2日目は鳥取市まで走ります。相変わらず長文なので、お暇な時に読んでくださると幸い🌻
今回の旅全般に言えることだけど、通行止看板に翻弄されることが多く、思い通りのルートが走れなかったことがしばしば。
けどそれでこそバイク旅❓
2日目も大幅なルート変更を余儀されることになってしまった。汗
2日目-①【京都から兵庫へ】
宮津市のユースホステルを出て、とりあえず南下。内部から西へ、西へと走る。
経ヶ岬経由〜久美浜湾と海沿い経由という手もあるけど、久美浜湾沿いは走ったことあるから海沿いルートはパス。
遠くまで来て同じ道を走るなんて、よっぽど気にいったとかじゃない限り勿体ない!ということで、ここは迷わず山間部を抜けるルートを選んだよ。

晴れて良かった⋯!昨日の雨が嘘みたいに爽やかな天気で嬉しい。

ユースホステルを出てR178から3桁県道を経てr2へ。与謝野町を市街地を抜けるのに約20km。兵庫に向けてひたすら南西へばびゅーん。

やっと市街地を抜けた。
さて、ここからなんだけど。。

京都府と兵庫県の県境には山が多く、とくに丹波から丹後にかけては山並みが続いていて、県境=峠というパターンが多い。つまり、丹後エリアから兵庫に抜けようと思ったら、必然的にどこかしらの峠を越えなきゃいけない。
とはいえ、何も林道みたいな道を走らなきゃいけないとかじゃなくて。たいていはに整備された府道か県道。
私がいる与謝野町から見た限り、北から岩屋峠、加悦奥峠、滝峠と、だいたいこの3つの峠が候補になるのかな。
さて、どのルートで兵庫に入ろうか——って感じなんだけど、どれも結局は県(府)道なので、大差はない。
なので、なんとなくだけど真ん中の加悦奥峠で兵庫県に突入することにした。
加悦奥峠からの⋯
京都r705をひたすら走り⋯

急に道幅がグッと狭くなるのにグッとくる。って前も同じこと言ったような気がする。(;’ω’∩)

加悦奥峠からの兵庫県入り。
ここで京都は暫しのお別れ。
2日目②【 兵庫を走る❶ 但馬 】
兵庫か〜ツーリングで走ったなんていつ以来だっけ❓って、もう5年くらい前だった。時の流れはあっという間⋯

今回の旅で走る兵庫は但馬と西播磨のみ。終盤で丹波エリアの丹波市をちょっと走ったくらいかな。兵庫の半分から上ってこと。

峠を越えそのまま兵庫r705をしばらく走ると田んぼの風景が見えてきた。
この時期の田んぼは水面に景色が反射して綺麗な風景が拝めるんだよね。
とくに朝と夕方の美しさったら⋯(*☻-☻*)

兵庫県道2号⋯先程京都で走った府道2号と同じだったみたい。「京都府道・兵庫県道2号宮津養父線」結構長い区間を走る県道みたい。
子午線の塔・子午線観音
そのまま兵庫r2を走ってたら左手に「子午線の塔」というモニュメントを発見。

近づいてみると、モニュメントの手前には「子午線観音」と呼ばれる観音像が立っていた。

子午線という言葉は、「子(し)」と「午(ご)」、つまり真北と真南を結ぶ線という意味。
ざっくり言うと地球を縦に走る線。北極と南極を結ぶ線のことで、明石市を通る「東経135度の子午線」は日本の標準時を決める基準の場所。
つまりこのモニュメントが立っている場所は、“日本の時間の基準が通る場所”ってことなんだね。
しかもそのライン上に観音様が立っているなんて⋯

「時と通行人を見守る観音様」ってこと?


R482へ。但馬エリアによくあるコウノトリ看板。R482からR426と、しばらく国道をてってけ走ってった。


緑のランドマーク公園近く。R482、緑のランドマークへの分岐の左手にオオサンショウウオ石碑モニュメントを発見!


右側にオオサンショウウオが。目が小さいから単なる石と見過ごすところだった。かわいいなぁ和む…❤



本物のオオサンショウウオに会いにいくんだ!後半戦でね。
公園にはこのオオサンショウウオモニュメントだけでなく、他にも出石城、玄武岩、王橋といろんなモニュメントがあったよ。全体的に地味なスポットに感じたけど⋯
兵庫r255 林道上村・米地線〜出石街道峠
国道を逸れて、兵庫r10、r255と進んだらいつのまに林道に入ってた。


とはいっても県道の延長線で立ってなきゃ気づかないような普通の舗装路。




麻呂眉のお姫様が⋯
橋の起点と終点の親柱には江戸時代まで使われてた駕籠みたいなものが建っていたけど、なにやら立派な造り。歴史ある道なんだろうか。
出石街道峠
綺麗に整備されてる舗装路をスイスイと走り出石街道峠で養父市に入った。カントリーサインが立っている市境をちょいとだけ越えると⋯


