北日本バイク旅【礼文島・後編】
最北の有人離島


桃岩展望台駐車場を出て、次は島の北部に向かってr40をまっすぐ!
礼文島を走る⋯②

金田ノ岬まで一気に走らず、途中それて内部に入ろうかと。
とりあえずバイクで走れる車道は一通り走る的な。礼文林道はともかく、礼文島来たら皆やるよね〜


r40沿いにひっそりとあった赤い鳥居が印象的な見内神社。思わず目にいって、バイク止めて撮ってしまった。
なにげにカーブミラーにわたしが写ってたり。これもカーブミラー自撮り?
r40礼文島線を北上


「なだれ注意」の標識が立っていた。
海沿いの道は気持ちいいなぁ〜♪なんて呑気に走ってるけど、反対側を見れば、すぐそこまで急斜面の山が迫っている。
夏の景色だけ見てるとピンと来ないけど、冬には雪崩が起きてもおかしくない場所ってことなんだよね。

よく見ると山肌の斜面には雪崩対策の柵がいくつも並んでいた。
環境省のページによると、礼文島の東側の海岸沿い(今通ってる道)は島内の他の場所と比較して積雪が多いとのこと。逆の西海岸沿いでは、風の影響で積雪がほとんどない場所もあるらしい。さっき行った地蔵岩辺りもそうなのかな?
ミニカントリーサイン

そうそう、礼文島を走っていて目に留まったのが、集落ごとに立っているイラスト付きの地区名看板!
北海道のカントリーサインの小型版みたいで、これがまたかわいい。香深井の神社は見内神社だよね。赤岩の、あのキャラみたいなの、なんだろ?太陽?笑
どうでもいいことだけど、カントリーサインの絵とか誰が描いてるのか地味に気になる私。公募とか?看板イラストの専属イラストレーターがいるのかな。
こういう何気ない看板を見つけながら走るのも楽しいよね

こっちにもイラスト付きの青看板があった。
それぞれに小さな絵が付いてて単なる案内板じゃなくて、ちょっと観光マップっぽい。これ、礼文島だけじゃなく他の地域もあったらいいのに。
スコトン岬のスコトンって、漢字だと須古屯と書くんだね。スコトン、スコトン・・・なんか響きがかわいいというか、ちょっと脱力感ない?笑

r40をちょいと外れて、青看板にある「産業廃棄物処理場」と同じ方向へ左折。ほんのちょっと島の内部へ。

ゆるやかな坂をあがっていく。
いいなぁ気持ちいいわ。サイコー

久種湖沿いに来た。
奥に見えるのはなんだ?と地図見たら、陸上自衛隊礼文分屯地だった。最北の自衛隊拠点ってやつなのかな?

そして久種湖。
もう少し高いところから見渡せればいいけど、道路側だとよく見えない。汗
wikiによると「湖」と名の付く中では現在日本の施政権が及ぶ範囲において最北端の湖だって。なんとなく回りくどい言い方だけれど、北方領土などを考えるとこういう表現になるのかな。

また海沿いのr40に出て金田ノ岬を通って西側へ。
金田ノ岬は目印を見逃したのか、普通に通り過ぎてしまった。Googleマップのストリートビューで見てみたら、標柱1本だけだった。あんなの見逃しちゃう。

またも分かりやすい青看板。r507へ右折だね。

r507のスコトン岬、澄海岬へ!その前に江戸屋山道を走る。こんな感じの流れ。

最北のスコトン岬を目指して海沿いのr507を気持ちよく走っていく。
右手には海。道は緩やか〜にカーブしながら、礼文島の北へ北へと伸びている。
「岬を目指す」という言葉には、なんだか旅してる感があっていい。ただ目的地へ向かうのではなく、地図の端っこへ向かっているような感覚があってワクワクしてくる。

さて、まずはライダーなら必ず走る江戸屋山道へ。
江戸屋山道
なんで「江戸屋」?って、調べたらGoogleAIが回答してくれた。最近はこのAIモードが出てくるね。
江戸時代後期、礼文島を拠点にロシアとの密貿易を行っていた銭屋五兵衛が、この地で江戸仕込みのキンツバ焼を始めたことから「江戸屋」と呼ばれるようになりました。これが周辺の地名や山道の名前の由来となっています。
かつては江戸の最果てでありながら、北方の交易拠点として人々が息づき、甘いきんつばが焼かれていたという、ロマンあふれる歴史が隠されています・・・なるほど( ˙꒳˙ )フムフム

ということで絶景ロードスタート。
そういやCBRおじさんもこの道のこと言ってたなぁ。江戸屋山道は走るべき道らしいって。あっちゅーまに終わるらしいけど。笑

おおお〜上がってく上がってく〜‼️
既にこの開放感!なんか期待値高い!


