全生園で桜を眺めながら・・・

どうもです。
ここ最近の休みの日は、予定がない限りなかなか起きれません。。😴

春眠暁を覚えず。。なんでしょうかね。

満開だった桜も散り始め。。一ヶ月後には新緑の季節ですよ?
早いなぁ。。。

そして桜・・・といえば花見酒!

今年は2箇所でお花見をしてしまいました。
そのうちの一つをちょっと紹介してみましょう。

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多摩全生園

園内に咲く桜が見事ということで、行ってみたのです。
ご存知の方もいるのではないでしょうか。

多摩全生園というのは───────全国に13ある、ハンセン病の国立療養所です。
東京都東村山市と清瀬市の境にあって、今でもハンセン病患者さんがいる療養施設なのですが一般開放されています。
自宅から20分程で行ける距離にあるのですが・・・園内をちゃんと回ったことがなかったので、良い機会と色々散策してみることにしました。引っ越してから約一年後、初の訪れになりますね。

全生園を回ってみると─────まず園内の広さに驚かされます。

東京ドームが8個入るという広さの園内には、病院や住居者地区の他、郵便局や宗教施設にショッピングセンターがあったりと、まるで1つの町のようになっているのです。患者さんが外に出なくても、暮らせるような設備になっているのですね。右上のピンクの部分が「さくら公園」です。

居住区は空き家っぽい家もたくさんありましたが、洗濯物が干してある家もいくつかありました。園内の建物の至る所から給水管や排水管やらパイプが剥き出しになっていて、そういった光景もあるのか少し独特な雰囲気です。

たくさん見かけた公衆電話‍(?)。普通の公衆電話と違いますね。かなりの年季を感じさせるけど・・・


史跡もたくさんあります。

1996年に「らい予防法廃止法」が施行されるまで感染を防止するという名目で、隔離政策が推進されてきたハンセン病。意外と最近のことなんですね。

今でこそ自由に出入りができるようになっているのですが、患者さんたちはそれまで隔離されていて、この療養所から一生出ることが出来なかったそうです。

ハンセン病の歴史については、私が簡単にブログで語るなんてできないですが・・・

全生園にある「さくら公園」には、見事な桜が咲き誇っていました。

偏見や差別のまだ強かった1950年代後半(昭和30年代)に、入所者は「いつの日か職員と入所者が、あるいは市民と入所者が、この桜の花の下で、偏見や差別を乗り越えてお互いが一市民として、お花見をしながら一緒に食事を楽しんだり、時には酒を酌み交わす時代が来てほしいものだ」という深い思いを込めて資料館通りに桜を植えました。
この願いはようやくかない、現在お花見の時期には、多数の人々が訪れお花見を楽しむようになりました。────────────ハンセン病資料館HPから引用

そういった願いと思いが込められた園内には、お花見に来た地元の人たちで賑わっていました😊

私はというと。。酒でほろ酔いになりながら悲しくも美しい桜を眺めていました❀٭🍶

皆で「お花見に行こう♪」なんてノリで行くような場所ではないと思いますが、都心の名所に負けないとても見応えがある桜の風景が見られます。

全国にはこの施設のように桜の隠れた名所が沢山ありそうですね。
満開もいいけど、桜は散り始めが好きだったりします。。

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