北海道touring’24 【 全四篇 其ノ壱 】
初日・2日目 〜道央から道北へ〜

北海道ツーリングから帰って早2週間も経とうとしている。果てしなく真っ直ぐに続く道をひたすら走ったのが嘘のように、あっという間に日常に戻ってしまった。

記憶が薄れぬうちに北海道ツーリングのことをぼちぼち書いていこうと思う。

忘れないうちにね〜

今回はいつものロンツー記事のように一日一記事ではなく写真を少なめにしてさっくり纏めようかな〜と書き始めたものの、一記事に二日分無理やり収めてるので結局いつもと変わりない長さになってしまった。ごめんちゃい。

走行ルートはいつも通り別頁にと最後にざっくりと。


今回もまた新日本海フェリーを利用。前回と違うのは帰りも新日本海フェリーにしたところ。新潟から関越で帰るのは馴染みがあるし、仙台から帰るよりは100kmも短くなるのでこちらの方が全然ラクなのを実感。次回こそ青森から北海道入りしてみたい(希望)。

ここでまた北海道のデカさがわかる画像を貼り付けてみたり。

笑っちゃうくらいデカイよね〜ほんと1週間そこそこ走っただけじゃ全っ然走り足りないのが分かる。

今回のツーリングは道南は走らず道北と道東(+道央がおまけ程度)がメイン。道南は青森経由で来た時にね。それと前回訪れなかった美瑛、富良野、夕張を入れてみた♪︎

小樽港 a.m.4:55

フェリーでバイクの順番がくるまでなんとなく周りのバイク(+ライダー)を観察してしまう。もちろんジロジロ見るような失礼なことはしないけど💦

いかにもキャンプするような大きな荷物を積んだのもあれば、比較的コンパクトなシートバッグだけだったり。そしてトップケースやパニアケースに全国走ってるぜ〜的にご当地ステッカーをたくさん貼っているバイクも必ず見かける。

この人たちはこれから北海道のどの辺に向かうのかな。何処を走るのかなぁ〜なんて。

CONTENTS

初日 小樽から名寄まで

関越を降りて新潟港に着く前ガソリンスタンドによって給油したあと、Dトラのスロットルがニュートラルに戻りきらないちょっとしたトラブルが発生。泣

走行に影響はないけど、シフト上げ下げする時にわざわざアクセルを自分で戻さなきゃいけない面倒なことが起きてしまった。

さっそくトラブル発生

たぶんスロットルにつけてたアクセレーターロックシステムのせいだと思われる。高速はラクになるけどスロットルを人為的に固定してるからどこか変な負荷がかかったのだろうか。なぜこんな時に⋯⋯⁉️

うーーん・・・・・・・

半ば不安を抱えながらの北海道ツーリングがスタートした。

小樽港が出て最初によったのは小樽運河。中央橋から写真をさくっと撮って。

前回の初日は海沿いと内陸を絡めながら天塩までうねうねと走ったいったけど、今宵泊まるのは真ん中よりの道北の名寄の宿。

走ったことあるルートは避けてアクセスするつもり♪︎


R5からR231へ、とりあえず暫く海沿い近くの国道を走っていった。

北海道の道だ〜これだよこれ

このスイスイ感に道幅の広さ!2年前の記憶がぶわぁ〜と一気に蘇った。

カッパ出すか迷うような半端な雨が降ったりやんだり。すごく細かい霧雨みたいなのが降ってるけど不思議なのは雨雲レーダーには雨雲がかかってない。なんで❓

雨だろうがこれから1週間どっぷり北海道だ〜!ロンツースタート時はいつも嬉しくてホントたまらない。

無事故無違反無転倒で帰れますように…

今回の旅も朝ごはんにお世話になった

途中セイコーマート寄って朝飯食べて。セコマのほかほかおにぎり大好き。

セイコーマートで一番のお気に入りおにぎりは「明太子&マヨ」︎🤍︎

そしてセイコーマートといえばやはりホットシェフ

前回買ったムックの付録

ホットシェフがないセイコーマートなんて〜!私にとってセイコーマートの意味がない(きっぱり)。このセコマキャラ🐂の赤い看板がなければ基本スルー。笑

だってホットシェフじゃないとほかほかおにぎりやポテトがないんだもの〜‼️⋯しかし今回の旅では北海道ポテトは控えようそうしよう。太らないようにしなければ。

嶺泊駐車場公園(カシオペアの丘)