これぞ、絶景ロードなりぃ〜✨

所々に、お墓のようなものが3つ見える。慰霊碑かな。なんだろう。
もし本当にお墓なのだとしたら、なんという場所に眠っているのだろう。ここに眠れるなら、ちょっとサイコーかもしれないな〜、なんて不謹慎かもしれないことを一瞬思ってしまった。
海と緑に囲まれて、風の音を聞きながら手を合わせる。
こんな場所なら、お墓参りの時間さえ少し特別なものになりそう。
それくらい海と緑に囲まれた美しい場所だった。
なおもしかして記念碑か何かだったり
トド島展望台


そうそう、ここ。トド島展望台から見える景色は素晴らしかった。江戸屋山道の代表的スポットっぽいところ。


先の、江戸屋山道の名前の由来にあった銭屋五兵衛の名が刻まれていた。功績をしのんで建立された記念碑らしい。


海を背に立つ句碑。
風に吹かれながら、なんとなく文字を追ってみる。
“飢ゑし啼く 海猫に日増しの北風嵐…”
上村占魚という俳人が詠んだみたい。
厳しい冬が近づき海が荒れてエサ(魚)が捕れなくなっていく中で、ウミネコたちが飢えと寒さに耐えかねて悲痛に鳴き叫んでいる─────




目の前に広がっていたのは、青い海と、海へなだれ込むような緑の斜面。青い海となだらかな緑の丘陵・・・
礼文島は小さな島のはずなのに、ここから見る景色は驚くほど大きい。実際に立ってみると景色のスケールが大きい。やっぱり北海道の島なんだと実感する。
奥にひっそり見える島は、かつてトドが多く見られたという無人島の「トド島(海驢島)」だって。トド見てみたいなぁ。


環境省のページから拝借だけど、夏の礼文島と冬の礼文島は全く違う顔をしてて驚く。
山肌は真っ白な雪に覆われ、海のすぐそばまで雪の斜面が迫っている。さっき見た「なだれ注意」の標識や、斜面に並ぶ雪崩対策の柵は決して飾りではないというのが分かる。
まさに、上村占魚が詠んだ一句の世界になるんだね。
この通りざっくり5分で走り終える。時間にまだ余裕あったから2周しちゃった。


良い道だったなぁ〜うむ。


さぁスコトン岬へ。
日本最北限 スコトン岬


ところでなんで最北限?って思ったけど、かつては宗谷岬と“日本最北”を競った歴史があるらしく!いつのことか分からんけど。
しかし測量で宗谷岬より少し南にあることが分かり、その後は「最北限の地」と呼ばれるようになったらしい。


少しどころかライン引かなくても視覚的にわかるよね。
スコトン岬の緯度は北緯45度27分51秒。
一方、宗谷岬は北緯45度31分22秒。
その差は南北にして約6.5km!
日本最北端=宗谷岬はその通りとして
日本最北限=スコトン岬
っていう言い方になるの、妙に納得できるわ〜




礼文島の最北端きた〜‼️
看板の中国語案内にも須古頓って書いてある!・・・当たり前か


こんな崖下に宿が建ってた。
泊まり先を探してた時、この宿の存在に気づかなかったなぁ。専用HPか電話のみの予約なんだろうか。
こういう何もない、不便そうなところに泊まるのもいいかも。最北限にきた感にどっぷり浸れそうな・・・


この、下に降りてくのが島の最北端、先っちょにきた感が出ていい。




日本の東西南北の“端っこ”もそうだけど、岬の“先っちょ”というものには、人を惹きつける何かがある。
岬の先っちょへ行くのは意外と簡単ではなくて。時には、離合も難しいような細い道を延々と進んだり、車やバイクでは行けない道をひたすら歩いたりする。
そもそも、歩かなければ到達できない場所も多い。
行くだけでもそれなりに大変。
なのに、なぜか人はそういう場所に惹かれてしまう。
岬まで行ったら、その先はもう海。
道が終わる場所なのに。


そこでしか見られない景色があるからなのか。
それとも不便で行きにくい場所だからこそ、たどり着いた時の達成感が大きいからなのか。
もしくは、そこに何かがあるから、というより、そこが道の終わりだからなのか。
地図の端っこ、道の終わり、海に向かって突き出した岬の先・・・
人それぞれに何かしらの動機が突端にはあるのではないか、と思う。
そういう場所に立つと、ただ景色を見るだけではなく、「ここまで来たんだ」という実感まで込みで、記憶に残る。


最北限の地の風は、とても強かった。


ぞろぞろと観光客が・・・またしてもセーフ!!笑


次は澄海岬へ向かおう。
r507から澄海岬へ繋がる道


約3kmちょいほどの道なんだけど、これがまぁ良い道で。ワインディングロードじゃないけど、ライダーならけっこう刺さるんじゃないかな。景色とかいろんな意味で。


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緑豊かななだらかな丘陵と草原が広がって・・・なんて美しい風景なんだろう。
なんだか宗谷丘陵をぎゅっと小さくして、海の匂いと島の空気を混ぜたような、そんな景色だった。










海へ向かって下っていく。道の先にゆるやかなカーブがあって、緩やかなカーブの先はまだ見えない。
まるで“景色へ導かれていく道”みたいな。そんなシチュエーション。ツーリングをしていると何度かこういう道に出会うけれど、この感じがたまらなく好き。
澄海岬(スカイ岬)




