それは突然の出来事で

房総半島にきて、ラーメンで腹も満たされ・・・ルートとしては清澄養老ラインを走り、長狭街道で房総半島を横断してから帰ろうと思った矢先のことでした。

清澄養老ラインに入って、しばらくしたところで途中がけ崩れの復旧工事でなんと通行止め。

なんと迂回するハメに!
今思うと、ここが運命の分かれ道だったんだろうなぁ。

まさか自分がこの後事故に巻き込まれるなんて、想像さえもしてなかったもんですから・・・

この時こそホントーに『ついてない』とため息が出たわけです。
というか道路情報ろくに調べてこなかったという自分のミス。

しょうがないと、看板にある迂回路とGooglemapを照らし合わせ、久留里街道へでることに。

そして・・・

久留里街道に入ってから少し走ったところで、事故は起きてしまいました。

こういったのんびりした田舎道だったのです。

この水色のラインの方向に沿って走っていました。
そして画像の通り、この道は優先道路なんです。
あの、植木の地点にきたところでしょうか。

突然視界の左側目の前からひゅっと車が入ってきました。

・・・!!!!
・・・ガシャン!!

そうです。
車とぶつかったのです。

ほぼ、正面衝突。
事故の時はなんせ脳内で処理が追いつかないのか、すぐ直後のことは覚えてなく。

たぶん、ぶつけられた車の前に私は投げ出されたんでしょう。

そして車が完璧に止まるまで………
右膝を、右脚を曲げたままフロントに押された、というのかな。

多分悲鳴をあげてたと思う。

ようやく止まったところ全く意識もあったので、運転してた人の

「ああああ!人がいない!いない!どこにいるの!!!???」

というパニック声が聞こえたのを覚えています。

私はなんとか「ここです〜…ここにいます…」と応えたのですが。

そして倒れつつも、頭は妙に冷静だったので五体満足か、痛いところはないか確認しました。

まずは、、とりあえず手足の爪先の感覚があるかとか?
何とか動くので大事には至ってないらしい。

事故直後、道路に倒れながら冷静ではありつつ。
半ば呆然としながら

車と正面衝突しちゃった・・・

あー・・・やってしまった・・・

巻き込まれてしまった・・・なんで自分が・・・

バイクもうダメかな・・・

という、思考回路がごっちゃになった、なんともいえない気持ちで倒れたバイクを見つめてたと思う。

車を運転してた人が、慌てながら警察と救急車を呼んでる声が聞こえます。

「ヘルメット脱げれる?」と聞かれたのでなんとか脱いで。

立てそうだったので、倒れてた私を抱えてくれてたおじさんが肩を貸してくれてなんとか立ち上がり、片方脱げたブーツを履きました。

先程の2点の画像と上記の画像は、事故のあとに房総半島行った時撮ったものです。

まるで現場検証だ~。
こう見ると、見通しの良さそうな道に見えるのですが・・・。

相手方の車は、あの植木で見えにくかったのか私が来たのを気付かずに、右折で進入してしまったというわけです。

ここが現場。

二回目に試しに走ってみたところ、事故と同じようにあまり注意もせず入ってきた車がありました。恐ろしい。地元の人にとっては普段車も少ない通りなんですね、きっと。

なのでバイクが向かってきてるなんて微塵も思わなく、大した目視もせず突っ込んでくるんでしょう。車が少ないから事故の絶対数が少ないということですが、優先道路を走っているバイクは要注意するに越したことはないですね💧

事故当日の話を戻して。
わらわらと警察や救急車が登場。
立てるとはいえ身体の状態を見るため救急車に乗りこむことに。

ここで一枚撮る余裕も。

嬉しくない人生初の救急車デビュー!

右の脚が痛いしなんとなく左手も痛い。
けど外傷はなし。ほんとよかったーー。

救急車の中で瞳孔チェックと脈を測られました。
とりあえず今のところは大丈夫かなと。
病院はすぐにはいかないことにしました。

この時さっさと救急車で病院に運ばれればよかったのですが…。

まだこの時点では筋肉痛をちょっと酷くしたような感じで、どうにかなると自己判断してしまったのです。

今思うと、ほんとよろしくない判断です。

その後は警察の人が事故現場の検証をしたり事情聴衆されました。
パトカーの中で質問され被害者用の書類か何か(被害届?)にサインしたりと。
そういや、どこの教習所だったかも聞かれたかな。事故の統計のためなんだろうか。

