やっと山陰山陽ツーの最後の記事です。
兵庫を走る③【播磨〜但馬】

楽しかった旅も明日で終わり๛ก(ー̀ωー́ก)
無事故・無(違反)検挙・無転倒で旅を終わらせたかったけど、残念なことに山口で転倒してしまった~。最後まで気を抜かずに走行せねば⋯

ホテル前の道、兵庫r537を北に向かって走り、それからR29へ。さぁ一気に北上だ〜
R29と音水湖

音水湖の静かな湖面を横目に走りながら、いくつもの橋を渡ってゆく。ちなみに今渡っているのは「カラウコ橋」。向こうに見えているのが「カラウコ大橋」。

奥に見えるのは「新三久安大橋」で…手前の‥なんだこれは?歩道の橋なのかな。なんていう橋だろう?調べても出てこなかった。

空は広く音水湖の静かな湖面と周囲を囲む山々が織りなす風景⋯⋯
なおダム湖沿いの道はいいね
ダム湖の景色そのものが開放感と癒しを与えてくれてる気がする。
なんとなく音水湖について少し調べてみたら、湖底にはかつて集落74戸が存在していたことを知った。そういえば昨年走った徳山湖やシューパロ湖にも似た歴史があったような。。
ダムを訪れる前に、そうした背景を少し調べてみるのも旅の奥行きを深めてくれるかもしれない。もっとも私の場合はいつも訪れた“後”に調べがちなのだけど。汗


R29を逸れてr48へ。


r48で養父市入り。そのままr48で東に向かい途中から林道へ入ります。
これからどこを走るか?
それは・・・・・・・
但馬アルペンロード 其の弍


2日目にちょっとだけ走った但馬アルペンロードを走ろうと思うんだ!
但馬アルペンロードは、兵庫県北部、氷ノ山や鉢伏山周辺を周遊するドライブコースの総称です。豊かな自然の中を走り、冬にはスキー場としても利用される高原地帯を通ります。特に、瀞川林道は「天空を貫くロングストレート」として知られ、オフロードバイク愛好家にも人気があります.
兵庫に戻ったらどこを走ろうかなと、宿で撮った写真を見返しながらルートを考えてた時に「あ!そういや但馬アルペンロードがあったじゃん」って。よっしゃー、これに決まりーってなった。


但馬アルペンロードも林道や県道が入り混じっててややこしいけど、その中で代表的な「広域基幹林道瀞川・氷ノ山線」の人気あるダート区間⋯“氷ノ山ストレート”。今回はそこを目指していく!
瀞川・氷ノ山線は全長45kmもあってオフロードバイクの聖地らしい。関西では超メジャー林道ってやつだね。
ネット上には瀞川・氷ノ山線を走ったツーレポがたくさん出てくるので、オフローダーでもない私がここでわざわざ書かなくても⋯と思いつつ。一応このブログはツーレポだけでなく私自身の記録も兼ねている。という事でせっかく走ったので綴っていく![]()
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この辺を走り慣れてる人は瀞川・氷ノ山線に繋がる支線の林道を絡めて走るだろうけど、土地勘も何もない私はメインのルートで行くでよ⚑
最初はやっぱり王道ルートだね。
横川渓谷沿いの道、林道横川線


r48を逸れて大屋川沿いの道を入ると但馬アルペンロードがスタート。
瀞川線にアクセスするまでは林道を走っていく。その名も⋯


普通林道横川線。
前も書いたけど普通林道の”普通”って何ぞや?笑


林道横川線は全部舗装されてるので難なく走れる。しかし雪が所々に残っているなぁ。
ネット情報だと瀞川・氷ノ山線もGWの時は雪が残ってて通行困難な箇所があったみたいだけど、5月中旬の今はどうだろう。なんせ2日目の妙見・蘇武線では積雪で通れなかったからね。「まさかピストンにならんよね??」とちょっと心配。