駐車場にバイクを停めて、展望できる場所まで歩いていく。さすが人気スポットなのか人がそれなりにいた。


階段の途中にある展望台から入江の風景が見れた。岩に囲まれた入り江の水は青く、遠くの海とはまた違う静かな色をしている。
皆ここで立ち止まって写真を撮ってた。さすがにあの辺までは行けないだろうなぁ。




澄海岬・・・澄(ス)んだ海(カイ)の岬(ミサキ)。
なんて素敵な名前の岬なんだろう。思った人いっぱい居るよね?!ていうか、字面だけでもう勝ちだよね。笑




でも名前負けしてないのが凄い。さすが北海道。実際に目の前に広がる海と美しい入江を見たら、その名前に納得してしまった。


風はいつの間にか穏やかになっていた。
幸い周りには誰もいなくて。長いベンチがあったので、少し横になって空を見上げることにした。
何もしない。
ただ空を見て、風を感じながら礼文島の時間の中にぼんやり身を置く。
明日は稚内へ戻る。
今回の旅の目的のひとつだった利尻島と礼文島も、これで終わりとは・・・
たった2日間。フェリーで島へ渡り、利尻富士を見ながら走り、礼文島の海と崖と緑の道を走った時間は思っていた以上に濃かったなぁ〜と。
充実して全てが凝縮されていた。それなのに、終わってしまえばあっという間なんて。
空を見上げながら、そんなことをぼんやり考えていた。


わぁ、いっぱいいる!!セーフ!!
利尻島、そしてここ礼文島といい、スポットは大抵ひとりで運がよかった。いつも絶景スポット独占状態。我ながらツイてるぜ‼️
日本最北のクレープ屋さん
ジェラート&クレープ ボルボレッタ
なんだか喉が乾いて。駐車場の近くにあるお店によってみた。


日本最北のクレープ屋だって。
・・・ちょっと待てい!
日本最北限のスコトン岬
最北の湖・久種湖
最北の自衛隊・礼文分屯地
日本最北のクレープ屋さん・・・・・・・
最北だらけじゃん〜〜!!わはは!
もう「最北」と付けたもの勝ちじゃない??笑


クレープかぁ〜、久しく食べてないなぁ。食べよっかな!


店内は静かだった。シーズン中は賑わいを見せるのかな。


頼んだのはみかんホイップ。
これがとっても美味しくて。みかん🍊が半分凍っててシャリシャリとした冷たい食感。程よく疲れた体に効くチョコとホイップの甘さ。うまし!


五臓六腑にしみわたれりなう‼️


もうすぐ閉店近いのかな。さっき停まってた観光バスも既にいなくなってた。


時間はさぁもう宿に向かおう。


宿は香深港のすぐ近く。20kmちょい走れば着く。
今日の晩飯どうしようかな〜何食べようかな、近くにいい店あったかな〜、なんてこと考えながら走ってた。


r40をひたすら南下してたら、道沿いにモニュメント発見。


金環日食観測記念碑だと。


金環日食かぁ。
そういえば、懐かしの2012年5月21日の金環日食、あの日は日本の広い範囲で観測できたんだよね。
早起きして御茶ノ水駅近くの橋まで見に行ったのを思い出した。当時はまだガラケーで、なんとか写真に残そうと必死に写してた記憶がある。残念ながら画像は残ってないけど。
旅先でこういう記念碑に出会うと、忘れていた自分の記憶とふいにつながることがある。不思議だね。
旅は数日で終わってしまうけれど、天体ショーはスケールが違うわ〜
ゲストハウスのんの


カフェ兼ゲストハウスみたいな感じ。今回は個室でかなり落ち着けた。桃岩荘に泊まってたらどうだったかな。笑
チェックインした後にチェーンメンテをして、シャワー浴びたあとは近くの飲食店へ飲みに行くことにした。
お食事処・居酒屋 花文


ここは大好きな芋焼酎のソーダ割りに餃子🥟‼️
お通しにホッケのフライを出していただいた。そういや昼はホッケバーガー食べたなぁ。礼文島グルメはウニだけでなくホッケも有名なんだね。


このあと食べた〆のラーメンがまぁ美味しくて。昆布出汁の塩ラーメン‼️




昨日食べた利尻らーめん味楽の焼き醤油らーめんとは違った美味さ!
クチコミみたら、やはり美味しいと評判!やっぱりね🍜
塩ラーメン好きの私には堪らなかった。ラーメン店ではないお店で、美味しいラーメンに思わず巡りあえるのはとても嬉しいもの。
昨日は美味しい焼き醤油ラーメン、今日は塩ラーメン。どちらも昆布出汁がきいたラーメンで本当に美味しかった。
まさに飲み干す一杯!


ご馳走様でした🙏✨


日もとっぷりと。
礼文島の夜は静かに更けていく・・・
夜の島はとても静かだった。
明日は稚内に戻って旭川まで。明日からまだ北海道を3日間走って。そのあとは東北だ〜!先が長いのが嬉しい。



おやすみなさい、また明日
Relive(routeMAP)
そういや、ガソリンは利尻島にわたる前に稚内市で給油したけど、結局稚内に戻るまでもった。














