最終日(⩌⩊⩌)宮城ツー記事はこの回でようやく終わり。ちょっと長いですが最後までお付き合いいただければ幸いです。
宮城周遊ツーリング 最終日
宮城ツーリングも今日で最終日。2泊3日なんてほんとあっという間に時間もすぎちゃうね。
農道と県道を絡めながら
川渡温泉からすぐ近くの県道267で南下。
ここから前走ったルートと被らないようお隣の道をチョイスして走ってみた。笑
r267から逸れて農道へ。
今日の天気は初日と昨日に比べたら曇り☁気味。
r226の分岐までびゅーんとひたすら農道を走る!農道か分からないけど多分農道なんじゃないかな〜とテキトー
加美町へ。
暫くずっと同じような景色が続いたけど途中から入るr226への流れがよかった。
宮城r159へ。
田園風景広がるr159をのんびり流す。右手には薬莱山が見えた。
黄金色に染った田園と薬莱山をバックに。
特徴があってすぐ目に行った薬莱山。薬莱山は加美町にある553mの標高の山で加美富士ともいわれる美しい山として親しまれてるみたい
加美広域農道
宮崎大橋を渡る。加美広域農道は前も走ってたり。同じ道は走らぬルール(?)だったけど別にいいのだ( *¯ ³¯*)
北海道で見掛けるような牧草ロールがたくさんあった。
田園風景が続く広域農道を走るのもこれで終わり。
R457に出て、ここからは仙台の市街地へ。市街地を出たら西の奥羽山脈が連なる山の方へ。わくわくの山道メインルートで行くのだᡣ(⩌⩊⩌)𐭩🎶
R457を流してたら・・・・・・・あ、あれは!
こっそり堂じゃないか。もはや当時の看板はなく。こういう些細な変化も時の流れを感じるなぁ⋯
宮床ダムでトイレ休憩。ログによると3回は訪れてたみたいだけど⋯なぜだか全く記憶にない💧
R457を逸れて側道を走り仙台市の市街地へ。
なぜ市街地にわざわざ寄ったかというと・・・・・・・
仙台大観音(仙台天道白衣大観音)
これが見たかったから。笑
ででででけぇ〜‼️
仙台大観音は100mの高さがあるようでさすがに大きい!牛久大仏といい勝負じゃない❓❓❓
牛久大仏は立像として日本一、ていうか確か世界一でギネスに登録されている。それに高さは台座込みで総高120mもある。
しかし仏像そのものの高さはどうなのか。
・・・・・・・100m‼️仙台観音も100m。なんと観音様と同じ高さだった。笑
思わぬ発見!(どうでもいい?)
林道熊沢線
仙台大観音に寄ったあとは宮城r31へ入ったけど幹線道路か何か激混みで渋滞が酷かったのでちょっと道を逸れて林道へ。
お約束に落ち葉とセンターの苔。少しだけ荒れ気味。
とはいっても案外フツーにさくさくと走れた。もちろん石や枝とかの散乱物に気をつけながらだけど。
仙台の市街地に傍にこんな林道がひっそりあったとは⋯
けど抜け道にしては走りやすいともいえないし地元車は通らないだろうなぁ。
でもバイクだしね。やはりこういった道は好き。
地味に写真付きでクマ注意と書いてあったけど💧遭遇しないでよかった💧:(´ºωº`):アワワ
国道に近づくにつれ1.5車線の道幅になった。
この林道は走る予定はなかったけど、寄り道としては充分楽しめた。
寄り道バンザイ\(⩌⩊⩌)/イェーイ
R457に戻り秋保温泉へ。デカいこけしがドンと2本。
そういや東北の温泉郷にはなぜいつもデカいこけしがあるのかな?