横川渓谷終着駅。どうやらここで横川林道は終わり。標高は1021m…そりゃ雪が残ってるはずだわ💦
それにしてもこの看板ガイド、ポイントの標高や地図だけでなく、周辺の情報まで詳しく書いてあって、とても分かりやくていいなぁ。


ちなみに水色の線が引いてあるところにいるよ😙
本来は地図の下部にある林道の終点から走るべきかなと思ったけど、但馬アルペンロード自体を多く走ろうと「横川渓谷」の方を選んでしまったのね。
今思えば戸倉峠の手前の終点から入っても良かったかもって。ほとんどダートらしいけど、途中にある林道山頂駅は標高1,250mで、なんと兵庫県内林道最高地点みたいじゃないか。景色もよさそうで、くっそー走ればよかったー!と後から後悔してしまった。でも、まぁまた次来た時走ればいいかなと⋯(いつになるだろう⋯)。
広域基幹林道瀞川・氷ノ山線②
横川林道から入ってしばらく舗装路が続き・・・


ダート区間スタート。


道も舗装と未舗装、交互が続く。路面状態はこんな感じで、平坦そのもの。ダートもフラットでとても走りやすく、かなり良い感じ!


途中にある「だんだん滝」。


雪がまた所々に残ってる区間はちょっと泥濘んでたところも。でも難なく走れてる୧(・⌔・)୨イェイ♪


いい道だなぁ。空も開けてて全体的に明るい感じの林道だね。


看板によると、もうすぐ赤いラインの道になるけど県道87みたい。さらに北のオレンジのラインに行けばいいのだな。白いラインは別の林道みたいだけど、確かに色んな林道絡めて走ると楽しそう。


Googleマップでいう「福定第一駐車場」で一旦林道瀞川・氷ノ山線は終わり。


けど但馬アルペンロードはそのまま続いてる。これから県道87を走ってハチ高原方面へ。


ホテルやロッジ、スキー場を抜けて再び林道瀞川・氷ノ山線へ。
しばらくダート区間が延々と続く
バイクをトコトコとのんびり流していく・・・



あぁ楽しいなぁ〜林道サイコーだぁ!頼むから🐻出ないでね
タイヤから伝わる細かな振動、静かで穏やかなリズムに変わっていく。路面の揺らぎに身をまかせ、自然と同調するように“流して”いく感覚が心地いい。去年、福井の林道大野・池田線を走った時とまるで同じ感覚。
舗装された道にはない「素朴で静かな贅沢」というのがあるかもしれない。(ただしフラットダートに限る笑)




ハチ北展望駅。いい眺めだぁ〜(*º▿º*)
晴れてるから贅沢は言わない。でも、もっと⋯もっと真っ青な空の快晴だったらなぁ〜!!
ところどころに見える山々の景色も素晴らしかったかも⋯なんて。




私としたことがいい感じのペースで進んでる。氷ノ山ストレートまであと少し。


氷ノ山ストレートきた‼️
オォ〜(๑ºдº๑)まっすぐ!
ちなみにネット情報だと実際は1.2kmではなく2kmはあるみたいだぞ。


さすがに![]()
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オフ車でここをバビューンする人いるみたいだけど、私のオフロードスキルでは無理無理。
もちろんトコトコ流し!
でも・・・・・・・
楽しい!


瀞川平カラマツ並木駅の看板のガイドには「瀞川平のなだらかな丘陵の中を、林道は見通しよく1.2kmの直線コースで走り抜けています。道の両側には、スギとカラマツが左右に分けられて植栽されており、それらが作り出す雰囲気は山奥でなく、まるで北の大地と見違えるほど壮大です。」だって。
おぉ北の大地!といえば北海道。北海道ならこんな感じのダート林道は普通にありそうだね。今度北海道ツーリングの時には、ダート林道をちょっと走ってみたい。🐻怖いけど。
林道ってクネクネな道がほとんどだけど、ここまでのロングストレートダートは珍しいみたい。あとは万沢林道の万沢ストレートとか?