左手にさりげなく立っていた峠の石碑を発見。
バイク降りてわざわざ柵の中までてくてく歩いてった。本当は面倒だったけど、せっかく遠くから来てるので見るくらいは⋯


養父市米地から出石町へ抜けるこの林道上村・米地線。昔は山陰道から分岐して出石街道として出石藩仙石侯の参勤交代に使われたらしい。
石碑には上記の歴史がほにゃらら書いてあって、その手前にはお地蔵さんがずらり。そして奥の木下に駕籠置き石発見。参勤交代かぁ⋯あの橋にあったのは駕籠をモチーフとしたものだったんだね。


いちおう出石街道開通記念碑の前でパチリ。
錦鯉オブジェ
峠をおりた近くにちょうど道の駅があったので寄ることにした。


「道の駅 やぶ」には大きな錦鯉のオブジェがあった。朝から走りっぱだったのでここで🧻休憩。少しだけ休んでいった。


道の駅を出てr104沿いのここにも大きな錦鯉のオブジェ発見。こういうの好き。
さてさて
ここからどこへ向かってるかというと・・・・・


・・・・・・・妙見山方面へ!
森林基幹道 妙見・蘇武線
兵庫にはいくつもの森林基幹道あって、2日目はそのひとつを走ろうと(前日の夜に)決めていた。


その名も森林基幹道 妙見・蘇武線。


それでこの妙見・蘇武線、そして三川線と長ったらしい林道を起点から終点まで走り、そして海沿いに出る予定だった。
けど予定通りに行かないのがツーリングってわけで。
ロンツーともなれば事前にきっちり計画して、林道を走るとなれば情報のページを探して(ない時あるけど)、ちゃんと走れるか通行止め情報を確認して。それでルートを決めればいいことだけなんだけど、性格的に細かく調べるとか無理で💧とりあえず行けばどうにかなるさ精神。
何度も書いてる気がするけど⋯
通行止め看板見て通れない(꒪⌓꒪)ガーン‼️となるのもツーリングの醍醐味の一つ。
それにきっちり計画通りじゃないツーリングの楽しさってものがある。私はやっぱり気ままな感じの旅が好きかも。


そして妙見・蘇武線の起点。林道スタート。


妙見・蘇武線起点⋯駅。
駅❓とは。。。


加瀬尾分岐駅


妙見山登山口駅。。。
なぜ駅名なんだろうなぁと疑問に思って気になって。
調べてみたところ、一見すると鉄道の駅のように思えるがもちろん鉄道とは無関係。
古くは「駅逓制度(えきていせいど)」というのがあって、街道沿いに物資や人の乗り継ぎポイント=「駅」があった文化が残っているからみたい。φ(゜゜)ノ
なので、この「駅」という表現は、林道の中継点・分岐点・起点・終点などを示すための“道の節(駅)”として使われている場合があり、工事や地図上での扱いやすさを考慮し、節目として「駅」と呼ばれているらしい。
なるほどね〜φ(..)メモメモ


林道の分岐には白い林道標柱が。
普通林道大ナル線・・・・・普通ってなんぞや?笑


名草神社の分岐を越えたあたりから林道らしくなってきた。


眺望がちょっと開けたところも・・・・・・・


まさかの予想外ダート区間。
名草神社からは舗装路とちょっとだけダート区間があったけど、ガレてなくこのようにの普通のフラットダート。難なく進んでった。
金山峠
兵庫県豊岡市と香美町との境、金山峠に着いた。


峠の碑や看板はなく金山峠駅という標柱のみ。ここ金山峠から「林道 名色羽尻線」に繋がってるみたいだけど通行止め看板が立っていた。
さっきの普通林道大ナル線といい、どうやら妙見・蘇武線からは色んな林道が枝分かれしてるみたい。全ての道を走るにはオンロードのバイクでは難しいけど、オフ車乗る人には楽しいエリアなのかな。


そのまま暫く進むと空が開けてきて


左手には絶景らしきものが見えてきた(*º▿º*)


まだまだこのまま進んでいって…
妙見蘇武林道展望台


だだっ広い展望台に着いた。誰もいない⋯
石碑には「蘇道」と大きな二文字。横には林道の概要が書かれていた。


おぉ〜綺麗⋯(*º▿º*)✨
さすが展望台だけあって素晴らしい眺め。ここから蘇武岳の山頂まで登れる登山口があるけど、この展望台からでも十分に素晴らしい景色を楽しむことが出来る。