ってふと思った。そういえば⋯くらいで、今まであまり疑問に思わなかったけど。
どうやら東北地方の温泉地のお土産として作られたのが発祥らしい。子供の頃から知っていたこけしという存在がまさかの東北発祥のものだとは知らなかった。もしや常識❓
山で木材を挽き椀や盆を制作していた木地師たちが、湯治場で販売する子ども向けのお土産品として作り始めたことがこけし誕生の有力な説なのだそう。だから温泉郷で見かけるんだね。
ツーリングしてると色々知ることが多いですな〜良いことづくしだ。笑
R457とR286の重複区間を走って。
中央分水嶺の峠
ここからは大好きな山道、峠越えルートのはじまりはじまり♪
宮城と山形の県境の峠の笹谷峠、金山峠、二井宿峠、鳩峰峠と連続で奥羽山脈の峠越えするのだ〜!二井宿峠はR113にあるだだっ広い道路にあるので峠感はないけどね。
そんな感じで山形と宮城を行き来して、最後は鳩峰峠で福島へ。こんな感じで行きます。
それとなぜタイトルが中央分水嶺の峠かというと上記の越える4つの峠は全て中央分水嶺の峠だから。
日本列島を日本海側と太平洋側に分ける中央分水嶺。
中央分水嶺というのは北海道の宗谷岬から九州の佐多岬まで途切れることなくつづく1本の線。東北地方の中央部を南北にすぱっと貫く奥羽山脈がその中央分水嶺ってわけ。
中央分水嶺とは、日本列島の太平洋側と日本海側とを分かつ「分水界」です。分水界、分水線など、異なる水系の境界線を指す地理用語で、山岳においては稜線と分水界が一致していることが多く、「分水嶺」とも呼ばれています。日本列島では、日本海側と太平洋側に分かれる分水界(嶺)の連続線を「中央分水嶺」と呼んでいます。
霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイルから
ま、あとの詳しいことはここでは置いといて
ヽ(・∀・ヽ)(っ・∀・)っ
単純に山形に入れば日本海側、宮城に戻れば太平洋側ってこと。車道で中央分水嶺の峠を1日で何回も横断できるなんてのは東北ツーリングならでは。たぶん。
さて最後の山越えだ〜!
R286 笹谷峠
これから越える笹谷峠は標高906mの宮城県と山形県とを結ぶ最古の峠。
そういや昔の東北ロンツー時。当時の記事を見返してみたら詳しく書いてなかったので一応その時のことを。
最終日の前日。蔵王温泉の宿に向かう時に走ろうと予定していた蔵王エコーラインが雪かなにかで予定より早く冬季閉鎖になってしまって。
それで笹谷峠越えルートに変更したらR286もまた直前で通行止めになってしまい、結局さえなく山形自動車道で蔵王に向かったという経緯がありまして。上の写真でいうと右が山形自動車道ね。
寒さに震えながら山形自動車道を走ったっけ。なんだか懐かしい。
笹谷峠越えも7年越しのリベンジってやつです。
ということで念願の!
やったーーー( ܸ ⩌⩊⩌ ܸ )
通行止めで走れなかった道をようやく走れる時ってなんだかとてもワクワクする。嬉しいよね〜‼️
国道でも山岳国道はいい。山深いところを通る県道や林道も好きだけど、山岳国道はなんていうか、区間にもよるけど道も景色も含めてダイナミック感がある。
霧のせいで遠くの景色もぼんやりと何も見えず⋯
峠はそろそろ近いかな。
うねうねとした道をひたすら走って
笹谷峠に着いた。
峠の看板や石碑みたいなのはないのかな?
( ‘-‘ ≡ ‘-‘ )キョロキョロ
木製の看板が⋯それっぽいのがあったけど落ちてるし!笑
(近くにあった斎藤茂吉歌碑を見逃した💧)
宮城はここで一旦お別れ。
中央分水嶺の峠をこえた。さぁここから(単純に)日本海側!
