたなと感心したくらいでした。オフはもちろん小型ならスイスイ進めそうですけれど…各々の技量にもよると思いますが、大きく重たいバイクほどちょっとキツイかもしれません。

ったく色々とやれやれ(‘A`)でした。

戻った瞬間思いました。

広くて
綺麗な舗装路って素晴らしい

\(^o^)/

林道原の平線

私の場合、ツーリング中にたまたま走った道が印象的だったとか、ちょっと気になることがあったら帰ってから調査するのです。皆様はどうでしょうか。

Googleで単純に「静岡県道39」で調べてみたところ、オブローダー第一人者のあの方のサイトが検索のトップに出てくるじゃありませんか。やっぱりいわくつきの県道か〜💧と氏の該当ページを読んでみたら、通らなかった反対側の川根町のr39についてだったのです。(マニアックで面白かったけど)

自分が撮った看板の画像をちゃんと見返してみると、私が走ってきた道はr39ではなく”林道原の平線”となっていました。そして断念したカザンタオから先の川根方面への道は”森林基幹道 八高山線”という名の林道になるらしい。

r39はこの看板があったところ(現在地)で一旦終了。そして川根町側にr39が一部だけ残されてるのが分かりました。

走ってきたのは県道ではなく林道だったのです。なーんだ。残念ながら”険道”ではないのですね。思い返せば県道ヘキサを見かけなかったような気がするし、林道だったらあの悪路にも納得できます。

改めてオンライン地図で確認してたところ・・・地理院地図だと林道部分はきっちり白線になっていましたが、Googleマップだと川根町までオール県道39号になってるのですよ。Googleさん、これ修正した方が・・・。

すっかりr39だと思い、看板もろくに見ずに手持ちのGoogleマップを頼ってしまった自分のせいです。専門のナビがなければスマホ地図をお手軽で見てしまうけど、それだけで頼ってしまうのは危険なんですよね。電波通らないところなんて使えないし。

やはり最強なのは紙の地図かもしれない。旅に出るなら最低でも紙の地図は持っておけといいますもんね。ツーリングマップルとかちゃんと見たほうがいいのかな(^^;)

私が断念して引き返したカザンタオですが、Googleストリートビューで確認してみたらGoogleカーも断念したのか見事に途切れていました笑

林道原の平線と八高山線どちらも走った人のページを見つけたのですが

『川根町側の集落付近まではほぼ砂利道&凸凹道&ぬかるみ有り、何回かカブで通過してるけどある箇所の凸凹で転倒しそうになったことが多々ある』

的なことが書いてあったので・・・

無理に進まなくてよかった。

ホントに。カブで危なかったらニンジャはもっとダメですね

とりあえず

オンは進まぬが吉。
オフはどーぞ!

こんな感じでしょうか( ‘-^ )b

静岡県道39号掛川川根線&林道原の平線についてはこれにて終了。

交通安全ののぼりがあったのでマスクした赤鬼さんに交通安全祈願‪😙

ひえー!時間にして1時間のロス!先を急ぎます。r81で仕切り直しだーーーー

静岡県道81号焼津森線

最初は特に期待してたとかではなかったのですが走ってみたらこれがなかなか面白い県道だったのですよ。帰ってr39同様に検索してみたら・・・案の定「険道」というワードと一緒に出てきました。やっぱりぃ〜。

険道を指すのはある区間のことです。それは・・・

この辺は普通の1.5車線の道です。途中ちょっとした集落の間の狭い道から高齢のばぁちゃんが運転しながら降りてきました。す、凄いなー!

島田市に入りました。
この掛川市と島田市の市境の写真は単に目印の為に撮っただけですが、撮った当時まさかここから有名な険道区間がスタートするとはつゆ知らず。笑

なんだか狭くなってきたけど…

この静岡県道81号焼津森線、途中で“この先、車道幅員1.7m以下の区間あり”と大きな警戒標識があるのですよ。1.7mなんてバイクでは余裕なので全然関係ないや〜と思っちゃいそうですが・・・。


2回は見かけました。

軽自動車の車幅の規格は1.48m。普通乗用車が1.7m。ぎりぎりじゃないですか。

車幅については普段車を運転する方はご存知だと思いますが、一般的な道幅についてとなると案外詳しく知らないもの。。1.7mがどれだけ狭いかここで道路の幅についてご説明しちゃいます。笑

通常、道路の車線幅は大型車両の車幅2.5mを考慮して3.5mほどあるそうです。数字で聞くと広く感じますよね。
全ての道路の幅は均一ではないけど、一般道であればセンターラインのある2車線の道で2.75m、そうでなければ概ね3m、3.25m、3.5mのいずれかで、25cm間隔で増えていくらしい。例外はあるけど基本センターラインのない1車線のみの道路は3mか4mと規定されている・・・・・

1.7メートル区間がいかに狭いか分かるものです。てかヤバい‪w

1.7m区間が続きます。写真では分かりにくいですがかなりの狭さですよ〜。どうやら険道マニアには知られてる区間だそうです。

それにしてもガードレール無しの切り通しの道でのこの狭さ・・・車だったら相当スリルですよ。ハンドル操作をちょっとでも間違えたら一気に崖から落ちますね。しかも反対側から来たらアウトー!です。離合できるスペースなんてありません。
運悪く鉢合わせして、バックしなきゃならない方は助手席にサポートしてくれる人がいればいいけど、ひとりだったら涙目になりそう…笑

バイクでは慎重に走れば問題ない道幅でも、車で通った方からすれば確かに険道だと思ってしまいそうなのもうなづけます。笑
まぁだからと言ってバイクは安心!ってことではなく、アスファルトも凸凹だし枝も小石もバラバラ落ちてるので慎重に通るに越したことはありません。

そういや1.7m区間で知られてる険道といえば神奈川県道515号ですね。昔好奇心で行ってみようかなと思ってからずーっと行けてない。笑
世の中にはそれより更に狭い1.5m区間の険道があるというから恐ろしいですね。誰がなんのためにその狭隘道路を県道指定したのか謎すぎます。

ということでなかなかの素敵な道でした。いいですよ、ここ。楽しい。

あとから知りましたが、r39から”林道丹間川線”とやらでr81へ一気にワープできたらしいです。知ってたら時間もロスしないでもうちょっと先に進めたかもしれません。ですがもし林道の方を走ってしまってたら、あの険道区間は味わえなかったので寧ろ走らなくて正解でした。しかも林道の方が広くて走りやすいとか・・・笑えます‪w

車では通過するのも勇気いる静岡r81の狭路区間。バイクでは気をつけて走れば問題ないですよ(*º▿º*)

近くを通ったらぜひ!(?)

r81も終えてやっとR473にでます。やっと川根町に来ました。川根温泉じゃーーーって入らないけど。

半ばテキトーにチョイスしたr39、そしてその後急遽ルートとして選んだr81ですが、林道走っちゃったとかまさかの険道だったとか、そんな展開になると思わなかったです💧まぁこういうわけわからん道に偶然出会っちゃうのがツーリングの楽しさの一つであって、予想外のことが起きるのもツーリングの醍醐味。

距離はろくに進まなかったけど経験値的?なのは稼いだかな😅

長々と(o_ _)o
まだまだ続きますが次で何とか終わらせます。

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