雨は止んだけどあいにく空はどんよりとした曇り空。晴れていたらブルーな海が見渡せたんだろうな。

本州から見える日本海と北海道から見える日本海。なんだか日本海なのに全く別の海のように感じるのは何故だろう。


海沿いの国道、R231を逸れてある道(Googleマップでいう千本ナラがある道)に入ってみたら、、、

⋯なんとダートだった。

北海道さっそくのダート‼️

Dトラなので緩いダート走行には問題はないけど、なんせスロットルが半端に戻らないので少々怖い思いも。

旅の間ずっとこれはよくないなぁ…どうしよう💧悶悶

赤いきつねと緑のたぬき標識
じっとこちらを見つめるキタキツネ
デカい蜂が当たるのも北海道ならでは⁉️

R231を離れてからは海沿いの道を離れて名寄をめざして内陸をうねうねと走っていった。

神威岳東展望台
黄金水松近く

R451をひたすら走り砂川市で給油。それから寄った神威岳(赤平市)も辺りは霧で何も見えず。

黄金水松近くを通った時は青空が見え一瞬テンション上がったけど、またすぐ曇り空に。

まぁでもカッパ出さずにいられるだけでも良しとせねば

そしてこちらが深川市にある有名スポット「ネコバス」。

なんでここにネコバス❓と思いきや、バス停の看板にはちゃんと戸外炉峠と書いてあった。なるほど〜ここは峠なんだね。北海道ならではの峠名だなぁ。


深川市の道の駅で休憩しながら考えたところ、やはりアクセルをバイク屋で直してもらうことにした。発車の時にシフトアップにもたつくのが気になってしょうがない。

それにこのまま何も起きなくてもトラブルかかえながら気にして走るのは精神衛生上よくない。バイクは車よりもメンタルな部分が影響しやすい乗り物だと言うことは身にしみてわかってる。

とりあえず道の駅から最短で行ける持ち込み修理OKそうなバイク屋に電話して事情を話したところ快諾してくれたので心の底からほっとした。

またバイク屋にお世話になるなんて。

あぁこれって四国でのパターンと同じ…

とにかく最短ルートで高速すっ飛ばして向かう予定が動揺してたのか入るところ間違えて大幅なロス。このせいで留萌の方を通る予定が潰れてしまったのだ。

快く対応してくださった「ARCADIA」さん。ありがとうございます。素晴らしいご対応感謝です。

バイクを乗るならやはり最低限の整備の知識はあったほうがよいのだとまたも痛感。これだけ乗っててもちょっとしたトラブルにも対処できない自分に猛省した。

これからも旅を続けていくなら自分である程度対処出来るようなった方がいいとは思うけど⋯

つーかトラブルに対応できるってことは自分である程度整備ができる上級者なのでは⁉️

うわぁぁぁぁ
うわぁぁぁぁ

せめて遠出する時くらいこういう本は携帯してったほうがよいのかな。💧


時間も既に3時過ぎ。アクセルふつーに戻るのがとても嬉しい!!