展望台を後にして、さらに北に向かって走ったけど
まさかの・・・・・・・


・・・・・・・


雪で通れない・・・・・とは・・
結局蘇武線と繋がる三川線まで辿り着けず。このまま日本海に出ることは叶わなくなった。
うーん、どうするか。


来た道を引き返しながら、のんびり景色を楽しむ。残念ながら先には進めなかったけど、またこのエリアに来たときに走れたらいいかな。
通行止めの先にあった蘇武岳の山頂から少し北にある砂利の駐車場からは、山頂まで約300mとまぁまぁ近くだったみたい。そのくらいならなんとか登れたかも?!⋯⋯いや、バイクブーツじゃちょっとキツいか。それに山道の300mは長いし時間もかなりロスしちゃう。
標高1,074.4mの蘇武岳は、兵庫県豊岡市出身の冒険家・植村直己さんが愛した山。山頂からはどんな景色が広がっているんだろう。山頂から見える景色の写真なんてネットでいくらでも見れるけど、やっぱり実際に見たら、もっともっと素晴らしいに違いない。


林道から分岐する道でR9に出ることにした。もうすぐお昼。ちょうど近くに道の駅があるし、一旦お昼休憩して、それからどこ走るか考えよう。
道の駅 村岡ファームガーデンでお昼
道の駅ついた。


但馬牛が食べれるみたいだけど、あまりガッツリ食べたい気分ではないかも。軽く食べれれば。


但馬牛まん ・・・・すごまん・・・


よし、但馬牛まんに決めた。お昼には足りないかな?
お店のおじちゃんが「カラシをつけながら食べると美味しいよ」とすすめてくれたので、言われた通りカラシをつけてパクリ。ピリッと効いたカラシと牛まんの旨みが絶妙で、思わず頷いてしまう美味しさ。あっという間に完食、ご馳走様でした〜🙏
道の駅を出て、とりあえず鳥取市がある北西方面を目指すことにした。気になった道をその都度選びながら、のんびりと走ることにしよう。
但馬アルペンロード 其ノ壱
広域基幹林道瀞川・氷ノ山線
まずはR9から分岐する但馬アルペンロードとやらへ。ここは広域基幹林道瀞川・氷ノ山線という林道の起点らしい。


実はこの時は予定でも何でもなかったけど⋯
但馬アルペンロードは終盤にガッツリ走ることになる。


林道の情報が記載されてる看板を尻目に緑のトンネルを進んでいく


この季節の山道を流すのは本当に気持ちいい。緑も鮮やかで清々しい気持ちになれる。


砂利道…あれ?地図によるとここは但馬アルペンロードではなさそうな。いつの間に外れたらしい。
板仕野の棚田


砂利道を抜けて但馬アルペンロードに合流。そのまま道なりに進んでいくと、ふいに視界がひらけて板仕野の棚田が姿を現した。
棚田いいよねぇ~⋯
水を張った田んぼが空や山を映す「水鏡」の景色も、それはそれで美しいけれど、個人的にはもう少し稲が伸びて、緑がわっと広がる6月以降の棚田の方が好きかもしれない。


そのまま下っていったら水車小屋とろかわという無料休憩所が左手に建っていた。


水車小屋からR482に接続するところまで来たけど、国道はやめて矢田川取水堰があるお隣の側道を走った。
なにもない田舎道も好きなもので…


R9に戻り・・・・・・・


国道を逸れて再び但馬アルペンロードへ。どこがどうアルペンロードかイマイチ分からない。。。。


柤大池。


但馬アルペンロード(兵庫r265)で新温泉町へ入った。温泉いいなーー
通行止め連続(゚ロ゚)
この県道r265でそのまま北上するのではなく側道に入って北西に進もうと思いきや。


通行止め。(゚ロ゚)がーん
再度r265に戻りR9に出て今度はr119へ。
森林基幹道の妙見・蘇武も三川線も無理なら、森林基幹道池ノ尾線はどうだ!


わざわざ起点まで来たのに通行止め・・・・・・・
蒲生峠


しょうがないとr119で一旦鳥取県に入ったのはいいものの。。。


三度目の正直、林道田河内蒲生2号線で北上はどうだ!


通り抜け不可・・・・・・・
落石・土砂崩落。何も書いてないと案外通れたりするけど土砂崩落となると。。。やめておこう。



ショック…どの道で海沿い出よう


不本意ながらR9の蒲生峠で兵庫県へ出戻り。
実はちゃんと調べれば兵庫の林道通行情報なんて普通に見つかるのに、林道名も分からないまま直前にささっと調べたせいで林道情報ページに辿り着けず。あぁ〜ダメな私…
でも旅の途中で林道名も解明したので終盤に兵庫を走る時は何も苦労せずに済んだのじゃ。
これ見ればわかるじゃんって話。妙見・蘇武線は雪で通れなかったけど、どちらにしろ「法面崩壊、路肩崩壊のため通行止め」で走れなかったんだね。
蒲生峠越
そういや先程r119の蒲生峠で鳥取県に入ったちょい先に興味深い分岐の道を見つけたから一応書いとく。