引き続きのんびり走ってもうすぐ林道は終了。2日目に走った起点近くは走らず、もう途中で抜けようかと。充分楽しんだしね✌🏻


林道終了。あぁ楽しかった。
もうお腹いっぱい。笑
道の駅ハチ北でゆっくりと


まだ昼なのにもう1日分走ったんじゃないか❓くらいの気分だったので、道の駅でゆっくり休んでくことにした。


また塩焼きそばパンを食す・・・・・・・


店内でコーヒーも飲んでゆったりと。
飲んだ後いつもさっさと行っちゃうけど、たまには、こう、道の駅でのんびり過ごすのも良いな〜


なんと、道の駅で1時間半近く滞在してしまった💧


道の駅を出てr269で南下。福知山までR9で行けるけどそれじゃあね( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )まだまだ走るぞ〜
林道相地轟線〜兵庫r714
途中から林道に入った。


いいなぁ気持ちいい。さっきの未舗装ダートも楽しいけど、やっぱり舗装された林道も楽しい。ninja時代から大好きなのもあって、舗装林道も走るのとても楽しい。


分岐点に来た。調べてみると先は林道加保坂線、林道天谷尾ノ谷線となるらしい。こちらはダートみたいだけど。。とりあえずそのまま相地轟線でいく。


途中景色が開けたところも。特に名もなき展望台って感じかな。でもこれはこれで・・


これもある意味ロングストレート?笑


バビューンもできてとっても快走路な舗装林道、相地轟線。昔はダート区間があったようだけど。。


終了!楽しかった。ここからr714へ。少しづつ京都が近くなってきてる。


R483北近畿豊岡自動車道の脇を通るr527を走っていく。ここもなかなか良い県道だった記憶。




峠近くにはお地蔵さんと「交流交通安全の道 地蔵堂再建記念」と彫られた石碑も。ここについての説明板みたいなのはなかった。


うねうねしたr527を走って東に向かい、そのまま国道へ。
今日はもうそんなに走りたい!と思うような道はないなぁ〜。リサーチ不足なんだろうけど。あとひとつだけ気になったスポットに寄ることにした。それは⋯
虎臥城大橋(とらふすじょうおおはし)




綺麗な橋だなぁ〜…
この橋がある朝来市和田山町には、あの雲海と城の写真で有名な竹田城跡があるんだよね。
竹田城は古城山(標高35.3m)に築かれた山城で、 城と山全体が虎が臥したような形に見えるので、虎臥城(とらふすじょう あるいは こがじょう)とも言われてたらしい。 それでこの竹田城跡のすぐ傍に築かれたこの橋は「虎臥城大橋」名付けられたと。
なるほど~( ..)φ


一瞬寄ろうかなと思ったけど駐車場から歩かなきゃならないと知って、面倒でやめてしまった。汗


この写真はフリー素材から(;’ω’∩)プロが写したというのもあるけど上から見ると分かりやすい。同じパターンは視覚的な調和をもたらす。まさに”連続する美”ってやつだね。
懐かしのR429、そして榎峠
これから兵庫とお別れ、京都の福知山に入ります。


懐かしい!ところでバイパスって出来たんだっけ?26年に完成?