あとは名寄の宿を目指しR275をメインに北上。ちょいちょいと気になるところを寄っていくだけ。

そういや途中国道逸れた時に変な道に入ったのだよ。その道とは幌加内峠があるところなんだけど…

道がぶっつり途切れて、草木に侵食されて道らしきものが全く無くなってるのに驚いた。Googleマップ上には道が存在してるのに。

注意書き看板にはヒグマ捕獲用の「はこわな(箱罠)」があるので近付くな的な警告が書いてあって思わずヒグマの恐怖に戦慄が走った。笑

箱罠のヒグマ

こんな風に実際箱罠にヒグマが捕まっていたら…怖ぇ〜。けど実際🫛🐻がいるなら覗いてみたい気もする(行かないけど)。


そのままR275を北上して幌加内町へ入って驚いたのはそば畑。

事前知識がろくに無かったので眼前に広がるそば畑のスケールに圧倒されてしまった。

すごい〜一面のそば畑だよ!去年山形や福島でも素晴らしいの見たけど、倍の広さだよ!

純白の丘に白銀の丘…

絨毯のように広がる光景は圧巻

初日からいろいろあってやれやれだったけど、最後の方で北海道ならではの圧倒的スケールのそば畑風景に出会えて、そのやれやれと朝からひたすら走ってた疲れが一気に吹っ飛んだ。

そば畑を通過する国道は「日本一のそば畑を走る道」として”秀逸な道”でもあるんだね。後に幌加内町のそばが日本一と知ったけど、そば畑のスケールを見たらなるほど納得だった。

つーか秀逸な道ってなに?

前回走った時こんなのあったっけなぁ????どうも記憶にないのでググって調べてみた。

秀逸な道

シーニックバイウェイ「秀逸な道」は、2023年7月より、現地看板が順次設置されています。各ルートの活動団体の推薦をもとに、シーニックバイウェイ北海道推進協議会が認定しており、現地を訪れる人に「秀逸な道」の区間を分かりやすく伝えるために看板が設置されました。看板のデザインは、各ルートの活動団体の皆さんと一緒に検討され、12区間それぞれに特徴あるものが決定されています。

ほほ〜去年の7月からなんだね。そりゃ知らなかったわけだ。

そして秀逸な道の終点らしき看板。そばの花にせいろとつゆ入れの絵がかわいい♡

最後に朱鞠内湖の展望台近くに寄ってガソリンスタンドで給油してから宿に向かった。

本日の走行距離は477.9km

初日の宿はお初の「とほ宿」。今回の旅で唯一2食付きの宿。

家庭的で美味しいご飯をもりもりと食べて、朝から走りっぱの疲れた体に栄養補給。

心地よい疲れのなかぐっすり眠ることが出来そう。おやすみなさい、また明日。

2日目 名寄〜稚内〜紋別

おはよう2日目。よく寝れてすっきり。

なんと朝ごはんにお蕎麦がでてきた。昨日あれだけのそば畑を見た後にまさかの蕎麦が食べれるなんて。

普通のそばより色が黒っぽく太くてちょっとコシのあるそば。調べてみると音威子府蕎麦らしい。

朝から温まった、美味しかった😋幸せ〜

今日はとりあえず宗谷岬まで走って最終目的地は紋別の宿まで。それなりの走行距離になる予定だけどルートはいたって単純。どこかによって時間潰さなきゃ紋別まで余裕で走れるかな。

さーて、参る!

北上する途中2箇所ほどスポットに寄ってみた。そのひとつが「天塩川温泉駅」。花壇もあってなんだか可愛らしい赤い屋根の板張りの駅舎。

北海道にはこういう板張り駅とも呼ばれる無人駅がたくさんあったみたいだけど、利用者がほとんどいないためかその多くが廃止されてしまったみたい。

無人駅って何かいいよね〜時間さえあればついつい寄ってしまう。(今回大して寄れなかったけど)

ちょうど宗谷本線の一両編成の電車がきた🚃

これが終点の稚内駅まで行くのか…車窓の風景はどんな感じなんだろうか。バイクとは違う北海道の雄大さを感じることが出来そう。

電車は電車の良さがある〜〜♪︎

そういや「世界の車窓から」って番組よく見てたなぁ。まだやってるのかな?