警察の人ってなれてるのか、妙に淡々としてて冷静でした。
「私もバイク乗るんですよ」「そうなんですね〜」と普通に色々と会話してた。

現場検証も終わり、保険会社とレッカーの会社に電話し、なにかと慌ただしい。

こう見えてもフロント周りが色々やられてました。(´;ω;`)ウッ

そんなこんなでレッカー車がくるまで、一時間半以上寒いところ待たされました。現場に残ってるのは私とぶつけたおばさんと、そのおばさんが契約してる保険会社の人で3人。

その保険会社の人によると・・・

事故の状況とバイクの壊れっぷりを見ると、どうやらこう喋って歩ける私の様子を見ると相当運が良く、むしろ奇跡的らしく。

「ご先祖様に守られたかもですね」と。

その時ふと、一年前に亡くなった祖母と祖父を思い出しました。
守ってくれたんだろうか。。

単純な私は本気で思ってしまったわけですが。
何故かその保険会社の人の何気ない一言で、こんな状況なのにあたたかい気持ちになりました。

ともかくプロテクター付きの装備のおかげもあるとはいえ、ヘルメットも全くの無傷でジャケットも少々擦り切れただけ。

今思うと、不思議なくらいです。

辺りももう真っ暗になったところ。
レッカー車が着きやっとのことで、私のninjaはバイク屋に運ばれていきました。

しばしのお別れ…さらばじゃ〜(ノД`)~~

ヘルメットは手に持って帰るの面倒だったので、シートバッグに入れて一緒に送っちゃいました。

いま持っててもしょうがないからね。

その後は保険会社の人に木更津駅まで送ってもらい、東京駅行きのバスに乗って帰りました。

バスの窓からぼ〜っとアクアラインのトンネルだけの景色を眺めつつ。切ない・・・
今頃は家にとっくに着き休んでたはずだったのに。

東京駅に着いたものの、ここからがマジにきつかった。足はびっこひいてる状態だしバスの乗り降りだけでも痛い。

相手方の保険会社の人は事故で身体に受けた衝撃というのは思ってるよりかなり強いと。こういう痛みは後からくる、明日の朝は起きる時とかかなり辛くなるかも・・・

と言ってたので仕事の同僚に連絡し、早番だったのを遅番に変えてもらいました。

人の足りてない休めない己の仕事がニクイ。

もうどっと精神的にも疲れがでてきて、とにかく帰って寝たい休みたい。
事故の直後はアドレナリンがでてるのか興奮してて、痛みもそれ程じゃないけど後からじんじんくるもんなんですね。

痛いし辛くなってきました(꒦ິ⌓꒦ີ)。

脚を引きずりながら家に着いた時の安堵感ときたら!

ほんと家に帰るまで何という長い一日になってしまいました。

そして帰ってからすぐに相手方から連絡がありました。

「こちらでできることはなんでもしますんで…」

ほんと人の良さそうなおばさんでぶつけてきたとはいえ
返って申し訳ない感じ。

私も人を轢いてしまったらこの先怖くて、運転なんてできないとなりそうだしなぁ。

しかしベッドに寝っ転がるのも風呂に入るのも座るのも一苦労。

アイタタタという感じ💥

その夜は興奮してるのか目を閉じたら、衝突の瞬間がフラッシュバックして何度も目が覚めてしまった。

それなりに精神的ショックもあったらしい。

あの目の前に車が来たあの、瞬間。
目に焼き付いて離れないんですよねーーー。

そして、倒れていた私のすぐ傍にいくれていたおじさんが、起き上がろうとした私を咄嗟に抱きかかえ「ダメ!!じっとしてて!!」と真剣に叱咤してくれた顔も未だに脳裏に焼き付いてます。

次の日は、契約してる保険会社、相手方の保険会社・・・警察、バイク屋からの電話があって。

私の着信歴はがっつりこれらで埋まってしまったという。

バイクは廃車にはならなくて済むらしいし、直るとこのと。
よ、よかった。。(꒦ິ⌓꒦ີ)

んで事故の二日後病院に行き診てもらいました。
どうやら骨には異常はなく、靭帯も切れてないし打撲や捻挫で済んだらしい。
入院も必要なし。しばらく通院しつつ様子見。

♨現時点の身体の異常

右脚を曲げるのが辛い。座るとき痛い。
また座ってからだと脚が持ち上がらない。
そのせいか階段の昇り降りが一段づつじゃないと無理。
左手での支障。蓋が開けれない、蛇口をひねることができない等のモノの開閉の障害。
右上腕部に痣尾てい骨も打ったせいか座ると少し痛む。

こんな感じでしょうか。

お医者さんの話だと、暫くは痛みは続くけどそのうち良くなると。

後遺症はまだ分からないけど、頭も背中も打ってないし大丈夫っぽい。
これで済んでるのだからまだ不幸中の幸いらしい。

とりあえずひとまずバイクはお休み。
直ったら懲りずに乗るんだろうけど(^^;)

いま暫くは養生することに致します。

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