これから笹谷峠を下ってそのまま国道を走ると恐ろしく退屈な国道13号(ただし市街地区間のみ)と接続する。
前にひたすら走ったけど眠くて眠くて。もちろん今回は退屈ルートを避けるつもりo(`^´*)
宮城はやや曇り空だったけど、なんと山形側は空が青く晴れていた。
市街地のR13を避けるため、ここからは西蔵王高原ラインを少し走って県道、農道(?)、そして羽州街道の楢下宿を通ってから金山峠で宮城に戻る。こんな感じのルートで行きます。
ここまで端折ってしまってごめんなさい。(後のルートマップを見てね)
そしてr13をちょっと逸れて旧羽州街道の楢下宿へ。
金山峠 再び宮城へ
初日の記事で触れたけど、この金山峠と初日走った小坂峠はおなじ羽州街道の一部で歴史ある道。
前回もこの位置で撮ってた。単にこれから峠道だってことで撮ったと思うけど、分岐に特徴ある看板があると記憶に残りやすい。
このアスファルトの道のすぐ側に江戸時代の面影を残す羽州街道金山越という旧道があるみたい。もちろん道路からは見えないけど。
標高は高くない金山峠。
初めてではないし安心して走行できると分かってるので気分は口笛モード。笑
金山峠に着いた。
宮城のいつものブルーの看板じゃなく白い看板ってのがなにかいい。
金山峠も中央分水嶺の峠。宮城に入ったら太平洋側に入ると思えば不思議な感じがする。奥羽山脈で綺麗に分断されてるなんてなんだか神秘的だ。
再び七ケ宿に入ったのでお馴染みの屋根付き看板がさっそく立っていた。
面白いのは金山峠を越えた途端、ばびゅーんな道になること。地形的な理由なんだろうけど、峠までうねうねが続いたのに越えたら爽快真っ直ぐロードなんて。
金山峠を降りてr13から初日以来、再びR113へ。
二井宿峠
奥羽山脈を越える峠で一番低い峠道。なので緩やかな坂道で峠感がないけど中央分水嶺の峠なので一応。
ここも東北の中央分水嶺の峠、二井宿峠。ここからまた日本海側に入るのだ〜行ったり来たりとなんだか不思議。
こう見ると普通の2車線だけどちゃんとトンネルの脇にお約束の旧道があったり。
その旧道(みちのくおとぎ街道)に入ろうとしたら⋯
ブロックが置かれ通行止めになっていた。がーん。
旧道は〇道二井宿峠線。林道?なのかな?
こんな立派な通行止めを示唆する看板が立てられてるということは、だいぶ長い間通行止めが続いてるっぽい…
画像漁ったら見つけたけど昔はこんなだったみたい。
それが今やこんな姿に(¯▿¯٥)
なぜこんなに荒れる程放置された状態になってしまったんだろうか。まだ走れる時ににちょっと走ってみたかったな。
県境の沢一つ分のズレ
ところでこの中央分水嶺の二井宿峠。
中央分水嶺のラインを笹谷峠から下にたどっていったら面白のを発見。
赤い線が中央分水嶺なんだけど、この二井宿峠は実はこんな感じに県境と中央分水嶺が沢一つ分ズレている。
え、なぜ❓って感じでちょっとつっこんで調べて見たら、歴史的な理由があったのを発見。
ここは「伊達の無理境」と呼ばれる場所みたいで。
どうやら二位宿峠がある辺りが1600年の慶長出羽合戦のときの仙台の伊達氏と米沢の上杉氏の交戦の舞台となった玉ノ木原古戦場とのこと。勝敗の結果、分水嶺より沢一つ分、伊達家が領地を広げたので県境と分水嶺の沢一つ分のズレの理由らしい。
へ〜って感じ(゜o゜)マニアックなネタで面白いね。これはバイクで通る前に知ってたらよかった。
あ、またツーリングからズレた話でごめんちゃい(*´・人・*)
R113の滝ノ上橋を通過。このまま先の「道の駅たかはた」で一休みしていこう。
ぶどうまつたけラインとR113が交差するところ。
前には山形の地元ライダー達が…この人たちも道の駅に寄るのかな?なんて。
この「道の駅たかはた」は去年の山形ツーリングでも立ち寄った道の駅。
施設の前にある縄文茶屋のベンチでほっと一息。休んでいたらバイクが次々と。暫くコーヒー飲みながらボーッと駐車場眺めてたら┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨とハーレー集団が次々とやったきた。
バイクに戻ったらハーレーのおじさんのひとりがニコリとして「遠くからご苦労さん」と一言だけだったけど話しかけてきたよ。笑
道の駅を後にして「ぶどうまつたけライン」を少しだけ走り・・・・・・・
R399 鳩峰峠
今回のツーリングで最後の峠越え。鳩峰峠は去年の山形ツーリングで通ろうとルートに組み込もうとしたけど通行止めで。解除されてよかった。
奥羽山脈中の龍ケ岳の南麓を通る、中央分水嶺の鳩峰峠。
実は6年ぶり。日帰りでわざわざここまで来て。途中土砂降りの雨にやられたけど引き返すことなく鳩峰峠越えをした記憶が…
私にとってなんとなく思い出深い峠。
ま、そんなことはどうでも良く
この鳩峰峠、山形側はけっこう九十九折のヘアピンカーブが続くんだよね。
あの時は小雨の降る中せっせせっせと下ったので景色の記憶はほとんどなく道はカーブが多かったくらいしか覚えてなくて。
けれど妙に記憶に焼き付いている風景がある。それは峠を越えた宮城と福島側にあるバカ高いコンクリ擁壁が続く区間!