歴史の道「山陰道蒲生峠越」。


看板に「歩いて見て感じる道の歴史」となっていたので、車両通行止め看板がないのに、ここはバイク無理か?と勝手に判断して引き返しちゃったけど、あとから見たらバイクでもふつーに通れそうだった。ただ石畳道がどんなのか気になったけど。
けどGoogleマップをよくよく見たら先程通行止めだった森林基幹道池ノ尾線と繋がってるっぽいので、どちらにしろ引き返す羽目になってたかも。
ようやく海沿いへ⋯
R9からr47で北上。


内陸を走ったから今度は海。今夜の宿は鳥取砂丘のまぁまぁ近くで、R9まっしぐらでも着くけど、時間はまだ午後の三時半過ぎ。せっかくなので日本海を眺めながら走ろう。
海沿い走るなら林道三尾御崎線と思ったけど、残念ながら通行止め。せめて穴見海岸沿い、城原海岸沿いくらいは走ろうと決めてた。
穴見海岸


ということで穴見海岸。
七坂八峠展望台


ここから見える景色は印象的だった。


R178の旧道は海沿いのくねくね道。同じ日本海というのもあるけど、なんとなく能登のr38を彷彿とさせるような道と風景。
この海沿いロードは土日ともなればツーリングライダーを多く見かけるとのこと。
わかる気がする。なんせ気持ちよく流せる海沿いのくねくねロードは、ツーリングの鉄板ルートだもんね。
2日目③【 鳥取を走る❶】


先程ちょろっと走ったけど、この陸上岬でようやく本格的に鳥取県入り。兵庫は暫しのお別れ。


穴見海岸沿いを抜けて、お次は東浜海岸沿いを走ろう。
JR山陰本線の東浜駅
東浜海岸沿いに向かって岩美町の集落を流していたら、左手に突如近代的な建物が目に入ったので思わずバイクを止めたんだけど・・・・・・・


なんと、これは、駅だったのか⋯!とびっくり。
鏡張りの天井、そしてガラスと金属が作り出すこの近未来感。まるで美術館みたいな。
そして静かで、人の気配もほとんどない。だけど、ちゃんと“旅の途中”の匂いがするような。不思議な駅だった。


洞門奇岩群の所でまたも通行止めで引き返すことになった⋯今日で引き返すの何度目?笑
岩美町の名物?怪しげな学童看板
あと岩美町といったらこれ?


岩美町にところどころに立っている学帽被ったレトロな学童看板。


かなり昔にネットでちょっと話題になった時に、あ、これ見てみたいかも〜って思ったのをずっと覚えてて。


4体は確認できたよ。でもバイクで止めてじっくり見るには先程載せたあそこが一番かな。なんせ横断歩道に設置してあるから車両を止めるのはなかなか難易度が高い。
学ランに学帽といえば昭和の香りがぷんぷん。
余談だけど、わたし的に学帽といえば白黒写真の若かりし頃の美輪明宏さん。ネットで調べりゃすぐ出てくるから有名かも。「学帽被った美少年」って感じで、とても美しくて深く印象に残った。
それと学帽(あと軍服)と吊り目美少年といえば、丸尾末広先生や古屋兎丸先生の漫画を思い出す。それくらいかな。笑




夕暮れの砂丘道路を流して。


あ、ここ懐かしいなーって思った。車を停めて旦那と砂丘をサクサク歩いた記憶。看板に書かれてる白兎海岸も訪れたっけ。
ドライブイン砂丘


晩飯食べようと最後に寄ったのは宿のすぐ近くにあるドライブイン砂丘。


私の好みの食堂みたいなドライブインでした。いいなぁ近くで地元のおじさん達が団欒しながら飲んでる。
食堂呑み⋯ではなくドライブイン呑み?


どれも美味しそうだけど看板メニューのホルそば定食にしようかな?W炭水化物だけどまぁいいかな。汗
ホルそばとは─────鳥取県東部で50年愛されている牛ホルモン入り焼きそば鳥取県東部で50年間愛されている牛ホルモン入りの焼きそばで「ホルソバ」と呼ぶ人が多いようです。 昭和30年代、鳥取市内に多くあった焼肉屋・ホルモン屋で、ホルモンと野菜を味噌ダレで炒めた中に「中華そば」を入れてみると、これが実に美味だったのが始まりだとか。
───鳥取県公式サイトから


美味しそう~ホルモン大好き~!



いただきまーーーす
お味はもちろん・・・・・・・美味かった!


ホルモンにニラと玉ねぎともやしに味付けは味噌汁。ホルモン焼き好きで焼きそば好きであれば間違いない。しかもボリュームあって満足!


あとはゲストハウスでゆっくり休んで。


明日も晴れそう。明日は大山(だいせん)だ!
おやすみなさいませ。