もうすぐみたいだね。


R429・・・通称”シニク”。笑
総延長248.8 kmという長い国道の一部しか走ったことないけど、酷道といわれる区間も道としては問題なく走れた記憶。私の中では榎峠より青垣峠の坂の方が印象強いけど、榎峠の杉林の道もなんとなく覚えてる。(高野峠と志引峠は未走破)


そうそう、確かこんな感じの道だったような。


榎トンネルが開通してバイパスが整備されたら、この国道429号も旧道として静かに姿を変えていくのかな⋯そんな思いを抱きながら走った記憶がよみがえってきた。
旧道というのは独特の味わいがあるよね。単に“移動のための道”として使う人はバイパスを選ぶけれど、道そのものを楽しむ人にとっては、旧道を走ることにこそ意味があるのだ。o(`^´*)
だからこそ、こうした旧道は通行止めにせず、これからも静かに残してほしいと願ってしまう。
榎峠


前回は京都から来た。


そしてさようなら、兵庫。とくに但馬エリアは楽しかったなぁ〜山道サイコー!また走りに来たい!
京都へ


あとは福知山の宿に向かうだけ。市街地に入るし走るところはもうないかな。


「談」!1文字カントリーサイン!なんか良い。


夜ご飯はとんかつ〜𓃟⋆⋆
さて、あとはもう福知山のビジホに向かうだけ。今日はこれでおしまい。
最終日 帰路へ・・・
最終日は中部を走ったロンツーの時とルートがほぼ被るので端折っちゃうよ🐤🐥🐥🐤🐤🐤🐥🐤


本来は久しぶりにおにゅう峠を走ろうと思ったけど、残念ながら通行止め。なのでお隣の五波峠ルートで福井入りをすることになった。流石に5年ぶりとなると、林道五波染ヶ谷線がどんな林道だったとかもぜんぜん忘れてた。


それと最後に⋯前回ルートの都合で行けてなかった京都r38沿いにある観光スポット、美山かやぶきの里に寄った。とはいっても遠くから見るだけだったけど。
京都と聞いてまず思い浮かぶのは、日本の古都としての歴史ある風景。清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社といった神社仏閣や美しい庭園、そして嵐山の竹林など──いわゆる観光地としてのイメージが強いよね。
けど今回最後に訪れた美山かやぶきの里や、初日に走った京都北部の京丹後も、京都のまた違った魅力が広がっている。ところが、こうした地域については意外と知られていないことが多い。友人たちに話しても「へー知らない」って言われることも少なくなかったり。
かくいう私もバイクに乗る前はそんなひとりだった。お金貯めたら国内より海外旅行🙌✨‼️なんて思ってたタイプ。けどツーリングで日本各地を走るようになってから、地図の中の点が、少しずつ自分の中で線になっていくのを感じるようになった。
もともと旅好きで全国を巡っていた人ならともかく、私のようにバイク旅をきっかけに土地勘を深めていったライダーは、けっこういるんじゃないかな。
まだまだ知らないところが、走りたいところがいっぱいある。これだからツーリングは⋯バイク旅はやめられないよね!


さぁあとは高速乗って帰るだけ。舞鶴若狭自動車道の小浜ICから一気に東京に帰る!




なんだかんだと福井は遠い・・・・・・・
Result


走行距離はトータルで3,612km。
けっこう山道をメインにうねうね走ってきたけどまぁまぁの距離なんじゃないかな。出発前にオイル交換して、帰ってすぐオイル交換するのは久しぶりかも。
All Route MAP


こちらにも同じの載せてます→touring RouteMAP
Epilogue
10泊11日、山陰山陽ツーリング。
写真を見返しながら記憶をたどって、少しずつ記事を書いてきたけど────思えば、本当に楽しい旅だった。
ツーリングで走る土地には、それぞれに違った魅力があり、どこへ行っても新しい発見がある。けれど今回のように、なかなか気軽には行けないエリアだからこそ、限られた日数のなかでできるだけ多くの道を走りたくなる。欲がついあふれてしまう。
「まだまだ走り足りない!」──そう思いながら帰路につき、でも帰ったその瞬間には、もう「次はどこを走ろうか」と旅への欲求が動き出している。
そうやって次の楽しみが増えていく。それはきっと、幸せなことなのだと思う。
ということで、『薫風と走るバイク旅 “山陰・山陽”道 touring』の記事はこれにておしまい。
ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました(*ᴗˬᴗ)ꕤ



