記事にも書いたしもちろん写真は残っているけど。でも生で見るのと写真は全然違うもの。あれがもう一度みたい。
擁壁を覆う赤と緑のコントラストがなんとも言い難いいい味を出してる。
この壁のオレンジのような赤いものはなんだろうと思いきや調べたら苔って書いてあったけど。赤の苔なんてあるのか。
いや、でも実際のところ苔じゃないかもしれないので間違ってたらあしからず(¯―¯٥)…
コンクリ擁壁が続く峠道をずんずんと上がっていく。
切通しの道も切り立った断崖の道もいい。人工物の擁壁でもいい。こういった道を走るのは楽しい。
しばらく走ってると景色が開けたところに出た。
幾重にも重なる山の稜線がきれい
山々を淡く彩る蒼く優しい色合い…
あの時は雨と霧のせいでほとんど見えなかった。霧の向こうはこんな絶景が拡がっていたとは。
何度も書いてるけどやはり1度走っただけでは見れない景色はあるもの。
これだからツーリングはやめられない。
峠に着いた。
ここからは福島県入り。鳩峰峠は山形、宮城、福島のほぼ3県境に近い峠なんだよね。
そして中央分水嶺でいうと鳩峰峠の西側の山形県たと最上川水系、そして東の福島県からは阿武隈川水系。この峠を境に太平洋側に来たってこと。それも3県境のすぐ近くなんてなんだか地理的なロマンを感じる。
奥に見えるのは龍ヶ岳。ここで山形県とは暫しお別れ。
鳩峰峠は福島と山形の県境だけど、今回のツーリングで走った奥羽山脈の中央分水嶺、宮城と山形の県境峠。またくる機会があったら今度は花立峠、鍋越越、田代峠を走ってみたい。
もう福島県なんて。
これからまた少しだけ宮城県へ入るのだけど、今走っているこの道は、実は福島県内の道路としてもっとも北に位置してる道なんだよね。
日帰りで行ける”行きやすい東北”としてツーリングでとても馴染みがあり親しみのある福島県。よく走っている福島県の、それも最北の道を走っていると思うとなんだか不思議な気がする。
最後の宮城県入り
再び宮城県七ケ宿町へ。宮城もこの区間が最後。
ちょっとだけ集落に入った。
左に進めば稲子峠なんていう峠もあるんだね。どんな道か気になったけどここまできたら鳩峰峠を越えたくなりそうだ〜
稲子峠はいずれの機会に…っていつの話?笑
きた!!擁壁区間…でもここは確かまだ序の口。
これでも凄いけどまだまだ先もあったぞ
宮城県は今回これで終わり。
さようなら宮城。
また来るね(o^o^)o
福島県へ
さぁさぁ巨大コンクリ擁壁の区間が続きますよ。
見上げると────────
圧巻の一言。
これが、これがまた見たかったのだ!
え?こんなのが?と思われちゃいそうだけど、でも鳩峰峠を越えた時、R399を始めて走った時。
この巨大擁壁に圧倒されてしまったのを覚えてて。当時のわたしにはインパクト抜群だったのだ。
その時のツーリング記事に、R399は今まで走ってきた山岳国道BEST10位内には入る的なこと書いたけど、それは6年経った今でも変わらないかも。
久しぶりに走れてよかった。
さぁーあとはもう福島の東北道のICに向かって走るだけ。よく走ったーー
R399のお猿さんたち🐒
茂庭っ湖に架かる橋にはたくさんの猿たちがいた〜。
驚かせてごめん(*´・人・*)
警戒心強い子も動じない子ものんびりした子もいて、お猿さんもそれぞれ個性があって面白い。笑
もうすぐ旅も終わり。
最後は高速乗る前に「道の駅ふくしま」にて休憩。よく走った。自宅までまだまだ長いけどね。
result
今回の旅のtotal 1351.2km
all Route MAP
青が今回走ったルート。こう見るとまだまだ走るべき道はたくさんあるな〜。(*¯꒳¯*)ウム
詳しくはこちらにて→touring RouteMAP
いつもの如く充実したツーリングでした。宮城も今回でまた新しい道を開拓することが出来たけど、それでもまだまだ。今度宮城を走る時は別の県もからませつつルートを開拓していきたいかな。