北海道命名之地。ちょっとしたダートの先にあったよ。

同じところ向かうにも国道だろうがなるべくなら走ったことが無い道を走りたい。r256は走ったので今回はそのまま真っ直ぐ海沿いに出ることにした。

バイク止めてる時にメスのクワガタちゃん発見。かわいい。

前回も寄ったセイコーマート天塩川口店

天塩町の市街地で給油した時はまだ青空が見えてたけどね。オトンルイを通る前には青かった空も雲におおわれてしまうのだ。

オトンルイを経てオロロン真っ直ぐロード、ばびゅーんスタート‼️

オロロンラインも好きな区間はやはり中盤から。電線も消え、空と草原を地平線がまっすぐに割る景色が続く中をひたすら走る爽快感。

けれどまたも利尻富士が見れなかったとは…⋯

まぁいいさ、しょーがない!

せめて宗谷丘陵を走る頃には青空に変わって欲しかった。前回もこんな感じのお天気だったよなぁ。

白い道を通るならやはり青空・・・・・・・なんだよね。青と白のコントラストの美しさは何も自然だけではない、人工物だろうが人々を魅了する最強の組み合わせなのだ。

それでも曇り空でさえ映えてしまうこの白い貝殻の道の美しさ。また道北に来たら青空になるのを期待して走ってしまうに違いない。

また国道逸れて今度は内陸から最北端へ。こんなところで宗谷岬牧場の社員募集看板発見。笑

宗谷岬へは今回海沿いからではなく宗谷周氷河ロードからアクセスした。

モニュメントで撮るのも今回は別にいいかなと思ったけど、前回とは違うバイクで来たし記念にまた撮ってみた。笑

お昼時間がドンピシャでまた同じ「食堂最北端」でラーメン食べてしまった〰️〰️〰️!

前回と同じほたてラーメンはなぁ…ってことで塩バターラーメンにした。

隣の店もやってなかったからね。でもラーメンで体が温まったしじゅうぶん

そしてエサヌカ線・・・・・・・

360度視界に開けた景色に突き刺さる直線

ここも・・・・・・・

The爽快‼️‼️‼️

白い標柱発見。そういやエサヌカ線は広域農道なんだよねって改めて思い知るのであった。

クローバの丘からも見えたクッチャロ湖。クッチャロ湖畔キャンプ場はテントが沢山張ってあった。バイクも何台か停まっていたかな。

あとは128km先の紋別の宿に向かうだけ。

前回は宿が名寄だったのでエサヌカ線を走ってから内陸へ入ったけど、今宵は海沿い近くある紋別の宿。時間も時間なのでそのまま海沿いをひたっすら走ることになる。

海岸線の国道238号を流してた時の海がなんとも言えない独特な色合いを出してて。空の青さと曇り空を反射したせいか例えるなら白と銀が混ざったような絶妙な色だった。

あぁあの海をカメラにおさめたい!と思ったけど、もっと海が近いところでバイクと撮れればなぁ〜なんて欲を出したおかげでタイミング逃し写しそびれちゃったのだ。

一応走りながら目に焼き付けといたけどそのうち記憶から薄れちゃうかも。。

北緯45° モニュメント。今北半球のど真ん中にいる…!なんて実感すら湧かない地味なモニュメント。

雄武町に着く頃には既に薄暗く。。。

このあと紋別まで真っ暗な中延々と走るはめになった。虫は当たりまくるし、海沿い走っているのに鹿やキツネが飛び出してこないか怖かった。

ちょっと新鮮だったのは道路の矢印つきポール「矢羽根」。単なる反射板かと思いきやピカピカ流れるように光るのもあるのだと知った。それだけ。

どうであれよっぽど目的があるとかじゃない限り北海道の夜道はあまり走るものではないね。動物飛び出しリスクもあるし、なんせ地元車やトラックも容赦なくスピード出して詰めてくる。事故リスクを避けるには少しでも明るいうちに移動しなきゃです。

いくら丼たべた。食べたあとはセコマで朝ごはん買って宿へ。

本日の距離は462.8km。

なかなかカオスなビジホに泊まったよ。笑

ではまた

3日目と4日目
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